普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

全部が一曲目のプレイリスト 再び

今週のお題「わたしのプレイリスト」を見かけ、確か過去にプレイリストに関する記事を書いていたような…と、スカイツリーから見る筑波山くらいのぼんやり感で思い出したので再掲しちゃおうかなと思い立った次第。

リライトとかじゃなくそのまんま。でも3年と少し前のもの(2020年4月くらい)なので今と少しだけ状況が違う。なにせSpotify使用前だ。それも踏まえてお読みくだされば。

それではいってみましょう。どうぞ。


最近ではCDという媒体はおろか、アルバム単位で曲を聴くということすら少なくなってきているひともわりといるのではないだろうか。

サブスクリプションが当たり前となった今、それが今の音楽の聴き方であることにはなんの異論もない。むしろ好みの方向性を学習し、近い雰囲気のまだ聞いたことのない音楽を勧めてくれたりするというのだからすごい。なんだか受動的な印象をうけるけどそんなことないんだろうか。なにせサブスクの音楽配信使ったことないもので。

いまだにメディアとしての音源を買い、それをセットする瞬間などを楽しむという太古の儀式を執り行っている。そしてアルバム一枚をひとつの作品として聞くというのも好きだ。

ここで思うことが、アルバムの一曲目問題だ。

結構アーティストによって考え方が異なるところである。勢いのある曲でアルバムとしてのテンションの高さを印象づけてみたり、インストからはじまって世界観を演出してみたり。はたまたしっとりとはじまりムーディーな空気で場をほどよくしっとりさせたりもする。全て一曲目でそのアルバムを印象付けるものだ。

当の僕はといえば、勢いのある、なんならそのアルバム中で最も勢いがあって爆発力のある曲をもってくるのが好みだ。なんならアルバム中ずっとそのテンションでもかまわない。ていうかインペリテリの3rdなんか本当にそれで全部テンポ一緒だったものな。あれはなかなか知性をかなぐり捨てている感じしてよかった。メタルってああであるべきとすら思う。

そんなアルバムの一曲目。それぞれの思いがあると思うのだ。だからこそ、一曲目だけをあつめたアルバムを作成するのだ。昔でいうところのマイベストテープみたいなところで。まあ普通にプレイリストってことなんですが。好きなアーティストのさまざまなアルバムから一曲目のみを抽出し各々の思いのもと再配置する。

音楽好きは数多くいるし、色々なジャンルを好きなひとがいるとは思うけれど、これは個性がでるのではないかなと思う。

いま、例を作ってみようかなと思ったけどすぐにでてこない。特に曲名が。

複数人でやってみて酒でも飲みながら披露しあいたい。今のこの状況だとなかなかむずかしいけど、早くそんな日が来てくれるようにひとのことああだこうだという前に自分を律していこうと思う。律するとか僕の遺伝情報に書き込まれてないけどな。そろそろ外付け端末で不足してる属性カバーできるようにならないものだろうか。それこそ攻殻機動隊みたく。そのときは好きな一曲目プレイリストにも変化がでたりするのかもしれない。


以上が過去に書いたプレイリストに関しての記事。今はSpotifyも利用しマイベストテープみたいなことでなく普通にさまざまなプレイリストを聴いている。メタルとかハードコアとか00年代エモとかの”あの頃感”を散々楽しんだのち、結局いまは80年代アイドルのプレイリストを聴いております。babe最高。CoCo最高。CoCoについては宮前真樹推しでやらせてもらってます。そんなことでよろしくお願いいたします。