普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

詭弁

笠地蔵 おじいさんとクセ強笠

子の寝かしつけのために昔話を流すことがあり、昨日は笠地蔵を見ていた。笠地蔵といえば善良なおじいさんが風雪にさらされたお地蔵さんに笠をかぶせてあげて、その恩返しを受けるという昔話の中でもハリウッドセレブばりに有名な話である。 昨日も”知ってい…

元穴であった空間をコレクションする鬼、ということですか

「雷様におへそを取られちゃうよ」と、こどもの頃に言われた記憶があるひとはいると思う。僕も言われた記憶がある。おへそがなくなったら一大事!素直に怯え、おへそを服なり手なりで隠して雷が止むのを待ったりしたものだ。 そもそもなんでおへそ?の話は以…

権力者が食べ物を食べさせてもらってるのもバブみか

昔話などの類で権力者が大きなうちわであおがれながら食べ物を食べさせてもらっているという描写がある。かつては「そういうもの」として特に疑問を抱くことなく素通りしてきたが、子を持った今、思うことがある。 あれ、赤ちゃんがやってもらうやつじゃない…

トーイソクミョーが当意即妙に変換されるか否か

もうすでに大人も大人、なんなら衰退期に突入してしまっているのではないかと思う昨今であるが、まだまだ知らない言葉はある。若いひとの間で流行っている言葉や、ここ数年で生まれた新語については知らないことも仕方ないと思えるけど、僕が産まれる前から…

ピュアな心を失った斜め世界

もう40歳を超えていながら、感性がこじれていると感じることは往々にしてある。しかもこの年齢になるとここからピュアな心を取り戻すのは無理だ。それは別によい。これはこれで楽しくやっていけている。 ただ、あまりにこじらせており、なおかつその期間が長…

自分は苦手じゃないけど「なんかわかる」というあれ

自分は嫌いではない、苦手ではないものでも「なんかわかる」と思ってしまうあの感じ、どういうものの感じ方なんだろうなと思う。 はてなブログで読者で読者登録をしているひとのブログで、食事のお手伝いをしている際にスプーンを噛まれてしまうのが苦手だと…

絆創膏でわんぱくを演出する地球氏

散歩をしていたら絆創膏が落ちていた。なにということのない景色だけれども、ふと思った。 地球が傷を負い、絆創膏を貼って手当している可能性もまったくのゼロではないのでは、と。 剥がしてその内側までみたわけではないけど、この下に傷があるかもしれな…

年末らしさとテセウス煮込み

年末であるはずなのだけど、年末感がない。ここ数年毎年そんなことを言っているような気がする。なぜなのだろうと考えてみたところ、いくつか思い当たる節がある。 バンド活動をしていた頃はクリスマスあたりから年末にかけてライブのスケジュールが増え、否…

「ゆう」も定着していくもんなんでしょうかね

今の時代、本当に色々な世代のひとびとがネットで気軽に発言している。そうなってくると世代によって文章の表現の仕方というのも特徴がでるものである。基本的にはまあそういうものだよね、くらいにしか思わないが、一点だけめちゃくちゃ気になる表現がある…

楽しそうがおいしそうに直結してた説

食べ物を見て「おいしそう」と思う感覚は経験則から導き出されるものだろうと思っている。これまでの人生で得た情報を組み合わせたうえでの期待値ということである。そう信じて疑っていなかったが、ふと思いだした。 毒々しい色のお菓子を見て、こどもの頃確…

感謝祭に匹敵する祭りといったらあの祭りしかない

何やらブラックフライデーらしい。ブラックフライデーは感謝祭(アメリカでは11月第4週の木曜)の翌日に行われるセールとの由。 七面鳥食べるんですって。なぜかは知らんけど。 でも日本には感謝祭がない。たぶん感謝祭と言われて真っ先に思い浮かぶのはオー…

まちがいさがしっていうけど、それはただのちがいなんじゃない?

妻が言う。 「まちがいさがしっていうけど、実際のところはちがいさがしだよね」 サイゼリヤ等でおなじみのあのまちがいさがしについての発言だ。 直近でサイゼに行った時の写真。飲む気しかないラインナップ。 確かに。ふたつの絵柄を比べて、様子の異なる…

伏せ字、誤変換に情緒の余白を見出す

「○すぞ!」 このような息巻いている投稿を見かけることがある。文脈からお命頂戴的なことなのかなと思ってしまうが、はたして本当にそうなんだろうか。 もしかして「諭すぞ」なのでは。物事の道理を言い聞かせてやる、持論を順序立てて説明してやるとの決意…

気になるか気にならないか、それが片付けの分かれ道

部屋の片付けが苦手だ。苦手というよりは気にならないから片付けるに至っていないというのが実情であると思う。とはいってもさすがに汚部屋レベルになるまで放置できるほど気にならないわけではないし、ふと「なんか散らかってるなあ」と気になる瞬間が訪れ…

十二支入りできなかった猫の話はないのか

日本で十二支といえば「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」である。なんで猫がいないのかでお馴染みの干支たち。猫がいないその理由はねずみが猫を騙していたからというものが有名だ。 ざっくり言えば、干支選考レースの結果が今の十二支とい…

