普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

ステータス異常 夏バテ

夏を愛しているはずなのに、夏には愛されていないのか。もしかしたら僕には夏を愛する資格がないのかもしれない。

それというのも夏バテしそうな雰囲気がむんむんにただよってきているのだ。今考えてみたらここ数日お米をまともに食べていない。麺ばかりだ。あまりお米を食べたいと思えない。かつて本当に本格的に夏バテになったときに麺しか食べられない事があった。あのときの食事のチョイスに似た食生活となっている。これはよくない。

かつての夏バテ時、僕は飲食店に勤めていた。その飲食店ではまかないが出ていたのだけど、夏バテでまともにご飯が食べられない旨を伝えているにも関わらずまかないからあげ無双が横行していたのである。店長がからあげ好きだったから毎日からあげだったらしい。子供か。

百歩譲って店長が毎日からあげ三昧でいるのはよいとして、曲がりなりにも飲食店なのだから、からあげ以外調理できる材料は豊富にある。やらせてくれれば僕が独自に作って食べるとかできたでしょうに。今思えばちょっとしたパワハラだ。いや、からあげハラスメントだ。からハラを受けていたのだ当時の僕は。

からあげは拒否したらまかない無しという今だったら世間から物言いがつきそうな環境の中どう対応していたかがまるで思い出せない。飲食のキッチンは結構体力を消耗するので食べないでどうにかなるとは思えないのだけど、当時結構若かったし若さ担保に命のゲージを削って頑張っていたのかもしれない。今だったらたぶんそのまま果てるな。

夏バテになったことがないひと、これは夏バテになる前の当時の僕も含むが、麺しか食べられないなんて大げさだと思うでしょう。僕もそう思っていた。しかしこれが大げさでもなんでもなく本当に麺しか食べられなくなるのだ。お米の匂いが無理。口に運ぼうとしても吐き気をもよおしてしまい口に入れられない。本当にこんなことあるんだと若干感動したくらいだった。鮮やかに夏バテをキメたと言ってもいいだろう。遊びのないお手本のような夏バテだ。

今は面倒だから麺を食べてしまうけど、お米が食べられないという状況にまではきていない(と思う)ので、夏バテムーブはキメていない(はず)。しかしこのまま安易に麺ばかり食べていると暑さに体力を削られながら栄養補給できずに最大体力が減っていき、最終的にステータス以上「夏バテ」に陥る可能性があるのでもっときちんとしたものを食べようとここに誓いやす。

夏バテのことを語っていたら当時の飲食店に勤めていた社員さんのことも思い出したのだけど、さえないを絵に描いたようなひとで超絶絡みにくかったな。なぜか懐かれてしまって飲みに行ったりもしたものだけど、あのひとは今どうしているだろう。ほぼ毎日一緒にいたのに名前も全然思い出せないって結構なことだ。僕の情が薄いだけなのかもしれないけど。

それよりも全然絡みのなかった包丁ばかり研いでいるクハラさんの方が思い出深い。クハラさんはあまり出勤していなかったけど、クハラさんが出勤すると包丁が切れるようになっているので助かるなーといつも思っていた。でもあんまり包丁を研ぎすぎるものだから包丁の幅が最終的に半分くらいになっていた。包丁研ぎパラノイアすぎる。

話が逸れてしまった。とにかく夏バテになってしまったらせっかくの夏の到来を心から喜んでいる場合ではなくなってしまう。そんな悲しいことにならないためも今日は透析あとにハンバーガー食べちゃおう。アメリカ人が毎日食べてる(偏見)ものなんだから食べたら力が出るに違いない。

今日のお昼の涼しげな翡翠

では、皆さんもよきハンバーガーライフを🍔