普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

出社の意義とは良きランチであることは言うまでもない

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まさにこれ。良いことの権化である。今週のお題「最近あったちょっといいこと」

おいしいものに出会えればだいたい幸せ。最近も最近、今日の話だ。定年派遣おじさんと出社日がかぶると朝の早いうちからなにはなくとも昼食は何を食べるのかという話になる。僕とおじさんは出社の意義をよき昼食を摂るということに見出しているのだ。それもかなりの割合で。

そんな朝の定例ミーティングで今日は部内の女性が推している魚の美味しいというお店にいくと聞かされた。呼ばれてはいないがおじさんの付き添いくらいの感じでいくのは問題ないだろう。そもそも僕は省スペースに長けている人間なのでお邪魔にはなりませんとも。

こうしてぬるりとお昼ご飯が決まり迎えたお昼休み、足早にお目当てのお店へ向かった。

よきものとあらかじめ聞かされているというのはハードルががっしょんがっしょんに上がりまくっているということである。「いやー、おもしろい話があったんだけど」と話しはじめたひとへの期待値以上だ。だいたいこの手の話しはじめをするひとの話はスベリ気味ではあるが、果たしてこのお魚ランチはいかがかものか。

結果は冒頭の通り、良きものの権化が提供され、幸せな気持ちに満たされた昼食となったのであった。

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ランチ全景をのっけちゃう。

写真右上、しじみの味噌汁だったのだけど、これがまた非常に塩梅がよく、貝のダシってんですか、そういったものがみなぎっていた。オルニチン祭り開催。

僕の写真の撮り方がいまいちなので伝わり切っていないと思うのだけど、この海鮮丼はお刺身の量がえらいことになっている。

再掲。ほれ、ご覧なされ。

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当然のようにご飯は見えない。そして重なり合っていて見えないお刺身も盛り沢山なのだ。たぶんこれ、刺し盛りくらいは言うに及ばず、舟盛りくらいまでいけるぞ。サイズ感はカヌーくらいになっちゃうかもしれないけど。舟盛りだって帆船みたいなのばっかとは限らないのでこれもまた一興。船に持ってあればそれは舟盛りだ。

お題にもなっている「ちょっといいこと」というのはこういう日常にとけこんでおり、それを感じられるというのは心にある程度余裕のあるときなのだと思う。これが心がささくれ立っていたら今日のような素敵な海鮮丼を食べても空腹を満たすだけの生魚が乗った酸っぱいご飯でしかない。

そういう意味では僕はわりとそういう幸せを感じるのが得意かもしれない。天気が良いだけで上機嫌だったりする日もあるので。まあなにかとちょろい人間であるが、わりと生きやすいかもとも思っております。

ちなみにおじさんとそのランチ仲間のもう1人のおじさんは以前まで通っていた海鮮丼ランチを出すお店が2年以上前に閉店してしまって以降ずっとランチのローテーションに組み込める海鮮丼のお店を探していたとのことで、今日のお店に出会って感慨深げな表情をしていた。2年探し求めるってすごいな。昔話だったらここの店主は王様と謁見して褒美をもらうくらいはしそうだ。

 

よいところを推しまくったところでひとつ真実を明かすと、僕には物量が過多であり、食べていて最後の方は義務感で食べていたことをひっそり打ち明けておきます。真顔フィニッシュでしたもの。

でもこれは別のひとからすれば有益な情報になるかもしれない。

とかいっていっつも食べ物の写真だけ載せておいてお店の名前とか載せてないな。まあ今日の軸は「いいこと」なのでおめこぼしくだされよ。それではまた次回でーす。