普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

水族館ってけっこうはしゃいじゃいません?

そうだ、水族館だ!水族館に行こう!

そう思い立ち、池袋のサンシャイン水族館に行ってきた。家族連れだってのお出かけはちょっと久しぶりでなかなかテンションがあがった。端的にいうと自分が想像していた以上にはしゃいでしまった。水族館ってあんなに良いものだったかなというくらいに。

だってこれですよ。

ふだん脚しか見ないもんだから

春画でしか見たことないようなタコが見れるなんて否が応でもテンションがあがるというものである。これと猥褻を結びつけるなんて本当に日本人はHENTAIなんだなと改めて思わされてしまった。

その他、今や地下アイドルばりに局所的人気を誇っているこの方もばっちりおわした。

ダイオウグソクムシ

大王なのに愚息とか言われちゃって先代の王様と仲が悪いのかなと思ったら具足のほうだそうで。言われてみたら確かにそうだよなと腹落ちした。にしても具足ってまた足だけとかやけにピンポイントだなと思ったら「具足」という単語で鎧兜一式の甲冑を意味するものだそうだ。へー。

あとはなんといってもこれ。

時間を溶かすには最適な空間

クラゲを眺めるのがけっこう好きで、水族館ではこのコーナーを楽しみにしている。たぶん、同じような好みのひとはわりといるのだと思われ、水槽前の壁際にベンチが用意されており眺めやすいように整備されていた。他のコーナーにはないものなのでやはり眺めたいひとへの配慮だろう。

まんなかのやつとかAKIRAの神経標本のようだ

今回は子連れだし時間も微妙だったし、あと意外とひとも多かったのでそこまで長居はできなかったが、ぼーっと眺める時間とかあったら素敵だなあ。これはもう飼育するしかないか。

クラゲの飼育もちょっと本気で考えてしまうところだけど、それよりも何よりも単純に他のエリアでの水槽が綺麗であることに感動した。

アリエルいそう

幻想的という言葉が似合う美しい水槽。リトル何某とかファインディングなアレに登場するキャラがいても違和感がなさそうだ。こういった美しい水槽を見るとアクアリウムやってみたいなと思ってしまう。たぶん細やかな手入れとかできないとこんなに綺麗にならないだろうから完全に僕は向いていないだろうけれども。あと沼の香りがぷんぷんするので立ち入ってはいけない領域であろうことをこれまでの人生経験から察知していたりもする。

一般的な水族館と同じように海モノの展示と淡水モノの展示があることはおそらくご存知の通りかと思うが、僕は海の方がロマンがあって良いなと思う派。とはいえ、やっぱり淡水モノでも興味を惹かれる魚はいる。

すっけすけ。なんかギリギリ感があって応援したくなる。

こういう魚とかなんでこうなったんだろうなと考えてしまわないだろうか。生きていくためにこの状態になることが必要だったわけなのだろうけど、人間の発想からするとそうはならんやろである。魚には魚の美学があるのだろうから好きにしてもらえばよいですけども。

淡水は魚よりもわりと両生類にテンションを持っていかれることが多い。

重なり合うふたり

どういう状態なん、これ。と思ったけど、よくよく見れば紋章っぽさのある趣深い状態であることに気づく。盾とかの上のほうにこんな感じのデザインありそう。高貴ですらある。

水族館はかなり久しぶりだったけど、おじさんをはしゃがせるには充分なスポットであることがよくわかった。他の水族館にも行きたいという気持ちが俄然湧き起こってきたので全国場所は問わないのでおすすめの水族館あれば教えてください。

空飛ぶペンギンぽく撮れた1枚