普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

2021-01-01から1年間の記事一覧

振り返ってみたら道などなかった

終わりました。 そう、2021年店じまいである。家の近所のゴミ捨て場の張り紙で年の瀬を感じ入る次第。 マイルドめな注意喚起かと思いきや「置いて行くなよ」の文言から静かな憤りを感じなくもない。もう少し言うと最初は「置いて行くな」と書いていたのにそ…

え、あのひと仕事辞めるの?と噂がたつ程度には身辺整理した

2022年の仕事は納まった。ふだん出社することに対して相当なゴネを見せている僕ではあるが、昨日はあえて出社をしていた。年内最終勤務日を会社で過ごすことによって仕事終わりのカタルシスを味わうことが目的であった。 実際のところカタルシスを味わうどこ…

月曜は乙女心おじさん

在宅勤務が定着してからというもの、月曜日は9割方出社をしていない。というよりも断固として出社をしたくないというマインドでやらせていただいております。 それというのも土日で透析を2日間実施しないので身体に水分がたまりがちで顔がむくむのだ。むくん…

開かずの段ボールから衝撃の物品が

引っ越しに伴って発生する幾多の出来事のなかでも頭を悩ませる現象といえば開かずの段ボール問題である。 引っ越し準備で荷物を詰め込まれ、転居先に運ばれるものの、開梱の優先順位が低く、その段ボールは放置されたままとなる。そして気づけば部屋は快適に…

ふつうに騙されちゃった話

今週のお題「忘れたいこと」である。 忘れたいことは忘れないのに覚えていなければいけないことは忘却の彼方という困った脳内処理が行われるため、どうしたものかと考えてみたところ、ひとつ思い当たるものがあった。 結論から言ってしまうと30万円ほどもす…

たぶん宣言してとかしてなかったけど、とりあえず成した

週末に上京してから10年以上も住んでいたマンションを訪れた。 ただそれだけであればちょっとしたお出かけであるが、今回はいつもとは事情が違う。 自分の運転する車で現地へ赴いたのだ。まあレンタカーですけど。それでもこれは僕にとっての大きな出来事で…

我が家の窓から見る鳥類の交々

家の窓から広くはない道を挟んで川が見える。護岸が整備されていて、川というより深い溝の底の部分を水が流れているといった様相だ。 そこにはカモが出勤してくる。だいたい同じサイズ感の同じくらいの数のカモが我が家の家の窓から見える位置でくつろいでい…

釜虎という在宅勤務の起爆剤

日々の食はひとを元気付ける。これは紛れもない真実である。よき食事ができた日はそれだけで上機嫌だ。そして今日は非常に塩梅がよい。それというのも今日のお昼ごはんをご覧いただければお分かりいただけるかと思う。 これですよ。うなぎごぼう釜飯。控えめ…

選択肢の多さが自由な働きかたへつながる

「フリーにはたらく」すなわち自由にはたらくという言葉だけを聞くと、まずは独立してフリーランスで働くというようなことを思い浮かべる。実際、ワークスタイルとしては会社勤めよりも自由の効く部分というのは多いのだろうと思う。 僕はいま会社勤めをして…

これはもう完全に新たな門出でしょう

世の中には2種類の人間がいる。 自動車免許を取得しているものとそうでないものだ。 40歳過ぎにして、僕はついに前者になっのだ。正直なところこんな日がくるとは去年あたりまで想像していなかった。実際必要とする場面もそうそうはなかったので当然といえば…

素材とシチュエーションで乗り切れてない

牛カツという食べものに疑問を抱きはじめている。この食べもの、なにしろシズル感がすごい。メニューの写真からは勝利、しかも圧勝レベルで満足感を得られるであろうと毎度思うのだ。しかしどうだろう、食べるたびに「あら?なんか思ってたのと違うな…」と、…

前人未踏の領域に踏み込んだという部分は評価対象なのでは

少し前にスーパーで見かけて一蘭のカップラーメンを購入していた。 僕はまったく知らなかったことなのだけど、どうやら話題沸騰であったらしく、YouTuberが取り上げていたり転売されていたりとなかなか賑やかなことになっていたらしい。 それというのもやは…

出社の意義とは良きランチであることは言うまでもない

まさにこれ。良いことの権化である。今週のお題「最近あったちょっといいこと」 おいしいものに出会えればだいたい幸せ。最近も最近、今日の話だ。定年派遣おじさんと出社日がかぶると朝の早いうちからなにはなくとも昼食は何を食べるのかという話になる。僕…

-10℃に浸かっていたら2℃の水だって温く感じるでしょ

ここ数日朝晩かなりの冷え込みだったため、11月中であるにもかかわらず早くも冬のフル装備で通勤をしていた。この事態、今後のさらなる冷え込みに対応できるかどうか不安でしかない。策をねらないともしかしたら通勤中に凍死とかするかもしれない。 そんなな…

エキサイトな週末が訪れる予感

ついに… ついに教習所を通い終えた…! 長かった。ゴールデンウィークあたりからなので7ヶ月か。途中2ヶ月くらい行ってなかったりしたので通い方の要領が単純に悪かったのはあるのだけど、無事卒業ということなのでとにかくめでたいし肩の荷が降りた気分であ…

