普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

今年の人間ドックのメインディッシュは胃カメラではなかった

義実家帰省のこと忘れないうちに書こうと思ったので時系列がずれてしまったけど、先週金曜は人間ドックに行ってきたのであった。ちょうど1年ぶりくらい。

去年と同じ健診センターだったので、迷うこともなく現地に到着。センターに入って一言目にかけられた言葉は「いらっしゃいませ」だった。そこで感じるほのかな違和感。たぶん、病院みたいなところだと思ってるから感じた違和感なのだと思う。病院でそんなお客さん扱いして(お客さんではあるんだけど)歓迎ムードで出迎えたら気を悪くするひとだっているだろう。言われ慣れてないから「あれ?」とは思ったものの、僕は病院でいらっしゃいませでも気にならないけど。

でも考えてみれば検診センターは設備は病院めいているけど、必ずしも病気のひとが来る場所でもないし、なんなら半数以上のひとは病気じゃないお墨付きを得て帰っていくのだろうから、やっぱりサービスを提供する側とお客さんとして「いらっしゃいませ」でいいのか。ややこし。

手続きを済ませ健診を開始。相変わらずシステマチックに進んでいく。途中採血があって、その看護師さんがちょいクセ強なひとだった。採血自体はつつがなく終わったのだけど、その結果如何で胃カメラのときに鎮静剤が使えなくなるかもしれない旨を説明してくれたとき、仮に鎮静剤を使えなくなったとしても胃カメラは受けることを伝えたら「了解です🫡」と敬礼のポーズをとったのだ。お若い感じのかわいらしい看護師さんだったこともあってか、「これは…あざといなのか…?」と固まってしまった。やはりただのクセ強か。判断に迷うところだ。

それにしても鎮静剤なしでの胃カメラの可能性が出てくるとは。パンドラの匣が開いてしまうのか…

それはそれとして健診は続く。実は今回の健診、採血に重きを置いていた。毎年肝臓の数値が微妙で、通院するほどでもないながらもまあ気にしておいた方が良いよね、くらいの値であったのだ。ここは白黒つけてやろうじゃないかと今年は健診5日前から断酒をするという周到ぶり。これで数値が悪いわけがない。

 

注目の結果は…

 

前年とほぼ変わらず。いやまあ去年よりは数値としてはよかったけれども、ギブとテイクが釣り合っていない。結果を伝えてくれた医師は事情なんか知る由もないので淡々と数値を伝えてくれたが、あまりにも納得いかないので、「僕、お酒我慢してきたんですけどね」とダル絡みをしてしまった。知らんがな。こうして来年は健診前にお酒を我慢しないことが大決定したのであった。

不貞腐れながらも健診も大詰め。もうひとつのメインイベントである胃カメラである。無事、鎮静剤は使えることとなった。去年は鎮静剤の効きが非常によかったので始まるかと思ったら終わっていた。今年も概ね同様で、検査開始時、横になったときの目線の先に注意書きのテプラがあり、その内容が「黄色っぽい方が上!」と注意書きの割には表現が曖昧だな〜などと思っていたらいつの間にか検査は終わっていた。

胃カメラの結果もほぼ前年と変わらず。多少の炎症はあれども心配するほどのことではないレベル。よかった。

これにて健診は終了。(主に胃カメラを)頑張った自分にご褒美タイムとなる。胃カメラでいじめ抜かれた胃にご褒美のラーメンを注ぎ込んでやるのだ。健診は池袋で行っているのでラーメン屋には事欠かない。のだけど、この日は午後から在宅勤務することになっていたため念の為家の近くまで戻ってお店を選んだ。当初、午後休む予定だったけど、義実家帰省前に仕事がキリの良いところまで終わっておらず仕方なくの勤務であることは強く主張しておきたい。我ながら1ミリの真面目さもない。

最寄り駅まで戻り、時間的にもラーメンを食べても午後の在宅勤務には間に合う時間。なんだか健診後は家系ラーメンを食べる流れが定着しているのでこの日も最近できた家系ラーメン屋をチョイス。

赤いテーブルの家系のお店って外国人スタッフ多くないですか

さすがに5日もお酒を飲んでいないので、検査結果とかはともかくとにかく食欲についてはすこぶる快調で、あっという間にご褒美を胃におさめることができた。胃カメラあとによくこんなジャンク食べるよなと自分でも思うけど、ちゃんと頑張ったときこそ身体に悪そうなものを食べたくなるものである。

