普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

はじけとぶピート くるおしいほどにミート

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見ているだけで匂い立ってきそうなこの男性キャラ、ブレンデッドモルトウイスキーの「ビッグピート」のラベルに登場しているキャラである。飲み屋で隣で飲んだら絶対めんどうなことになりそう。

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カッコつけようなんて思ったらこんなパッケージで店頭に並べて良いとは到底思えない。その潔さがよい。名前の通りのピートの強いスコッチで、なにやらピート四天王のシングルモルトブレンドしているらしい。しかもその内容がボウモア、カリラ、アードベッグ、ポートエレンというのだから背筋が伸びる。ポートエレンに関しては幻の銘酒と言われるらしく、正直僕は名前程度しかしらなかったのだけど、このメンツにぶちこまれているのどから猛者であることには違いないだろう。なんならリーダー格であるかもしれない。さっききまぐれで価格を調べてみたら6桁万円の代物だった。堅気じゃねえ。

そんなアイラ系スコッチの幹部会みたいなウイスキーの存在を知ったそのときからずっと気になっていたのだ。ただ、いかんせんあのパッケージ。あ、もういっかい見ておきますか。

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これだもの。評判こそよいけれども、ふざけている割にはという評価なのではと訝しがってしまうのも無理からぬ話であろう。

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これとか…

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これとかのシュッとした感じとか高貴な感じってないじゃないですか。なにかと自分に言い訳しながらちょっとカッコつけたスコッチを買い続けていたわけなのだけども、2021年暮れ、年内やり残したことはないのかい?と自問自答した時にもわもわ〜とあの男性の顔が脳裏に現れた。ちなみに名前はピートというらしい。香りのピートと人名のピートをかけているとの由。このあたりもなかなかセンスとしては不安なセンスではある。しかしもうそのようなことを言っていても仕方ないではないか。これまでの人生、本気でふざけたものこそ気合の入ったよいものであったなどということ幾度もあった。爆乳三国志のPVを見たとき、そのあまりにもアレな設定、コスチューム、シチュエーションにブラウザをそっ閉じしようとしたところを耐え、曲を完走したときの曲のクオリティの高さになぜ三国志は今まで爆乳とされていなかったのかとまで思ったではないか。そういうことは得てしてある。ビッグピートにも爆乳の奇跡が起こり得るということだ。

ここまできたらもう引けない。念のため家庭内稟議を通し(いちおうそこそこの値段するので)、ビッグピートのためだけに酒屋に走った。

そうしてお招きしたピート殿。いざ実飲。

これは…ピートでしかない…!!

アホな感想ではあるが、まずそれしか言えない。何はともあれピートの香りだ。僕の未熟な舌ではどのくらいの感じでモルトが配合されているとかを解説することができないが、ピートのきついスコッチが好きな人間であれば普くお勧めできるものであると思われる。むしろそうとうにピーティーなのに他の銘柄よりものみやすさがあった。それは僕が振り切ったピーティーが好きだからというのはあるかもしれないけれども。

こうして2021年暮れに我が家にビッグピート旋風が吹き荒れ、ピートとはなんたるかをパッケージのひと(ピート)が知らしめていったこであった。

このエントリーは今週のお題「買ってよかった2021」によるものなのだけど、2020年バージョンもお酒についてお題を書いていた。この変化のなさ、どう受け取るかはあなた次第です!☝️

 

ちなみに爆乳三国志の曲名は「爆乳音頭」なんだこちらもよろしくお願いいたします🙇‍♂️