普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

不正ログインで未知の他言語の存在を認知

我が家のいくつかのサブスク契約のひとつにNetflix(以下ネトフリ)がある。一般的な動画配信は言うに及ばず、ネトフリオリジナルの動画もきちんとしたクオリティのものが多く大変重宝している。あまりにサブスクが便利すぎてこの間散歩をしているときにTSUTAYAを見かけ、その心配をしてしまった程度にはサブスクに傾倒していると言っていいだろう。TSUTAYA、今何を売っているんだろう。

大変に重宝しているとはいえ、毎日ネトフリに全力投球というわけではない。他のサービスを利用している日もあれば、動画を観ない日だってある。そういうことから数日アクセスしないタイミングが発生したつい先日。

数日ぶりにアクセスしたら、知らないプロフィールが追加されていた。アルファベットではありつつ、名前?と思う程度にはあまり馴染みのない文字列で、たぶん英語圏の名前ではないのだろうなとその場で判断。

これはいわゆる不正ログインによるタダ乗りだろう。スクショを撮り妻に念の為確認をしたところ、案の定記憶にないプロフィールとの回答。やはり。

セイキュリティが破られたPCのイメージのフリー素材なんだけど、物騒すぎんか。完全に事件不正ログイン以上に事件が起こっている。

ひとまずその追加されたプロフィールを削除したものの、パスワードはその時点では変えることはしなかった。理由は新しいパスワードを考えるのが面倒だったからだ。ちなみに知らないプロフィールはふたつ追加されていた。そのふたつが関係者だとしたらなにを他人のアカウントできっちり視聴動画の棲み分けしようとしているんだという話であるし、それぞれ別ルートからの不正ログインであればログイン情報が漏れに漏れていたということである。物理的には壁が存在しているのに壁というものが概念でしか存在していないのではないのかというくらいに音がダダ漏れの木更津に存在したビジネスホテルのように。どういう作りしてたんだ、あれは。ふすま越しのほうがまだ防音性あったんじゃないか。

不審なプロフィールを削除したのが日中外出していた際の出来事。不正アクセスによるタダ乗りはいい気分はしないけど、実害があるわけではないし、パスワード再設定も面倒だし様子見ますか、と深く考えることなくその場をやり過ごした。

そして帰宅後、ネトフリを利用としたところ、表示される言語がすべて変更されていた。アルファベット表記だったので一瞬英語かと思ったが、画面に表示される言語のすべてがひとっつも見覚えない。いくら英語が得意でないとはいえ、断片的に内容を理解できる程度の英語力はある。何語だ?これ。

というかね、さっき消したプロフィールもそうだけど、不正ログインしておいて快適に利用しようとしているんじゃないよ。不正ログインしているだけなら僕も気づかないふりして(パス変更がめんどいから)見逃していた可能性もあったけど、こうまであからさまに第三者の存在を示されたら対応するしかないじゃないか。バレる痕跡残しなさんなよ。ひとんちに留守中に上がり込んで家主が帰ってきて「あ、おかえり〜。なんかしっくりこないから模様替えしといたよ」じゃないんだよ。

看過できない不正っぷり。対応する他仕方なし。言語設定をひとまず戻さねばと設定画面に飛ぶも、単語がひとつもわからないので最初めちゃくちゃ難儀した。ネトフリの設定メニューの表示される順番と内容が一致しているわけでもないので手探りで単語を拾って翻訳してみたりしているうちに変更された言語がインドネシア語だということが判明。インドネシア語ってこんな感じなんだ、勉強になっちゃったよ。

手軽に翻訳ができる時代でよかった。手打ちで翻訳したり、あまつさえ手引きで辞書で確認していくような事態だったらもうネトフリというサービスを捨てるしか手段はなかっただろう。一生終わらんよ、そんなもの。そもそも何語かにもたどり着けなかったと思うし。

言語をもとに戻し、パスも再設定しひとまずことなきを得た。はず。いまいち自信がないのは再設定したパスがいつかどこかで誰かに聞いた普段使っているパスの頭にサービス名の頭文字を足すというずぶずぶなものだからだ。

近いうちまたネトフリにアクセスしたらこれまで出会ったことのない他言語を学ぶチャンスが訪れるかもしれない。