こうして今年の人間ドックも終わりを迎えた。胃カメラのことを考えるとうっすら憂鬱になる日々までの猶予がいったんリセットされた。

皆様においても(特に中年以降のひとは)健診真面目にうけなはれや〜。

田園風景が沁みる年齢になってきちゃったわけですよ

週末から今日までは義実家へ帰省していた。移動が在来線となるため、遠くに行っている感じが若干薄まるが、かけている時間を考えれば十分旅情を感じることのできる距離感である。

予定通りに家を出て、義実家最寄駅まで向かう途中、最近義実家帰省時に恒例となっているお昼ご飯タイムのお誘いがあった。ふだん行かないお店に行けるのは嬉しさしかないので即断即決で快諾。今回はオーガニック野菜とお蕎麦を提供する雰囲気の良いお店を提案してもらった。

東京にいたらまず巡り合わないタイプのお店

前日は人間ドックも終え、マクドナルドとウイスキーというジャンク丸出しの晩酌を執り行っていたため、身体にもメンタルにも良さそうなお店で非常に助かる。なんならちょっとお蕎麦食べたいなって思っていたくらいなので、迷わずこのお店一押しと思われる野菜とお蕎麦のセットをオーダーした。

下の写真は蕎麦豆腐なるたべもの。こんにゃくにあらず。

前菜がでてきた時点で良さそうさしかないので思わず飲酒に走る。

前日のジャンク丸出しとはうってかわってトレビアン

お蕎麦とワインって世田谷区民*1かという組み合わせだ。ワインの銘柄までは書いてなかったけど、たぶんお蕎麦とのマッチングを考えられているものを提供されているであろうものだったので、ついついおかわりしてしまった。上品そうな雰囲気をただよわせながら昼酒かっくらっているだけなのはいうまでもない。

主役のお蕎麦。このくらいの色のお蕎麦が一番好み。

オーガニックのお店なので天ぷらも野菜の天ぷら盛り合わせ。天ぷらを食べるたびに思うけど、天ぷらってつくづく他所で食べうるべき食べ物だなと思う。家で作るとせっかく揚げ物をするのだからという貧乏根性で作りすぎてしまう傾向にあるし、そんなことしている間に揚げたてを食べ損ねてしまったりするのでお店で一人前を提供してもらうに限る。お蕎麦も上品にお腹におさまって上機嫌である。おとな時間だな〜。

上品なお昼ご飯に舌鼓を打ち義実家へ向かう。途中、みるみるうちに不穏そのものの空模様となり、義実家到着と共に堰を切ったかのように土砂降りの雨となった。あっぶねえ。

義実家ではゆるりと過ごすことが恒例となっているので作法に則りまったり過ごしこの日は就寝。と、思ったら深夜に緊急地震警報が鳴り響き、激しい揺れが。震度5弱の地震だったらしい。ほぼ震源地みたいな場所に義実家があるので産直の揺れで心の底からビビり倒した。しかもなんだか地震直前の警報が鳴る前、なんだか地響きのような音が聞こえたような気がしたんだよな。寝ぼけている可能性があるのであまり自信ないけど。

この地震が起こる少し前、迷惑系YouTuberが平将門の首塚によじ登ったとかで、大雨にしろ地震にしろ将門の祟りだったのではといわれているのを後から知った。ちなみに義実家は平将門出生の地である。将門様、そんな連帯責任じゃなくて悪ふざけをした本人だけを地割れに落とすとかして欲しい。ていうかなんだよ、迷惑系って。ただの罰当たりのならずものじゃないか。

 

明けて翌日。天気はいまいちではあるけれども気温は夏の気温だ。これもまた義実家恒例となりつつあるお庭プールを催すことに。

もちろん入るのは子のみ

庭でプールって残念ながら都心に住んでいたら子に味わわせてあげられないので、この機会に存分に楽しんでもらった。しかしどうなんだろ、タワマン勢は広いバルコニーとかで擬似お庭プールなんかをするんだろうか。僕は(妻も)協調性なし人間なので色々とルールの厳しそうな集合住宅に住むのとか絶対に無理だろうけど。最近2LDK庭付き戸建てへの憧れが強くなってきた。それこそ都内じゃ夢のまた夢だけれども。

