普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

けっきょく「無事」が一番なわけですな

2024年始動。妻の実家にお邪魔している。が、それ以外はこれといって普段と変わりのない時間が流れている。そのくらいの温度感がちょうどよいとは思いつつ、お正月の特別感もほしいという曖昧な心持ちで今年最初の記事を認め始めた。

起きたら猫の単騎待ちだった

去年の年始に2023年の目標みたいなことで10の項目を設けたと思うのだけど、たぶん何一つとして成せていないような気がする。できていなすぎてもはや怖いので何を掲げたを確認することすらしたくない。ダイエット系の目標もあったと思うが、その点に関しては悪化している始末だ。

でも性懲りも無く今年の目標を掲げていくべきだろう。とはいえ、あまりいくつも目標を掲げても未達になること請け合いなので、ここはひとつ、シンプルにいこうじゃないか。

「一年無事」

これに尽きる。これはさまぁ〜ず大竹氏がよく口にしている目標である。それに乗っかっていきたい。無事が一番。それ以外を望むのならばリスクも冒さなければいけないと考えるべきだろう。そういうお気持ちになったときには荒ぶる肝っ玉で臨んでいきたい所存である。

無事、といえば触れずにはいられない年始の大地震能登半島で発生した地震なのに東京にまで波及してきたばかりか、揺れ方がこれまで体験したことのない気持ち悪い揺れ方だったのが印象深い。がたがたとかではなく、大きくゆっさゆっさと揺れたあの感じ、初めての体験だった。端的に言って不気味。

こういうことがあると黙っていないのがいつもの陰謀論界隈の方々なわけで、早速人工地震云々としたり顔でSNS無双しているようだが、ひとの心ないんかなと思ってしまう。自己顕示欲と承認欲求がモラルやデリカシーという部分を大きく上回ってしまっているとしか思えない。

災害によって被害を受けているひとがいるのは間違いなく、そのひとからしてみれば偶発であろうが計画であろうが実害が出ていることには違いない。それを無関係の位置からしたり顔で「人工地震!」とか言われているのを知ったらまず殴りたいと思うだろう。それまで暴力を奮ったことがない人間ですらそう思っても仕方ない。

そういう僕も外野の人間であるのであんまり感情的になってしまうのは違うか。スルースキルを養っていかねば。僕らの世代はインターネット黎明期からネチケットを身につけた世代のはずなのでその辺り所作は心のどこかに備わっているはず。

せっかくの正月なのでおいしい食べ物とお酒をかっくらってその勢いで去年の年始の目標を確認しにいってこようと思います。