普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

過去語り

00年代の歌舞伎町地下へ集団タイムトラベル

その日、大久保の地下は00年代の歌舞伎町の地下と化していた。 どういうことかというと写真の通りなわけなのだけど、写真を見ただけで理解できるひとがいたのだとしたら、僕とは既知の仲かどう遠くても知り合いの知り合いくらいというとても狭い範囲への比喩…

バレンタインの温度感てどんなもんなんでしょうね

今日はバレンタインデー。とはいいつつも、僕にとっては2024年2月14日(水)以上でも以下でもない混じりっけなしのど平日である。それというのもチョコをもらうとかあげるとかに縁がなさすぎるからだ。 四十路過ぎてチョコに期待してそわそわしてしまうとい…

悪気のない禁書が存在していた

帰省中、何の気なしに目をやった棚にこんなものがあった。 なんとなくぼかしてみたけど通ってた高校はもう閉校となっている 通っていた高校の名簿だ。僕はこの冊子に全く覚えがないのだけど、2000というのはおそらく2000年のことを指しており、2000年に発行…

風邪にはカツカレーという発想、若いなあ

先月に数年ぶりに高熱を出してからすでに1ヶ月経っている事実に引いている。光陰矢の如しというけれども矢どころかインペリテリの速弾きにチャレンジしようとしたとき即折れた僕の心くらい早い。なぜそのようなことを言い出したかというと、はてなブログ今週…

それこぼしといて

はてなブログの今週のお題「こぼしたもの」だそうで、特に最近思い出深いこぼしたものものもないなと通り過ぎようとしたときにふと思い出した。 僕は上京したばかりのころ、液体を捨てることを「こぼす」と言ってたのだった。例えばペットボトルの中身、また…

太陽のKomachi Angelゲーム

曲がりなりにも人生を賭してバンド活動をしていたので、音楽との距離感は近かった方であると思う。音楽を常に楽しもうとしていたというか。もう少し具体的に言うと友達と集まれば何か1曲仕上げてみる等、飲み会をやるくらいの感覚で集い、宅録していた。 と…

人生最初で最後の”徹夜組”となった話

ドラクエ5が発売31周年らしい。1992年か。その年に生まれた子だってもう立派に大人、というか中年に片足を突っ込んでいるわけなのでそりゃ自分もおじさんとして磨きがかかっているはずである。 ドラクエ5と聞いて思い出すのが当時のその人気から予約不可で並…

食べ物の好き嫌いってなくなるもんですよね

子どものころ、好き嫌いの多い子どもだった。食べ物に関しては本当に選り好みしまくりの超絶わがままキッズであったので両親、特に母親には苦労をかけてしまったなと反省することしきりである。 母は料理の上手なひとで、何を作ってもらっても大体おいしい。…

オタクになるっていうのだって立派な才能

前にも書いたことがあるかもしれないのだけど、ガチオタクに憧れている。ひとつのものにのめり込めるその姿勢と、好きなものに関しては余すことなく知識として脳にインプットしてやろうという気概は素直に尊敬に値する。 僕はオタクじゃないひとからすればオ…

石をめくったときに石の方にくっついてそうな虫的人間から見たポカリの広告

端的に言って電車の広告がうさんくさい。中吊り広告ではなくドア横の広告枠に掲示されている広告の方である。全体的にスピリチュアル方面だったり陰謀論に寄った書籍に関する宣伝がされているように思う。 需要があるからそこにあるのだろうからその是非はこ…

トー横界隈という熱狂

トー横界隈という言葉がある。歌舞伎町の東宝シネマ横にたむろする若者たちのことをそのように呼び、トー横キッズなどとも言われる。僕のようなトー横というと東横インを思い浮かべてしまうおじさんの耳にも話題が届く程度にはなにかと問題のある出来事が起…

子に好かれる家は桃源郷か魔窟の2択

ぶりんぶりんに連休中である。明日の祝日と週末の休みの間のこの小賢しい月曜を休日で塗りつぶしてやることにより心の安寧を確保しにいった次第である。こういうチャンスは逃すべきではない。 しかしながら世間は平日として稼働しているので心を放り投げてい…