ひと通り子にはじゃぶじゃぶしてもらって陸に上がってもらい、夕飯の買い物へ。義実家が所有している(管理はしていない)、田んぼの様子を見させてもらった。

日本人の心に刻みつけられた原風景だと思う。

20代の頃なんかは田園風景を見ても特に何も思わなかったけれども、年齢を重ねるにつれて収穫直前のこの豊穣な景色というものに心動かされるようになってきた。何がってこともなく「なんかいいな〜」という安らぎに似た気持ちとでも言えそうな、そんな気持ちになる。

この日も義母の手料理による素敵晩酌を堪能。なんでだかはわからないけれども、我らが子は義弟にぐいぐい行きすぎるきらいがある。義弟は物静かな人物なので、子は義弟になんとかかまって欲しいのかもしれない。義弟は義弟なりに子をかわいがってくれているのはわかるので、そういった機微というものを子には養って欲しい。

良い時間までまったりし、せっかくテレビがあったのにVIVANTを見忘れていたことに気づき、TverでVIVANTの見逃し配信を見ようとするも眠気と酔いで内容が全然頭に入って来ず、諦めて寝る。

 

そして本日。前回の義実家帰省時にシャボン玉のバブルガンが子の心に刺さりまくっていたようなのでシャボン液を補充し子と楽しもうと庭に出た。のだけど、庭に出てものの数分で「おうちにはいろっか」と提案されてしまう。え、なんで、あんなにシャボン玉でおおはしゃぎだったのに。でも考えてみると前回シャボン玉楽しんだのってGWくらいだったしな。真夏の気温の中シャボン玉うぇ〜いにはならんか。ナイス判断、子。

今日は透析の日だったので、早めに東京に戻らねばならず、まったりしすぎない程度にまったり。お昼ご飯をいただき、義母に駅まで送ってもらった。義実家は本当に良いところで色々気遣っていただけるのだけど、いかんせん駅からの距離がバグっているため、送迎ありきというのが本当に心苦しい。駅前でレンタカーでも借りたらいいのかなと思ったりもするのだけど、免許取得から5年は経とうとしている今、運転経験1回という未必の故意にも似た状況を作り出してしまうように思えるので運転は避けるべきだろう。

そんな人間が何を2LDK庭付きかといったところである。仮に車の必要性がそんなにない都心にそれを構えることができたなら、よほど財力がうなっていると思うので、このブログの読者のみなさん全員招待して連日連夜狂宴を繰り広げたい。

は〜、資金洗浄の必要のないお金降ってこないかな〜。

*1:主に成城

恋焦がれたパイコー飯はヤンデレ飯だった

行ってきました!行ってきましたよ、前回自業自得で食べられなかったパイコー飯を食べに。まずはその写真からどうぞ。

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想像していたもの、というか、これまで食べてたことのあるパイコー飯と思ってたものと全然違った。

でも考えてみれば前食べたことのあるものはパイコー"丼"、パイコー"弁当"だったりしたのでパイコー"飯"となるとまた状態が異なるものなのかもしれない。

上がパイコー丼、見切れちゃてるけど下がパイコー弁当。いずれにせよパイコーとはこんな感じのもの。

これに関しては他のお店のパイコー飯を食べに行って要検証である。昔食べたことのある香港飯みたいに地方のB級グルメばりに定義が曖昧という可能性もなくはないが、それならそれで楽しい食べ物なので掘り下げ甲斐がある。

肝心の感想なわけだけど、これ、写真で伝わってるかな、何を差し置いても「多い」であった。もうほんととにかく量が多かった。味とかそんなんもんよりまずそこである。人間ドックに備え、お酒を飲んでいない磐石な胃腸をもってしても死闘を繰り広げることとなってしまったのである。なんとか完食はしたものの、食べ終わったときの感想は「多かったな〜…」以外出てこず、しばらくはここでのパイコー飯はいいかな、とまで思ってしまった。ただ、三分の一くらいまで食べ進めていた時点ではきちんと感想は「おいしいな〜😋」であった。でも食べても食べても減らない"あん"に最終的には前述の感想となったのである。

