普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

この戦場に舞い戻ることをどれほど待ち侘びたことか

ついに…ついにゼルダ(ティアキン)が終わった。

え、何言ってんの?最近買ったの?という意見が通常だろうが、発売からそう経っていない頃に入手し、このブログでも熱心にプレイをしていたことを報告している。

どういうことかと言えば、半年以上ゼルダと戯れていたということだ。しかも終わったと言っても終わらせたみたいなところがあり、まだやり残したことはけっこうあったはずなのだけど、もう勘弁して欲しいでやんすとゴリっとストーリーを進めたのであった。

ラスボスがちょっとイージーだったかなという気がしないでもないけどどうなんだろう。でももうあそこまで行ったら雰囲気を感じ取ることが最優先なわけで、こてんぱんに叩きのめされるとか心の折れる仕様だったら泣いちゃってたのであれくらいがちょうどよいか。

それよりも無事ラスボスを倒した後にエンディングのロールが流れている最中、スイッチ本体の充電の残りが4%くらいしかなくてエンディング中に電源が落ちるかもしれないというシチュエーションに緊張感を費やすという独自イベントを堪能した。なんなら一回エンディング中断して充電しちゃったという台無しエピソードまである。おかげさまで最後まで走り抜けることができたけど。途中休憩しようが目的地まで到達できたという事実が大事だ。

最後、このくらいそっけないのが良いのよ

いやしかし、これだけ長い間同じゲームをやり続けていたことなんてこれまでなかったんじゃないだろうか。なにせ半年である。年の半分ということだ。可処分時間が前ほどなくなってしまったとはいえ、これだけの期間同じゲームに向き合えたというのもゼルダだったからこそというのは大きい。本当に良作をありがとうでしかない。

こうしてゼルダを終えることができた僕の取る行動はただひとつ。それはアーマードコア6を購入することである。

まだ買ってなかったんかいという向きもあるだろう。誕生日の勢いで買っちまおうと鼻息荒くしていたが、「すぐやらんのならいま買わない方がよくない?」とひとつ歳を重ね、なんだか妙に大人になった自分が購入意欲を削いできたのだ。ごもっともだなと素直に意見を受け入れゼルダに勤しんだ。でもこの頃からうっすら「ゼルダ、終わらしちゃおうかな…」の域には達していた。でも終わらせなかったのはやはりゼルダが素晴らしいからである。

そしてついにゼルダ終了。このタイミングしかない。なんならエンディングの途中で充電している最中にヨドバシでポチった。そのくらい前のめりで購入したのだ。スケジュール的どう考えても買って数日はプレイできる状況ではないことは頭の片隅で理解しつつ、このタイミングで買わないとまた先延ばしになると見切り発車気味の行動であった。

翌日届いたマイラブリー。

おや?なんかでかいのおる。ってね、そうなんですよ、PS5本体も買っちゃいまして。てへ。うすうす欲しいとは思っていたのでこの機会しかないPartⅡを発動した次第。

恋焦がれたアーマードコア6を家に招き入れ、テンションはうなぎのぼりであったが、前述のとおりプレイする時間が全然なく、始めたのは届いて4日後くらいだった。だったらそれに合わせて買えば良いのだけど、こういうのってのはそういうんじゃないですから。いてくれるだけでいいの。

数日寝かしたのちにやっとプレイを始めたのだけど、チュートリアルステージを全然終わらせることができなかった。なんかでかいヘリがえげつない攻撃を繰り出してくるし、こちらの攻撃を何発あてても全然堕ちないのだ。

え、これ僕がめちゃくちゃ下手なだけか。たしかに上手ではないにしろ一応経験者なんだけどな、とネットで情報を収集しようとしたら「アーマードコア 6 ヘリ 倒せない」というワードがサジェストされた。

検索結果から心を折りに来ている強さであることを入手。やはりそうだったのか。いくら僕がうまくないとはいえ、チュートリアル的なあの場面であれほど勝てないなんてことそうない。「移動は左スティック」みたいな超初歩的な操作説明してるのに出してくるような代物じゃないぞ、あれは。さすがフロムソフトウェア。新規参入プレイヤーに容赦ない。

というか新規なんていないだろくらいの意思を感じる。たぶん、実際アーマードコア6をプレイしている層は9割5分はこれまでのシリーズもプレイしているだろう。この仕打ちに普通なら打ちひしがれてコントローラーを置くはめになるだろうが、なんかちょっと嬉しい自分がいる。闘争心に火をつけられた感すらある。きっちり調教済みのどこに出しても恥ずかしくないAC乗りだ。ここでここ折れるような奴は戦場から去れと言わんばかりである。

僕も向こう20年以上のアーマードコアファン。この戦場に舞い戻ることをどれほど待ち侘びたことか。ここを乗り切らずしてこのゲームに向き合うことはできない。たぶん二桁は立ち向かいやっとのことで憎いあんちくしょうを撃墜した。やっぱり下手は下手なのかもしれない。

その後、本編に突入していくわけなのだけど、けっこう良心的な難易度でわりとさくさくと進めることができた。やっぱりあのヘリはフロムソフトウェアの意地悪だったんだなと痛感する。むしろ入団試験的なものであった可能性もある。門はなかなか開けないけど入ったら快適というような。

まとまったプレイする時間はなかなかとれないけど、これからの傭兵生活熱い展開を迎えそうだ。たぶんまた数ヶ月やりつづけるんだろうな🎮