「本当の自分」なんて思い上がりなのかも

今でこそ特に取り柄もない凡夫として日々を過ごしているが、かつてはけっこう本気のバンド活動をしていた。今の状況から、芽が出ずに終わってしまったのはいうまでもないが、当時生活の中心には音楽活動があり、むしろ音楽活動の周りに私生活があったと言っ…

真冬の病院脱走騒ぎ

中学の頃、病気の療養のために入院しながらその付属の学校に通っていた時期がある。中1の終わり頃から中学を卒業まで。途中転院などしていた時期はあるけど、2年は入院しっぱなしだったということである。中学生と言ったらまあまあ多感なお年頃。その時期に…

バレンタインといえばValentine D.C. を思い出しちゃう勢

そういえば、くらいの感じでバレンタインを過ごした。イベントごとにとにかく疎い人間ではあるのだけど、バレンタインはメジャーイベントの中でも特に興味がない。なんなら夏至の方が気になるくらいだ。日の長さ、めちゃくちゃ大事ですんで。 「興味ない」と…

それぞれのメロンソーダ観があるとは思いますが

メロンソーダが好きである。 あの毒にしか見えない緑、最高ではないか。味も何の味なんだかわからないけど脳にビンビンくる甘さでどう考えても体に悪い甘さだ。しかしそれがよいのだ。むしろそうでなくてはならない。中途半端なことするくらいならあれくらい…

回転寿司といえばアトムボーイなんですよ

最近何かと話題の回転寿司。年齢のせいもあるけど、元々少食なので自分で食べる量を調整できるあのシステムは大変に助かるので今回の騒動で「昔は回転寿司っていうシステムがあってねえ」なんてことにならないでほしいと本気で願っている。 それにしても回転…

成功してないのに成功体験みたいに語りがち

バンド時代の友人たちと新年会という名目で集った。そのうち古い友人となるともう20年以上の付き合いになるわけなので人生の半分以上を友として過ごしたことになる。このくらいの年齢(四十路越え)になってくると友人として気軽に付き合うことのできる人間…

下半身キュっとなるクリスマスの思い出

メリクリ。 ぽつりとそうつぶやいてみるも、少しもクリスマスという実感がない。大人になってからというものあまりクリスマスを意識しないようになったというのと、今年はあまり家から出ていないのに加え、テレビもないので世間の流れについていけていないと…

思い出のテレビとテレビの立ち位置

僕がこどもの頃というのは今よりだいぶテレビの影響力が強く、エンタメでありながらインフラでもあった。テレビのない家というのは何か事情のある家なんだなと暗に察するほどにはどの家にもテレビは設置されていた。 しかし、最近は「特に見ないから」という…

アミューズメント施設≠”ゲーセン”

この間散歩していたとき、久しぶりにゲームセンターを見かけた。アドアーズみたいな”アミューズメント施設”ではなく、いわゆる街のゲームセンター、もっと言ってしまえば昭和のゲーセンといった空気をまとったそのそれである。 実際にお店に入ったわけではな…

珍味食べるくらいの感覚で音楽ジャンルを掘ってみるのも良いのでは

僕はメタルやらハードコアといったわかりやすく暴力的な音楽が好きなのだけど、世の中的にはこれらの音楽はアンダーグラウンドな音楽として認定されていることだろう。それは当然理解できるしその認識で向き合っている。 しかしこの世にはメタルやハードコア…

人生は首都高くらい分岐している

特になんのトピックスもなかった1日だったし、今週のお題「人生変わった瞬間」でも。 人生は分岐しているものだと思っているので、どの瞬間も人生を変える瞬間であるのだろうなと思う。首都高くらい分岐してるから謎分岐で目的地に辿り着けなかったりね。と…

尊い汗など皆無 無稽の放課後

僕の通った中学、高校は部活に必ず所属しなければならなかった。そういうルールがなければたぶん僕は無所属だっただろう。毎日爆速で帰宅していたと思う。だがしかし、無理やりにでも所属させられていたので今週のお題「わたし○○部でした」に参加することが…