写真だけだとどんな食べ物かいまいち伝わりづらいと思うのでいちおう説明すると、五香粉で味付けされた豚の唐揚げ的なものが卵あんかけでとじられたものがご飯にかかっていたのが今回のパイコー飯である。五香粉ってのがいまいちピンとがない方もいるかもしれないけど、要は八角をはじめとしたスパイスの効いた粉である。もっと雑に言うと「台湾味」であると言える。台湾行ったことないけど。台湾経験者に聞くと台湾はなんでもこの味らしい。和食のだし、醤油ポジションあたりになるのだろうか。

それがロースとんかつ2枚分くらい含まれていたので多くないわけがない。おいしいよ。おいしいんだけども、いかんせん量が…おいしかっただけにもっと少ない量で食べて、「また食べたいな」の余韻につなげていきたかったな。提供量に対するサービス精神がヤンデレ級なので今後のお付き合いを敬遠する結果となってしまったのはなんとも惜しい話だ。

ただ、死闘の末に息も絶え絶えお店を後にしたところ、お店へと続く階段には行列ができていた。やっぱりおいしいし人気店なんだな。でもね、デスクワーカーがあの量を毎日食べてたらまじ死ぬよ。大して身体を動かすわけでもないのにあの量を毎日食べて過ごしていたら病気にならないわけがない。世の中にはびこる生活習慣病の一因を垣間見たような気がする。食事はおいしいものをほどほどが一番よ。

パイコー飯体験談としてはここまでの通りなのだけど、パイコー飯まったく関係なく、オーダーを待つ間に僕の正面に座ったおじさんが癖強だったのでそちらについても共有しておきたい。

歳の頃は初老。見た目は志村けんの変なおじさんみのある風体。それでいて周りのひとに気を遣いながら着席し、ラーメンをオーダーしていた。ラーメンが提供され、食べ始めたわけだけど、なんとおじさん、ラーメンに添えられた持ち柄のついたレンゲで食事を開始したのだ。ひとくちめだけかなと思ったら完食するまでそのすべてをレンゲで食べ切った。それどころかなんと餃子までレンゲで!変なおじさん風の丁寧な紳士かなと思ったら紳士の心をもつ変なおじさんだった。現場からは以上です。

パイコー飯の提供に思ったより時間がかかり、おじさんのラーメンの方がだいぶ早く提供されていたので食事風景につい魅入ってしまった。このお店のパイコー飯は(量的な意味で)しばらくいいかなと思ったけど、おじさんにはまた会いたい。

顔面最高なのに付き合ってみると「あれ?」っていうやつ

火曜は久々の出社だった。実にほぼ2週間ぶり。その間全部休みってことではなく在宅で働いてはいたけども、出社も2週間ぶりともなると良い気分転換である。何よりお昼ご飯の選択肢が段違いだ。最近在宅勤務時のお昼ご飯のマンネリ化が問題となっていたので、良い清涼剤としての役割を果たしてくれた。

2週間ぶりともなると既知のお店でもじゅうぶんではあったのだけど、今週は人間ドックがあってお酒を飲んでいないので、胃腸の調子がばっちりであることを活かしていきたい。そうなると攻めに転じて初訪問チャレンジのときである。

午前中はお昼ご飯厳選に全身全霊を注ぎ*1、導き出した答えは『排骨飯(パイコー飯)』だ。以前まで家の近く、職場の近くで食べられたのだけど、家の近くのお店は閉店し、職場は引っ越ししてしまったのでしばらく食べていない。今こそ蓄積されたパイコー飯欲を解き放つ時がきたのだ。

そうと決まればお昼休憩とともにお店に向かえるように事前リサーチを済ませ*2、お店を決定。休憩開始を今か今かと待ち侘び、時計の針が休憩時間を指した瞬間に脱兎の勢いでお店に向かった。

まあさ、こうなるよね

お店は月曜、火曜休みであった。鼻息荒いときほどこんなもんよね。お盆仕様かなと思ったけど、後から食べログのページを見たらきっちり月・火休みって書いてあった。おばかさん。

肩を落として立ち尽くすも、お昼休みは有限である。速やかな戦略的転進が求められる場面だ。現在地からリカバリー可能なお店に思いを巡らせたところ、いつもひとが並んでいる牛カツ屋があることを思い出した。

