普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

-10℃に浸かっていたら2℃の水だって温く感じるでしょ

ここ数日朝晩かなりの冷え込みだったため、11月中であるにもかかわらず早くも冬のフル装備で通勤をしていた。この事態、今後のさらなる冷え込みに対応できるかどうか不安でしかない。策をねらないともしかしたら通勤中に凍死とかするかもしれない。

そんななか今日の気温である。そこですかさず今週のお題「あったか~い」を差し込んでしまおうじゃないか。

昨晩から朝方にかけて猛烈な風雨だったようで、それはまるで台風のような勢いを感じた。その影響なのかどうなのか、秋口の台風後のように少し湿度の高い穏やかな気温の1日となっていたので「あったかい!」と思ったわけけど、考えてみれば昨日までが寒すぎたのであって、今日が特別あたたかいということでもないのかもしれないと思い始めてきた。この季節の例年並みかもしれないし。

そう考えるとツンデレ、果てはDV彼氏の気まぐれの優しさらしきものと同じようなものであるとも言える。昨日まで胃に穴があきそうなくらいに詰められていたのに今日はあんまり詰めてこない!(まったく詰めてこないわけではない)優しい!あったかい!といった具合に。

それでもそんな彼氏が好きな女性がいるように、僕は実際の気温の具合はともかく、寒さの合間の晴れた相対的に穏やかな日が好きなので甘んじてDV彼氏からの罵詈雑言を受けようじゃないか。

ちなみにここまでの話、一切データとか見ないで書いているので今日は異例のあったかさだったりしたらそれはそれでよかったよねくらいのゆるい気持ちで流してもらえると幸いです。

 

前述の通りかなりの雨量だったので、家の窓から見える川は朝の段階では結構増水をしていた。とはいえ雨ももう止んでいたし、水量も減っていくだけなので、普段見ることのない川の姿に朝から静かにテンションをあげていたところでふと思う。

絶対に氾濫しないという保障のもとに川の増水にひそかなワクワクを感じているわけであって、これが進行形でみるみる水量が増えていっていたらたまったものではないなと。ジェットコースターをはじめとする絶叫マシンだって安全が担保されているからこその娯楽であって、「ジェットコースターのそこの急カーブ、ひとが振り落とされるかどうかは五分ですね」とか、「このゴンドラたまに飛んでいっちゃうんですけど、こないだはずいぶん遠くに飛びましたよー」などと言われたらそれはもうランダム性の高い執行刑だろう。そもそも川をそういう目線で見るなと言われたら返すお言葉もございやせん。

 

なんだかあったかいからそれてしまったので、軌道修正をする。今日、お昼ご飯を近所和のスーパに川沿いの道を通って昼食を買いにいったところ、すっかり水量の落ち着いた川の沿岸に鳩が2羽。クチバシどおしをくっつけあわせ、たいそういちゃついておられた。ほんとはどういう意味があるのかは知らないが。

あまりにもいちゃこいていたものだからここはひとつ写真におさめてやろうとスマホのカメラを向けた途端

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これである。これなんてもう1羽がその場から立ち去ろうとしているけれども、カメラを向けた瞬間はちゅっちゅしてる状況からスッと2羽とも川の方向を揃って向き、何もなかったように振る舞っていた。不倫カップルかなんか。

あ、でも、この不毛とも言える鳩へのデバガメ行為をしていたときは気温もこころも穏やかであった。

やっぱり今日は「あったか〜い」ということで。