普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

丁寧ではないながらも「良い日本語」はある

新居での初の週末を過ごし、明けて月曜日。今日は休みをとって役所関係の手続きを行ってきた。

平日で天気もそんなによくないというのに転居に関する窓口はやけに混んでいた。みんな引っ越ししまくってんのか。街の新陳代謝が行われるのは結構なことだろうから1ヶ月に1回くらい引っ越したら良いと思う。僕はしないけど。

あれやこれやと手続きをしていくなか渡されたこんな札。

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一番うえの行、「3番の前で待ってください。この番号で呼びます」とある。絶妙に丁寧すぎないのがよいと思う。昨今のサービス業だと「3番の前でお待ちください。こちらの番号でお呼び出し致します」とかになりそうなところだが、へりくだることなく常温の丁寧さで接している。なんならちょっと山岡士郎がしゃべってそうな言い回しっぽさもあると思う。

「3番の前で待ってください。この番号で呼びますよ。本当の転居手続きをお見せします。」とまあこんな塩梅で。

そこで登場する京極さん「なんちゅう引っ越し手続きをしてくれたんや。これに比べたらマイナンバーカードの手続きなんかカスや」などと働く職員の方々の反感しかかわない謎発言を繰り出して空気を乱すだけ乱して帰って行く。

この番号札からそんなことを考えさせられた。要は暇だったのである。

普通の転居手続きも終わったところで病気関連の医療券等も更新。こちらは絶対数が少ないのであまり待たずにスムーズに終わった。

やらなければいけないことはこのくらいのはずなのだけど、僕の性格上なにか見落としがあるような気がする。大丈夫と思っているときほどミスをする安定の不安人材とは何を隠そう僕のことだ。生暖かく接していただきたい所存。

 

手続き関連は休みを取ったかいあってひととおり済ませることができたのだけど、引っ越しに付随する作業というのはまだまだある。

引っ越しを機にレンジラックを新調したのだ。新しい住居で過不足ないよう使えるものを妻が調達していた。

僕はてっきり棚がずどーんと届いているものかと思ったのだが、実際のところは自分で組み立てるスタイルのもので、組み立てを必要とするものだった。木の板などが入っていることはもちろん予想できたのだけど、

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これ。なんかぞわっとしませんか。ダメな人は直視できないんじゃないかと思う。そんなこともあり思わず写真を撮ってしまった。そしてこらを全部使い切るようなDIY精神たっぷりで作業にのぞまなければいけないという事実に途方に暮れた。

とはいえ、やりはじめてしまえば意外と楽しく組み立てていけるもので、力技が必要とかそんな場面以外は穏当な作業となった。

そうして出来上がったのがこちら。

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広角カメラで撮ったらなにかいろいろゆがんで不可能図形みたいになってしまった。

そして右の方に小さく写り込んでいるフタをされた甕はいわくありげなビジュアルをしていながらゴミ袋入れであることをご報告いたします。あれでいつか壺漬け的なものを作ってみたいと画策しておるのですよ。アイデア求む。

 

引っ越しの片付けはまだ少しかかりそうだけれども、開かずの段ボールを発生させないようにお祓いするような気持ちで片付けに臨んでいこうと思う。