普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

なんだかよくわからない融通のきかないひと現る

コロナを発症すると確か発症日をゼロ日目として5日くらい自宅療養が必要になるのだったと思う。当事者の割に曖昧なのは、面倒だから今週は全部在宅勤務をすればよいかと考えるのを放棄したからである。

これが在宅勤務のない時代であったら職場に行けずにやきもきすることもあったのだろうが、今は家で仕事もできる時代なのでおろおろせずに済む。良い時代だ。

仕事の話でいえば、いまとても面倒な話に巻き込まれていて、元々はよくある小さなトラブルを客先窓口の方とさくっと片付ける話のはずだったのが、客先のなんだかよくわからない融通の効かない人物が登場してきて話がこじれている。

失礼があってはいけないし、基本的に丁寧に対応するのが当然なので相手の言い分を踏まえつつ、こちらの要望を伝えて話をしていたのだが、話していくうちに相手方が「うち、悪くないですよね?」風な意見にシフトチェンジしていき、最終的には「いや、おたくがミスしているわけですし持つ分は持ってもらうべきじゃないですか?」みたいなことになってきたところでこれまでの気遣いが無用であることにやっと気づいた。こいつはこちらが下手に出た分自分の要求を乗せてくるやつだ。

軟着陸を模索していたがもうよい。死ななきゃ良い程度のランディングに変更だ。多少遺恨を残しても構わない。腕の一本くらい覚悟しとけ。

でも先方、話が基本通じないというか、先方の中でストーリーが決まってしまっているのでこちらがどの角度から意見を伝えても必ず同じ返しをしてくる。サンドイッチマン伊達氏のなんでもカロリーゼロ理論ばりに最終的に着地点が同じなのだ。しかも別にうまいこと言っているわけではなく、頑ななだけで、要は会話ができていないということなので始末に追えない。

とはいえ、仕事はそのひとばかり相手にしているわけにもいかないし、基本面倒なひとなのでメールの返事をするのにも時間がかかる。そういったことで少し放置するとすぐにメールが追送されてくる。そうまでされると放っておくわけにもいかないからまた返事をするわけなのだけど、そうすると即レスで返事がくるのだ。いつもの一点張りのやつが。ほらー、だから返事したくないんよー。なんかすごいめんどうな男に惚れられた女のひとってこんな気持ちなんだろうか。

メールには上司もCcに入っているので上司もこのだるいやりとりをなんとはなしに眺めていたわけで、ついに昨日「疲れてるみたいだけど、例のメールのやつ?」と心配されてしまった。「ええ、うんざりしてきたところです」と高純度の本音をぶちまけたが上司が介入する気はないらしい。まあその辺りに期待はしていないからよいのだけど。ただ着地点として広い滑走路を用意できるよ的なニュアンスのことを言ってくれていたのでいざというときはもうそちらを利用してしまおうと思う。でも難易度高いところ狙ってポイントゲットしたいという野心もあったりはする。珍しく。

でもここで頑張ったところで自分の評価が変わるとかではないのだけどね、残念ながら。まあでもそういうとこじゃないじゃないですか。横断歩道の白いとこだけ踏んで渡れたらポイントア〜ップ!みたいなことで盛り上がってもどっからもポイントつかないじゃないですか。あれと一緒よ。いや一緒か?これでちゃんとやったらもうちょっとリターンがあってもよいような気がするので上司にアッピールしてみようかな。そういうのが一番苦手なんだけど。

元気出すにはうなぎってことでうなぎごぼう釜飯食べちゃいました