牛カツ…

兼ねてより僕は牛カツのおかず力に対して懐疑的な姿勢をとっている。

牛肉もカツもおいしいのに、牛カツになるとお互いの良いところを活かせてないんじゃない?見た目のシズル感は外食産業の中でもトップランカーなのに、食べると「あれ?」となることで(僕に)お馴染みの牛カツ。

上に貼った記事の日付をみたらもう5年前だ。あれから時も経っているし、あの時は出前だったのに対し今回は行列店。評価が覆るのでは。この牛カツへの懐疑的な気持ちへの答え合わせのため、人気の牛カツ屋へ向かった。

お盆効果なのか、幸いにもほぼ待つことなく入店。席に通されまず運ばれてきたのがこれ。

七輪のまわりに書いている文字、読めたことないな

こちとらカツを食べにきたってのに七輪とな。訝しんでいると定食がサーブされた。

品数豊富

このとき、食べ方指南を受けられるので、教えを請うたところ、牛カツがレアなので、最初に提供された七輪で焼いて食べてくださいね、とのことだった。

レアという範疇なのかは一考の余地がある

要はこういうことである。

見た目のわりに火力は控えめ

ここまで写真をご覧になっていただいて、やはりすごいシズル感なんじゃないかと思う。僕も食べながら「お〜、いまおれ、めちゃくちゃ”おいしそう”を食べてるな」と幾度となく思った。

が、しかしですね、やっぱり見た目ほどグッとこないというか…というかこれ焼肉じゃん!と思ったりもしたけれども、そのような態度はおくびにも出さずただひたすら七輪で肉を焼いた。

いやね、おいしいにはおいしい。でもやっぱりビジュに勝てない。そしてカツとはという哲学に辿り着いてしまう。逆に、焼肉屋で衣を纏わせたお肉を提供したらそっちの方がウケがいいんじゃないかまであるのではとすら思ってしまった。

あと、決定的なところで、お値段的に北里さん2名導入しているので、2名の働きに及んでいないのではというもやもやポイントもあった。店内を見渡すと半数以上が外国人観光客だったので、まあそういうことかという部分もあったのだけど。これは入ってみないとわからないし、この機会に知れてよかったよね、というのもある。そして何より僕の中の牛カツ観がより定まったので、その点においてもこの日牛カツを食べられてよかった。次牛カツを食べるのは10年後くらいだろうな。

*1:働いてます

*2:働いてます

トミカ博は物理で圧倒されるパワータイプのイベントだった

帰省ネタが続いていたので書きそびれていたけれども、帰省から東京に戻ってきてからはトミカ博にも行っていた。

お盆とはいえ平日だったので混み具合はそこそこ

行ってみて思ったのは結局のところ販促イベントなのだなということ。色々なトミカを見て、「うわー!あのトミカ欲しい!」ってなってもらいましょうの場ということなのだ。なんだか勝手に大人の知的好奇心も満たしてくれるようなイベントなのかなと思っていたのだけど、そういうものというよりは現行の販売商品を展示したり、それを手に取って遊べたりとかそういうことを中心とするイベントだったように感じた。

そりゃイベントの根幹たるトミカがそもそも商品なわけで、それのイベントで販売を促進しない理由がないわけだけれども。「へ〜」という小ネタみたいのは一切なく、トミカという物理で圧倒され続けるというパワータイプのイベントなのであった。

もちろんそれで良くて、子どもたちは大喜びなのでイベントとしての方向性は大正解なのだと思う。僕が子どもの頃はトミカ属性はなかったけど、そんな自分でも大喜びだっただろうなと思える展示の数々だった。

こんなものを眼前に繰り広げられたら陥落しないわけがない

こういったものを散々目に焼き付けられて最後のトドメで当然お土産コーナーがある。それこそトミカ1台から買えてしまうので、「せっかくだから買うか〜」になる。そして、お会計を済ませるとダストシュートばりに出口へと直結する導線が敷かれていたのも大人すぎて痺れた。*1

と、まあここまでが会場で感じたこと。大人(というか僕)からすると会場内よりも会場外の方が思うことが多かった。ちなみに会場は有明GYM-EXというところで、行きはゆりかもめを利用して向かった。駅から見える会場がこちら。

画像サイズが他のと違ってしまった

 

