普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

バレンタインの温度感てどんなもんなんでしょうね

今日はバレンタインデー。とはいいつつも、僕にとっては2024年2月14日(水)以上でも以下でもない混じりっけなしのど平日である。それというのもチョコをもらうとかあげるとかに縁がなさすぎるからだ。

四十路過ぎてチョコに期待してそわそわしてしまうというのもふだんのキャラ次第ではかわいげと受け取ってもらえるひともいるにはいるだろうけど、一般的にはその数はだいぶ絞られると思われる。少なくとも僕はその対象ではない。

縁がなさすぎてその熱が伝わっていまいち伝わってきていない。というか今、バレンタインてどのくらいの温度感で世間に認知されているのだろうか。イメージとしては80年代とか90年代ほど男女の天王山的な空気は感じないように思う。

僕が部外者過ぎてそう思うだけなんだろうか。前述の80年代、90年代は僕が学生だった頃で、その時には熱を感じていた。それを考えると学生メインのイベントで、今でも学生の間ではバレンタインは坩堝イベントであることは充分に考えられる。

隣町で火事が起こってもその熱は伝わってこない。そして知ろうとしなければ火事が起こったことすら知ることはない。僕にとってのバレンタインはそのくらいのの距離感、興味になったのかもしれない。それもそれで悲しいもんですね。

といってね、学生の頃にきちんとチョコがもらえていたのかといったらそんなことは全然なくて、そわそわをひた隠しにして1日を過ごして結局ひとっつもチョコなんぞもらえずに帰宅し、母からチョコをもらっちゃうという年のほうが圧倒的に多かったお手本みたいな非モテ人間だったわけですけれども。お母さん、やさし。

バレンタインに乗っかろうとした割には大した思い出もないな。でも今年は妻がなんかチョコ絡みのおいしそうな食べ物を買っているらしいので帰ったら食べよう。

せっかくだからチョコに関する写真なんかないかなとカメラロールを雑に検索したら出てきた写真がこれ。

チョコという定義が違う世界線の食べ物

馬肉。引きで見たら羊羹に見えるかもしれないけれども、圧倒的なチョコレートでなさを発揮している写真が見つかった。でもチョコより馬肉もらえたほうが僕的には嬉しいですけどね。その感性まで含めて推せる。

他にもこんな写真。

スーパーで買ったおせちちょっと食いセット

え?なんで?どこ?と思ってしまう。日本人であれば誰がどう見てもおせちでしかないこの写真にチョコレートが存在しているというのだ。

いや…そんな…いやまてよ。皿の左上、あんこみたいな物体がある!て、あんこかい。とチョコではないながらもなんとなくそうかもくらいの推理にはたどり着いた。実際のところどこをチョコと判断したのかはAIのみぞ知るところである。ちなみに左上はしいたけです。念のため。一縷の可能性で黒豆がチョコ判定という線もある。それを言い出すと栗きんとんもなんらかの種類のチョコといえてしまうしむしろ味わいで言ったらこの中で一番チョコだ。甘いという点で。

もし仮に、バレンタインがひと昔前ほど男女のイベントして熱を帯びていないのだとしたら、僕らの世代の学生時代ですらピンときていなかったフォークダンスでたまたま順番がまわってきて手をつないじゃう的なのっていまないよね、みたいなそういう過去の男女イベントになっていくのかもしれない。

ま、チョコをもらえたひともそうでないひとも今日は甘いもん食いなはれ🍫