普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

謎の目腫れとハニトー対峙おじさん

前々からやらなければと思いつつも手をつけられないでいたクローゼットの整理をしてみた。あまりきちんとできたとは言えないものの、やらないよりはマシと言う程度には進捗はあったと思うし、不要なものを少しだけ捨てることもできたのまあよしとしよう。

そのように思いながら服などをばっさばっさと整理していたら目に異物感を感じてきた。ゴミでもはいっちゃったかなと目をこするなどして対応するもいつまで経っても異物感が取れない。

これ、ものが入ったとかじゃないぞと判断する頃にはすでに時すでに遅し。なんだか視界がぼやけるようになってきていた。鏡で目を確認するとばっきばきに充血している。そしてよくよく見ると目やにといえばそうであるような、なんだかよくわからない白いねりねりしたものが目に覆い被さっているではないか。視界不良の原因これか。

綿棒で取り除くと視界が晴れた。しかしそれも束の間。次のねりねりが次々と眼球に覆い被さってくる。さながらその様子はハクスラであった。無双シリーズもびっくりのねりねり無双が僕の眼球を舞台に繰り広げられていたのだった。無双シリーズも無双し続ければ敵は潰える。僕の目のねりねりも尽きるかと思い無双し続けたが、眠気に負けて撃沈。ねりねりに軍配があがったのだった。

翌朝。予想はしていたけど目が1ミリも開かない。閉じたまぶたに乾いたねりねりが張り付いており、ポットパイの際の部分みたいになっていた。なんとかせねばとカリカリと接合部を爪でこすり、わずかな視界を復活させる。よろよろと洗面台に向かい顔を洗ったところ、なんとか目は通常運転を取り戻した。

ただ、一目見てわかるくらいにまぶたが腫れてしまった。ぱっと見メイクでもしてんですかねぇくらいには赤みもさしている。ま、これは時間が解決するだろうし、ひとまず異物感もなくなったしまあよいかと持ち前の物事に関してすぐどうでもよくなる思考となっていたところ、今日は旧友と会う日であることを思い出す。全然よくねえ。

とはいえ、この程度のことで予定変更するわけもないので目を晴らしたまま出かけた。ちなみに旧友とは先日はてなブログさんにも取り上げてもらった「冬瓜の味噌汁炎上未遂事件」の同じマンションに住んでいた友人である。

僕ら夫婦と同じようなタイミングで子を授かっており、そろそろ出歩くこともできるかなということで一席設けることとなったのだ。

会場はパセラ。基本はカラオケするところで、うすらぼんやりとパーティーなんかもできちゃう場所らしいよね、くらいの認識でいたら、わりと子連れのママ会定番スポットなのだそうだ。行って思ったけど確かにあれは子連れの方々に使い勝手が良さそうだ。部屋前にベビーカー置き場とかあったし。まあ僕は母子がゆっくりできてお酒が飲めれば多くは望まないけれども。

パセラを知ってどれほどになるかははっきりしながいが、パセラといえば「ハニートースト(ハニトー)」である。職安通りと明治通りの交差点、その大きな道路が交差するポイントにでかでかと広告が掲示されていたのでその存在は随分前から知っている。

ハニトーとついに相見える時がきた。が、四十路越えの僕にはオリジナルサイズを食べ切る胃のキャパシティは到底ない。きちんと身の丈にあったものをオーダーした。

たしか8分の1サイズとかだったと思う。

サイズは控えめなれど、やはり華はある。こういうハレの食べ物ってテンションがあがるなあ。喜んで食べたものの…その、なんですか…やっぱりちょっと僕の胃のキャパに問題があったことだけご報告しておこうと思います。すまなんだハニトーたちよ。

その他、ザ・カラオケ飯的な揚げ物盛りなどもオーダーした。

いやー、清々しいくらいに茶色い

最近こういった感じのものってなかなか頼まないのでこれはこれでやはりウキウキしてしまった。特に手前右、軟骨の唐揚げなんてこういったチェーン店でないと置いてないので最近めっきり食べていなかった。そして久々に食べるとこれがうまい。もう20年くらい前、笑笑とかがまだ幅を利かせていたころに物珍しくて食べまくっていたことを思い出す。そのうち飽きて頼まなくなったし、それだけでなく個人経営のお店などに行くようになったけど、時間が経過して「むしろこれが良い」感すら出ている。チェーン店の良さを再認識できそうな予感。

食べ物の話ばかりしてしまったけど、友人のお子も大変にラブリーであり、我らが子よりほんの少し月齢が上なので先輩風をびゅうびゅう吹かせてもらった。というか1ヶ月違うと進化の具合が結構違う。子らも初めての上下関係を楽しんでくれたことだろうと思う。

こうして平和な時間はあっという間に過ぎ、2次会などもいかずにきちんと帰宅した。さらっと言ってはいるけれども僕と友人がサクッと帰っているのは以前であれば考えられないことだ。ひとって変わるものなのね…(遠い目)

 

きちんとしようと思いクローゼットの整理をしたら目を腫らすというアクシデントに見舞われ、プラスよりマイナスの方が大きいやんけと思ってしまいそうだが、結果旧友とも過ごせたから大きくプラスでよかった。

それにしても、GWあたりからここまで週末を健やかに過ごせていないな…