なんだかこの光景がすでにトミカを大量に並べたようである。そして、会場へ向かう途中の景色。

星新一の「生活維持省」の舞台ってこんななんじゃないかと思う

いかにも”あの辺”という感じの光景であると思う。整然としているのに醸し出すディストピア感。この日の天気が悪かったというのもあるとは思うけど。まあそりゃ100年前までは海だったところをごりっごりに造成しまくって陸地を作っているんだから生活感なんか生まれるのはあと500年くらい先なんじゃないかという話にはなってくるのかもしれない。

というかね、前述の通り最終的にはゆりかもめでこの地に降り立っているわけなのだけれど、東京西側の民からするとめっちゃくちゃ遠いんすよ。会場まで2時間近くかかっている。都内移動して2時間って家から奥多摩行くより遠いと思う。

ただ、気づいたこともあって、愚直に会場最寄り駅というとゆりかもめの有明テニスの森駅になるのだけど、国際展示場駅も十分徒歩圏内であることから、東京西側の民はりんかい線を利用しての来場がおすすめです。りんかい線ならタイミングよければ新宿から1本だし。

なんでそれに気づけたかといえば、トミカ博後にご飯を食べようとなったとき、飲食店がありそうなのは有明ガーデンくらいしかなく、有明ガーデンって今年の春にHELLOWEENのライブを見に行ったところだとまず気づき、それなら国際展示場駅も行けちゃうよね、という話なのであった。

そういったことから僕らも帰りはりんかい線で帰った。そしたら所要時間約半分。「知っている」は人生の無駄をなくすのだなと感じた次第である。

HELLOWEENといいトミカといい、今年はなんだか有明づいているような気がするのでもしかしたら年末までにあと1回くらい訪れるかもしれないな。なんて仄かな予感を感じつつ本日はこれにて。

来場記念のおみやげトミカ。これもらえると思えば入場料タダみたいなもんだ。

*1:とくに買い物しないと「お買い物をされない方はこちら」と会場に戻される。

甥が宝くじ300回当選して石油王と懇ろになりますように

帰省編ラスト。東京に戻る日ではあるものの、夕方頃に帰るつもりだと甥に伝えると、またもやお出かけを提案してくれた。甥が石油王と懇ろになって生活全部保証してもらえるようになりますように。

この日のお出かけ先は浜松にあるエアーパークというところ。

www.mod.go.jp

リンクの通り、航空自衛隊絡みの施設のようで、要は飛行機がふんだんに展示されている場所である。こどもがいっちばん好きなやつだ。わかってるな〜、甥。

施設に到着。敷地内の屋外にも飛行機が展示されている。

魅力の伝わりそうな適当な写真がなかったけど、まあこんな雰囲気。

施設の内容的に、航空自衛隊ならではの戦闘機の数々が見られるというところがここのアツいところであるのだけど、我らが子はまだ国防とか戦闘とかよくわかってないので、そこに飛行機が存在しているということにテンションをぶちあげていた。国防を語り出す幼児がいたらそれはそれで心配になってしまっているところなので、その点においては健やかに成長している。

当たり前といえば当たり前なのだけど、飛行機って車と違って翼の分だけ幅がある。全景を写真におさめようと思うとなかなか考えて撮影しないといけなく、この日撮った写真を見返してみたら部分的にしか撮れてないものが多かった。

それにしたってこれは部分的すぎ。もぐらっぽいな〜と思って撮ったんだと思うけど。

紅の豚を思わせるレトロデザイン

この日もやっぱり幼児連れだと駆け足気味で巡ることになってしまったけど、フライトシミュレーターなんかもあったりして、それなりに施設を堪能することはできたと思う。戦闘機乗り養成の体裁のもので、リアルだったら出撃までに二桁は命を散らしているところだった。エースコンバット(ゲーム)ならけっこういけるんだけどな。

着座可能コーナーもある

ひと通り楽しんだところでおなかもすいてきた。帰りがてらどこか寄ってみようという話になり、選んだのはこちら。

地方に行くとこの風情のお店があって心躍るものがある

静岡を中心にチェーン展開するラーメンファミレスの五味八珍(ごみはっちん)である。静岡限定チェーンといえばハンバーグのさわやか一択であるかのように思われがちであるが、こちらもなかなかの実力者だ。愛知でいうところのスガキヤくらいの器量はある。

