普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

引っ越しはこれまでの生活の棚卸し

上京してから3度目の引っ越し。引っ越しの都度、荷物を梱包するために収納の中のものまで必要なものかどうかを確認し、場合によっては捨てたりする。

引っ越しは大掃除を兼ねているのはもちろんだが、もっと言ってしまえば人生の棚卸しをしているとも言えるなと感じた。

それまでの生活というのが否が応にも見えてくる。いつも大事にしていて目に見える範囲に置いてあるもの、そんなに使わないし引き出しの中にでも入れておこうかなというもの、絶対使わないんだけどなんか捨てられないから収納の奥の方にでも入れておこうかなというもの。様々だ。

そんな中から収納の奥の方にでも案件に該当する物品が見つかった。

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歴代の携帯電話およびスマートフォンである。

これはなかなかのもので、左上のものなどたぶん20年くらい前に使用していたものだ。手に取ってみたらおもちゃみたいな質感であった。カメラもついていない。正真正銘の携帯電話である。

思えば、なぜ携帯電話にカメラ機能をつけようという話になったのだろうか。電話で写真を撮るという発想だけだといかんせん突拍子もない話でなある気がする。

推測として、当時流行っていたプリクラの影響も考えられるが、電話であるという本質を活かしてテレビ電話を目指していたのかもしれない。そうして研究していくうちに映像は難しいけど、静止画ならとカメラ機能はとしてリリースされたのかもしれない。まったく調べてないのでめちゃくちゃ適当言ってますけども。

それが今や電話の方が高性能機に間借りさせてもらっているみたいな状況なのだから価値観というものは変わるものだ。

さて、これらの遺物、開いたり裏返したりしたものがこちら。

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スマホのほうはもうこの時点では何が何やらという感じなのでいうこともないが、ガラケーの方、

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液晶が今では考えられないくらいに小さい。実際何してたんだかあまり思い出せないが、あれでゲームとかやっていたんどから根性あるものである。特に一番ひだりの青いやつ、その液晶でなにすんのかねという小さなである。ネット(というかiモード)も出来てかどうか微妙な機種だったと思う。

左の青いのもそこそこ思い出深い一品ではあるのだが、それ以上に右の黄緑のやつである。

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ちょっとよく見てもらうと、色は黄緑だけど、メタルプレートみたいな柄になっていて、店頭で見つけた時には物珍しさもありこの機種に即決したのを覚えている。うむ、良き買い物をしたと。

そして数日、なんでメタルプレートなんだろうなあと改めて携帯を眺めていたところ

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象!!

これ象柄だよ!!

黄緑のメタルプレート以上に理由がわかんないよ!

と、激しく動揺したが購入したものは仕方ないし、言わなきゃわからない程度だろうとそのまま使い続けた。それどころか最終的には象柄であることを周りに吹聴していたくらいには気に入っていた。その頃になってもやっぱり「なんで象…?」とは思っていたが。ちなみにこの携帯は電源をいれても何かと象押しであった。そのときは外観が象だと思いもしなかったのだなんで象なんだろうなあと思っていたが、最初から最後までなにもかも象だった。潔い。これもまた思い出深い一品である。

棚卸しだなんだといって携帯見つけて懐かしやーと引っ越しの準備が全然進んでないみたいな感じに見えているかもしれないが今回は先手を打った。

次回のブログ更新は引っ越し前夜となるのでまたその時にでも詳細お伝えします。

 

荷造り全然終わってなくてすんすん泣いてるかもしれないのでそうなってたら大人の対応をおねがいします。