普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

オフィス小話

今日は水曜日。最近は透析日は在宅勤務としているのだが、なにやらミーティングがあるとかで出社のオファーを受け出社となった。たかだか1時間程度のミーティングのために…

勤め先の会社はどうにもオンラインミーティングが浸透しない。たぶん世代もあるのだろうけど。なにせ僕が若手という立ち位置だからな。

今年度、テレワークを余儀なくされることとなったわけだけれど、僕からしてみればこれはもう好都合としかいいようがない出来事で、なんでもっと早くやってくれなかったのだとすら思っている。

そうなっているにも関わらず、紙文化も捨てきれないひとも大勢いるようだ。テレワークが続き、久々に出社したときにデスクの中にメールをプリントアウトしたものが入っていて「急ぎで処理をお願いします」と書いてあったときには真後ろに倒れた。

いやいやいや、メールでやりとりしてるんなら転送とかそういう方法あるでしょうに。少なくとも急ぎなら一報入れてくださいなというところである。せめて途中からCcに僕を入れてくれ。

そこを!なぜ!紙…!!

落語みたいな話だけれどもリアルに起こった話である。

 

あとはお客さん側にもテレワークが定着したことにより、電話よりもメールでの対応を求められることも多くなったのだけど、これも僕には都合がよかった。タイピングだけは結構早いし、文章のほうがきっちりした人間に偽装できるのだ。電話で話すとふにゃふにゃだ。

ただ、これに関しては微妙なニュアンスなどを伝える際に電話で話した方が有利であることも多々あるので使い分けを見極めるべきだと感じている。

とはいえ、電話って自分も相手も手が止まるので、急ぎだったり話し込む必要のある内容でなければメールを送って返事を待っている間にでも他の仕事に着手したほうが効率がよい。

思えば、職場でいつも電話ばかりしているひとがいて、そのひとは仕事がたまりがちだ。そしてそのたまっている仕事のなかには結局僕が処理しなければいけない仕事が埋まってたりするのだ。

その発掘された仕事の最初の作業はお客さんへの謝罪だ。電話で。僕が謝るのってどうにも筋が通っていないのではないかと思いつつも心を無にして「ゴレンラクガ オソクナリ モウシワケアリマセン」とひとまず謝る。救いといえば一応まだお客さんから怒られてないことか。

なんだかめたっくそに仕事の愚痴を吐露してしまった。こんなん言ってますけども基本的には楽しく機嫌良く仕事をしている方だとは思う。

出社したらしたでひととのコミュニケーションもあるのでそこは悪いことばかりではないし、お昼は普段行かないお店に行って未知の味にも遭遇できるので出社のメリットもあるにはある。

今日も僕の先のすぐ後ろの席の、おそらく部内でグルメと位置付けられているひとから教えてもらったお店に行ってきた。

教えてもらったお店は味噌ラーメンが人気のお店ということらしい。以前にグルメさんと職場近くの少し有名な味噌ラーメン屋のことを話したときに「あそこの味噌ラーメンは求めている味噌ラーメンではない」と意見が一致しているので味噌ラーメン観は近いものと思われる。

そんなグルメさんからのおすすめなので迷わず行った。昨日教えてもらって今日行った。

そうしてオーダーしたのがこちら。

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昔ながらのという感じの見た目だ。自分で言っておいてなんだけど「昔ながらの」という表現、ひとによって「昔」が異なるのでものを伝えるのに向いていないかもしれない。もしくはそれぞれにある良き頃という「昔」を想起させるという意味では使い勝手はよいのか。

そんな味噌ラーメンは王道を行くザ・味噌ラーメンという感じでとてもおいしかった。観光地でいえば東京タワーくらいに王道ながらも行ったらやっぱよかったねという感想が出るような、そんな味であった。

こないだ並んでまで食べた変化球の味噌ラーメンもとてもおいしかったけれど、こういうのもやはりよい。あれは耳をすませばなどの聖地、聖蹟桜ヶ丘などに近いものを感じる。

なんの前情報も心の準備もないひとに味噌ラーメンの食いに行くかー!っていって変化球の味噌ラーメンのお店につれていかれたらちょっともやもやするのではないか。

観光にしても同様。観光行こうぜー!と言われたら東京タワーや浅草を思い浮かべるだろう。でも、耳をすませばの知識もあり、それなりに作品への愛情(この場合ラーメン)があれば王道よりもより一層楽しめるというものだ。

 

言い切ったわりには自分でも何を言ってるかよくわからない。

とにかくラーメンはおいしかったし今日は幸せでした、ということですかな。