メニューの内容も絶妙に都内にはない感じ。バーミヤンはあくまでも中華料理のファミレスであるが、五味八珍は”ラーメンファミレス”なのである。

店長がすすめてくれるっつーなら頼んじゃうYO

お肉を炒めたものが載ってるタイプのラーメン

ひと口食べて「こういうのでいいんだよ、こういうので」と、心の中の井之頭五郎を発動させるほどにはそういうのでよかった。うまい。むしろこれ”が”食べたかったまである。店長さんによろしく言っておいてほしい。

お腹も心も満たされた。以前に全国放送のテレビか何かで紹介されているのをみて、「あ〜、そういえばあった!」と思い、うっすらずっと行きたいと思い続けていたので今回来訪できて非常に満足であった。

 

この後はいったん実家に戻り、ひと休みしてから新幹線に乗り東京の家まで戻った。今回の帰省は甥のおかげでいろいろなところに出かけられて、あれこれ体験できて非常に濃いものとなったな。次回はたぶん年末年始の帰省になるだろうからこういかないだろう。ほんと、甥に宝くじ1等が300回くらいあたりますように。

 

最終的にに日本銀行券万歳なんですよね

帰省2日目。近所で地域のフリマが開催されているとのことなので顔を出してみることに。ここでポイントなのは”近所”と言っているものの車でないとたどり着くのに難儀する距離であることだ。今調べてみたところ、都内だったら中央線の中野、大久保間くらいの距離がある。遠いってことはないけど歩いて移動しようとは思わない距離感だ。

ということでめちゃくちゃ人間がよくできている甥に頼み込んで連れて行ってもらった。到着してまず目に入るのは消防車。

なんとなく地区名はぼかしてみる

いきなり有事に遭遇してしまっているということではなく、親子参加の子ども向けに出動してくれているとのことだった。確かに我らが子も消防車が視界に入った瞬間嬉ションスイッチが入ったようであった。なんとこの消防車、乗車させてもらえてその辺を走ってくれるとの由。そりゃあおじさんである僕も嬉ションものである。

この日はそれほどの混み具合でもなかったのでさほど待つこともなく乗車。後部座席に乗せてもらえた。乗った感じとしてはハイエースの後部座席2列目という感じだったけど、トランシーバーとかスイッチ類とか緊急っぽさのある要素がふんだんに散りばめられていたため口に出すのは控えた。ちなみに乗車可能人数はおそらく5人。免許は中型とのことだった。昔の免許なら普通免許取得で8トン車まで乗れたというあの枠の範疇らしい。で、子のドライブの感想は「火事がおきてなくてよかったね〜」だそうで。ほんそれ。

消防車も満喫し、フリマへ。フリマは地域の方々が有志で出店しているものだったので、値段もあってないようなもの。絵本50円とかおもちゃ100円とかの世界で、駄菓子屋豪遊感覚であれこれ買い物をしてみた。その中に店主が僕とそう年齢が変わらないくらいと思われるお店があって、売っている本も「はれときどきぶた」だったりしてエモみたっぷりであった。「はれぶた」を目にした瞬間「えんぴつの天ぷら…!」とつい口に出てしまったら「そう、消しゴムおろしでいただくんです。」と嬉しそうに伝えてくれた。懐かしいですよね、「はれぶた」。

フリマも堪能し時間も良い具合ということでお昼ご飯にすることに。前日にテレビで丸亀製麺礼賛の番組を見てまんまと食べたくなっていたので議論の余地なく丸亀製麺に決定。

丸亀市に店舗はないでおなじみの丸亀製麺

都内にもお店はあるけど、生活圏にないので実にちょうどよい。ついでに言うと前日飲みすぎていてけっこうな二日酔いであったのでうどんがありがたい。

それでもかしわ天は食べる

うどん、やさしいなあ。瀕死の胃腸にすっとおだやかにおさまってくれた。しかもこの物価高の世の中で感動的に安い。東京の家の徒歩圏内にあったら鬼リピ確実である。バーガーキングと同じくらい家の隣にあってほしいお店だ。

うどんのおかげで二日酔いからも緩やかに回復。さて帰るかとなったところで買い物の用事ができた。すると、せっかくだからと甥からトライアルというスーパーは寄ってみてはどうかとの提案があった。噂には聞くけど行ったことないしということでトライアルへ赴く。

