普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

時間でご飯を食べる習慣があまりない

休みの日というのはどうも食事がおざなりになりがちというか、食べどきを見誤るというか、とにかく平日仕事をしている日に比べて食事のリズムがずれる。

仕事の日は昼食の時間ということで半ば強制的に時間を決めて食事をしているわけだけど、休みの日はおなかがすいたら食べる、くらいの感覚なのでなかなかしっかりとした食事をとらなかったりする。夜飲みに行ったりしてしまうと余計にその傾向があるかもしれない。

そんな休日の食事情なのだけれど、昨日は珍しくきちんと夕食どきに夕食を食べた。しかもきちんと料理をして。料理自体は嫌いではないものの、取り掛かるまでの腰が重い。

そんなものぐさな僕ではあるのだけれど、誕生日によさそうなだしパックと刺身以外にはなんでも合うというふれ込みのだし醤油をいただき、そのうえちょうどぼんやりと肉じゃがが食べたいという思いがあったことが重なり、重い腰がするりとあがった。

まあ、言ってみても肉じゃがですからな。そんな手間ひまかけるような料理ではないと思う。きちんとやるならもちろんその限りではないのだろうけど、そんな概念は持ち合わせていないので僕からしてみれば煮物は切った野菜をぶっ込んで煮るだけのものだ。それに今回はいただきもののエリート調味料がある。クオリティは約束されたようなものだ。

ばっさばっさと野菜を切り分け、ぐらぐらと煮込んだものがこちら。

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調味料がよいと仕上がりのクオリティはやはりあがる。

ちなみにうちは肉じゃがといえば牛肉なのだけど、地域によっては豚肉のところもあると聞く。調べてみたら特に東北、北海道あたりは豚肉の肉じゃがの割合が大半を占めるらしい。どっちも美味しいし気分で選ぶのもよいかもしれない。

あと、調べるときに肉じゃがのあとにサジェストされたのが「肉じゃが 肉なし」であった。それは肉じゃがではないだろうと誰もが思うところではあると思うのだけれど、どういった食べ物でどんな感じの味なのかは容易に想像ができる。案外、肉じゃがという料理にとって肉の部分というのはアイデンティティとして重要ではなかったりするのかもしれない。本来主役とされ、彼(肉)がいるからこそ肉じゃがとして成立するというのに肉なし肉じゃがというものがまかり通っているというのは彼にとっては切ない話だろう。

だってこれはイングヴェイ・マルムスティーンのバンドからイングヴェイが抜けている状態のようなものなのではないのか。たしかにイングヴェイがいない方がバンドは平和だろう。しかし彼がいないとイングヴェイバンドではないわけだ。

肉じゃがにも同じことが言える。肉なし肉じゃがはじゃがいも入りの野菜の煮物だ。逆説的にどんな煮物であってもじゃがいもと肉が入っていれば肉じゃがといえるのかもしれない。筑前煮でもポトフでもミネストローネでも。侵略性の高いタッグだ。そのくらい強気でいってもらいたいものである。

いもがらみの話になるとどうしても熱くなってしまい、いもの肩を持ちがちだ。そしてにくじゃがを作っているときにそんなことを考えていたかと言われればこれっぽっちも考えておらんかったです。平和にクッキング。

ノンポリで出来上がった肉じゃが夕食として適切な時間に食べられたことはなんだかすっきりとするものがあり、家ご飯も良いものだとほっこりできたのであった。改めてよい調味料をくださった方々には感謝である。

またいただきものの調味料を駆使して何かしらつくろう。

 

そして本日も関係ない画像で締めるのだけど、スーパーのイートインコーナーにあったよくあるカップ飲料の自販機、今こんなんあるの?と気になって思わず写真を撮ったものをあげときます。

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これの右上のとこ。

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ちゃんこ。しかも具入りですよ。めっちゃ気になる。このときは買えなかったけど次いったときは絶対買おう。こういうのっていうのは一期一会と思った方がよいですからな。

 

では本日はこれにて。

 

 

お題「昨日食べたもの」