虫嫌いすぎるけど虫の睡眠時間ってどんなもんかは気になる

虫がとにかく嫌いで郵便受けの状態にまで言及するほどには嫌いである。 どれほど嫌いかとなぜ嫌いになったのかは上記を参照していただくとして、嫌いなりに奴らのことを考えることがある。好きの反対は無関心というので嫌いという感情をもっている以上無関心…

昔のアニソンが2周くらいまわって味わい深い

なんの脈絡もなく「いなかっぺ大将」という昔のアニメのオープニングソングを思い出した。僕はまったく世代ではないけど、たぶん再放送だのアニソン特集のテレビ番組を見て知ったのだと思う。 そんなに思い入れがあるわけでもないのになぜここまで時間が経過…

文章が嫌いだったんではなく、読書感想文が嫌いだったんだね

かなり飽きっぽく、根気もない自分がブログを書き続けている理由ってなんだろうと考えてみる。 元々ブログ的な文章であればつらつらと書き連ねていくこと自体は好きだった。古くは魔法のiらんどのコンテンツ、「日記」mixiでもやはり「日記」バンド時代のバ…

お米がお弁当の容器にこびりつかなくなった件について考える

在宅勤務のお昼ご飯。今日は近所でチキン南蛮弁当を買ってきた。 タルタルソソースは別添え わしわしとお米が進む献立ランキングにおいて常にランカーである南蛮氏。お米がどんどん口に放り込まれる。そこで思ったのだ。 昔はこういったプラスチックの容器で…

アームストロングさんって剛力さん的なこと?

アメリカのトランペット奏者にルイ・アームストロングというひとがいた。「この素晴らしき世界」という曲が有名でCMにも使われており、声にめちゃくちゃ特徴があるので音楽に特に詳しくなくても一定の世代以上であれば「ああ、あのひとね」となる。 この人物…

食べ物の好き嫌いってなくなるもんですよね

子どものころ、好き嫌いの多い子どもだった。食べ物に関しては本当に選り好みしまくりの超絶わがままキッズであったので両親、特に母親には苦労をかけてしまったなと反省することしきりである。 母は料理の上手なひとで、何を作ってもらっても大体おいしい。…

命と引き換えのほかほかという世界線

ここ数年、如実に体重が増加した。元の体重が痩せ気味の数字だったので数字的に言ったら身長に対して多いということはないと思うのだけど、視覚的にどう考えてもそう思えない。 おそらく加齢による体のたるみだのなんだのという受け入れ難い現象が発生してい…

言い返してなんぼってこともないじゃない

先日の夜、自転車のライトを点けるのを失念し、無灯火で運転してしまった。それは僕が悪い。100%悪い。警察に注意されたりするのは当然であるし、注意を受けたらすぐさまライトは点ける。だがしかし、然るべき人物から然るべき注意のされ方をされないといく…

靴屋のおじいさん、実は経営者気質説

「こびとの靴屋」というお話はご存知の方も多いと思う。こびとが夜な夜な靴職人のおじいさんの代わりに靴を仕上げてくれて、その靴はおじいさんが作る靴よりも高値で売れてそれが何度か続いておじいさんもおばあさんも裕福になって幸せにくらしましたとさ、…

1,000万円稼いでたってお昼におなかはすくでしょう

Twitterで年収1,000万以上のひとはランチを食べないという主張を見かけた。いやー、そんなことはないでしょうと思ってそのリプ欄を見てみると「ふつうに食べてますけど」という内容のリプが複数ぶら下がっていた。その方たちは「自分は1,000万稼いでますが」…

30万円に素直にはしゃげないことへの一抹の寂しさ

はてなブログの今週のお題「30万円あったら」を見て真っ先に思い浮かべたのがバンド活動をしていた頃に愛機として利用していたアンプだ。 Koch/Powertone II PT-120H Koch Amazon だいたい30万円くらいだったと思う。当時の僕には当面の人生を左右する額の商…

喉の渇きを潤すものではないと考えればすべての液体は平準化される

キャラメルマキアートを飲んだことがない。そして、果たしてこれから先飲むことがあるのだろうかと疑問に思っている次第である。 キャラメルマキアートとは以下の通りであるらしい。 ざっくり言うとカフェラテをキャラメル味のシロップで味付けした飲み物と…

たぬきが完全に悪いけどうさぎも充分反社

相変わらず子に見せるために毎晩昔話に触れている。久々に触れる昔話の数々は子供のころに読んだり聞いたりした時とはやはり印象が異なる。 かちかち山についても何点か気になるところがあった。細かい話はウィキペディっつぁん頼むよ。 ja.wikipedia.org お…

盛りそばを「もりそば」と書くとよりもっさりしていそう

今週のお題「盛り」を見かけ、真っ先に思いついたのが「盛りそば」である。盛りそばといえば海苔の掛かっていないざるそばというイメージではあるが、それは正解でありながらも完全正解ではないらしい。 そばが麺状で提供されるようになった当初、いわゆる盛…

酒と詭弁と気怠い午前

土曜日はバンド時代の仲間と酒を酌み交わした。前回会ったのが年始だったのでここ最近のペースでいうとかなり早めの再会だったことになる。コロナが最も猛威を奮っていたころなんて年に1度も会えていなかった、というか会うことをためらっているうちに時間ば…