わ、なんかでかい

勝手にまいばすけっとみたいのを想像していたのでその巨大さに慄いた。そして中に入ってびっくり。広さもさることながら品揃えが意外だった。食品、日用品はまああるとして、豊富なお惣菜、はては下着とかそういった類のものも売っていた。これはまいばすではないな。西友と業務スーパーとドンキをすべて重ねて2Dで伸ばしたような存在だ。しかも24時間営業らしい。これが24時間やってたら便利だよなあ。いちから街づくりを任されることがあったら絶対に誘致する。自宅の隣に作る。今の所家の隣左右は丸亀製麺とトライアルだ。あとは前後を埋めていきたい。

買い物も済ませ帰宅。前日の飲み過ぎを反省しこの日はしっぽりと飲酒。VIVANTをテレビで見るというこれ以上ないほどの実家時間を堪能し眠りについた。

 

帰省3日目。今回は地元で臨時透析を予約していたので午前中は透析へ。初めての病院ではないのでつつがなく透析を終える。お会計の話になり、カードで支払いたい旨を伝えると現金のみの対応とのこと。そのうえ、以前までは後日振り込み可だったのに、支払いを飛ぶ不届きものがいるらしく、現地精算を求められた。そんなことがあったならそりゃそうなる。前回の記事で財布を忘れて、今の世の中財布(現金)なくてもなんとかなるのではと、ノー財布帰省に踏み切ろうとしたが、やっぱり財布をとりに帰ってよかった。というか触れてこなかったがここまでで前日のトライアルも含めて現金のみの支払いという場面になんどか出くわしており、現金なくてもいける、なんてことは1ミリもなかったことをお伝えしておこうと思います。日本銀行券万歳🙌

例によって徒歩圏内に透析の病院があるわけなく、透析の行き帰りには車が必要となる。透析が終わり、迎えにきてくれたのはこれまた甥。しかも迎えにきてくれただけではなく、これからどこか出掛けてみる?というありがたすぎる提案までしてくれた。なんでこんな良い子なの。うちの家系からこんな良い子輩出するわけないんだけど。そのうち後光とか差し始めるんじゃないかと思う。

叔父としての立場はありつつも、地元では車がないと何をするにもお話にならないのもまた事実。見栄を張ったところで家でのんびり過ごすだけとなるので恥も外聞もなく甥の提案に乗ることとした。

目的地には浜岡砂丘を設定。海を見に行こうということになった。

三途の川の向こう側のような光景

近くの丘から撮影

海だー!

静岡には中田島砂丘という砂丘もあるのだけど、そちらに比べると若干控えめな砂丘ではある。でも、砂の丘を登って海が見えてきたときの開放感というのはひけをとらない。たぶん、その点で言ったら鳥取砂丘にだって立ち向かえるのではとすら思っている。いつか鳥取砂丘に行って心の中で「全然違いましたね、すんません…」とかなるかもしれないけれども、その日が来るまで心の中の「砂丘で海が見えた瞬間最高ランキング」は浜岡砂丘も中田島砂丘も1位タイであると信じることとする。

砂丘もそこそこにし、せっかくだからと近所にある浜岡原発併設の資料館的なところに行くことに。資料館といっても子ども向けのアミューズメント寄りの施設で、以前きたのはたぶん15年以上前。そんな経緯もあるのでほぼ初来訪の気持ちで施設を堪能した。

マスコットキャラはユウユウ。由来はわからない。

原寸大と言われる設備模型。思い出されるFF7魔光炉。

上述の通り初来訪の気持ちで館内を巡っていたのだけど、何かしらの資料を検索できるPCがあり、そのインターネッツに関しては15年前どころか30年前に届きそうなレトロさを醸し出しており胸を締め付けられた。

令和生まれの子とかこれをどう見るのだろう

子も一緒なので資料館というよりはひたすらオブジェを急ぎ足で眺めるみたいなことになってしまったけど、まあこれも一興。台風が近づいているという情報もキャッチしていたので、影響を受ける前に帰ろうということになり、原子力館を後にした。

僕らが館内にいる間に付近ではなかなかの勢いで雨が降ったと思われ、路面がひと試合あった後という様相であった。

帰ってからはこの日も節度をもって飲酒。節度を守りすぎて変な眠りの浅さで何度か目が覚めてしまった。ま、次の日も休みなんであまり気にしてなかったけど。

浜岡からの帰りに見かけた「味」でしかないお店たち