新居での雑感

たぶん1年以上ぶりに3日連続で出社をした。そしてしっかり疲れている。出社していただけなのに。週に5日会社に通っていたなんてすごい。褒めてくだされよ。と、ふざけたことを言い放つくらいには連続出社から遠ざかっていた。 会社が出来るだけ会社に来いと…

オールドメディアによる味わい深さ

僕も妻も音楽好きとして1990年代を生きてきた。そんな人間の手元に必ずと言って良いほどあったものがこれだ。 一応説明すると、「ラジカセ」である。 ラジオカセットレコーダーの略で文字通りラジオが聞けて、カセットが再生、録音できる。写真のものはCD、M…

丁寧ではないながらも「良い日本語」はある

新居での初の週末を過ごし、明けて月曜日。今日は休みをとって役所関係の手続きを行ってきた。 平日で天気もそんなによくないというのに転居に関する窓口はやけに混んでいた。みんな引っ越ししまくってんのか。街の新陳代謝が行われるのは結構なことだろうか…

荷ほどきこそ引っ越しの天王山

やっと引っ越しが終わった。かと思いきや、本当の戦いはここからなのである。荷ほどきという戦いの火蓋が切って落とされるのだ。 引っ越し当日までというのはいわば戦備期間、そして引っ越し当日に戦地入りし兵科(荷物)の配備となる。その後の荷ほどき、適…

引っ越しでまで老いを知る

明日はいよいよ引っ越しだ。懸念されていた荷物の箱詰め等、作業の進捗であるが、泣いちゃうほど出来てないことはないのだけど、楽観できるほど余裕もないといった具合に。今日は透析なので透析が終わったらもうひと仕事しなければ。 引っ越しとなるだろうな…

引っ越しはこれまでの生活の棚卸し

上京してから3度目の引っ越し。引っ越しの都度、荷物を梱包するために収納の中のものまで必要なものかどうかを確認し、場合によっては捨てたりする。 引っ越しは大掃除を兼ねているのはもちろんだが、もっと言ってしまえば人生の棚卸しをしているとも言える…

秋のエモさのブースター、あるんじゃないかい?

秋はセンチメンタルな気持ちになるというのが世の習わしだ。盛夏から徐々に気温が下がっていき、冬への道のりの中間地点に存在する秋。ディズニーで言ったら帰りのイクスピアリ、もう少し季節が進むと京葉線からJR線に乗り換える連絡通路、そして地元駅につ…

朱色の道路とそんなに関係ない引っ越し屋の話

まー赤い。赤いというか紅いというほうがふさわしいかもしれない。冒頭からこんな写真を出したというのも 今週のお題「赤いもの」 ということで繰り出した次第。 けっこうな距離を赤く塗られており、その先に止まれと表示されているので一時停止への注意喚起…

実家もしばらく行ってないと立派に他人の家だよね

実に1年10ヶ月ぶり、ほぼ2年ぶりとなる帰省を無事終えて東京に帰ってきた。ゆっくりはしていたはずなんだけど、少しの気疲れはある。実家とは言え20年以上離れていて、そのうえ2年も訪れていなければ立派に他人の家だ。もちろん帰省自体は楽しいし、家族に会…

自由が丘で不躾な脳内を矯正

東京に住んでもう20年以上経つものの、行ったことがない場所というのは山ほどある。様々な媒体でよく見聞きするような有名な地名であっても用事が発生しなければ訪れることはない。 自由が丘も僕にとってはそんな街だったが、ついに赴く機会が訪れた。引っ越…

身体の内側のなにかしらを叫びによって放り出す

今日は文化の日。祝日で仕事は休みではあったのだけど、なんだかんだと平日よりも慌ただしく過ごした。 それというのも教習所やら新居の視察やらとあまりいえでゆっくりというわけにもいかなかったことによる。そのうえ教習所あとにそのまま透析にきているの…

お酒を飲み続ける理由を10個考えるなんて、さてはお前必死だな

はてなブログ10周年特別お題「私が◯◯にハマる10の理由」 こういうのというのはアイドルだったり推しバンドだったりとか、わりかしキラキラしたものを連想しがちであるとは思うのだけど、そういう煌めきに満ちた路線は光の当たる界隈の方々にお任せするとして…

スーパーに現れる村とか畑とか

最近どうにも自炊をサボりがちである。というよりも作りたいものがないから作らないというのがしっくりくるかもしれない。 どの立場からの意見だという感じではあるが、実際料理をするのならばそれなりのモチベーションは必要だ。 買い物に行くとひととおり…

普通に戻りつつあることが普通ではない世界

最近は透析の日は在宅勤務で仕事をさっさと終わらせて速やかに透析に行くようにしている。その方が時間的なロスが少ないのだ。 しかし今日は透析の日でありながら出社をしていた。面談の予定が入れられており、当然zoomでやるのだろうなと思ったら出社して対…

玉手箱の存在意義

浦島太郎といえば物語の最後に玉手箱を開けて老人となってしまうという話ではあるが、あの玉手箱、なんなんだろうなと思ったことはないだろうか。 僕の知る限りの浦島太郎の話では竜宮城から戻った時点の浦島太郎には特に落ち度もなく、不意打ちで老人にさせ…