普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

独自解釈で薪を焚べられる話題が好まれるというわけで

Twitterを見ている時間って生活の中でもかなり不必要な時間だなと思う。思ってはいるのだけどつい見てしまう。しかも1日の中で数時間単位で見てしまう日すらある。特に透析の日など。そして最近のTwitterの仕様では話題のツイートをタイムラインに表示する「おすすめ」という機能があり、話題になっているくらいなので大なり小なりひとびとのリアクションがあるものがおすすめされる。

リアクションがある、というのはそれだけ「何か言いたくなる」内容であるわけで、そうなるとわりと言葉が強かったり主語が大きかったり、ネガティブな内容だったりというツイートが多い。少なくとも僕の「おすすめ」のタイムラインはそういう内容のものが多いのだけど、これってひとによって内容が結構違うのだろうか。僕の心が反映されているのだとしたらそれは僕の心は荒みきっているだけなので浄化が必要だ。ひとによってはかつてのTwitterのようにネタツイートが咲き乱れてほっこりする「おすすめ」タイムラインもあるのかもしれない。

おすすめに表示されているのだからトレンドにあがっているものもある。その中でも今日気になったものとして「旦那の教育」というワードが入っているものだった。元々は田中みな実さんが結婚に乗り気でない理由を挙げた中のひとつにこのワードが入っていたのだけど、まあいつものというかなんというか、独自解釈で薪を焚べる方々が多くおり、見事に燃え上がっていた。

要は家事、育児がろくに出来ない夫にその辺りのこときっちり教え込まにゃあいかんという意味での「旦那の教育」というわけであるが、僕個人の考えとしては教えてもらえるならそりゃ親切だよね、と思える。ただ、どことなくマウント感のある物言いの”教育”という言葉に引っ掛かりを感じる方々がいるのだろう。

結局言い方の話であって、事実としてその必要があっても口八丁でうまいこと転がしておけばまあ揉めずに済むのかなと思ったりする。Twitterなのでそれでは盛り上がらないわけですけれども。うち?うちのこたぁまあいいじゃないですか。ふつうっす、ふつう。持ちつ持たれつでやっております。この記事を妻が見て、怒られたら”そう言うこと”として改心します…

Twitterどうかと言いつつついでなんでもう1つトレンドにあがっていたもので気になったものが「バレエの先生」というもの。これはAV女優の方がこどものバレエ教室の講師をしており、そのことが原因で講師としての仕事を削られてしまったというもの。

この方がバレエ教室の講師をやっていることの是非についてはそれぞれ考えがあるのだろうからここでは言及しないのだけど、僕が思ったのはAV女優と知らずにバレエの先生として接していたのに、何かの拍子に先生がAV女優だと知って、その作品を見てしまったときの生徒の気持ちたるやである。

ショックを受けたり、嫌悪感を抱いたりとか概ねポジティブな感情ではないのだろうとは思われるのだけど、その中のほんの一握り、めちゃくちゃ性癖が歪む子も現れるのではないかと思うのだ。見てはいけないものを見てしまった罪悪感の中に確かに芽生えた高揚感。そんなものを感じる子だっていると思うのだ。聞けばこのバレエの先生、作品もバレエ絡みだと聞く。それはギルティすぎる。その子のその後の人生、めちゃくちゃピーキーなシチュエーションでしか興奮できなくなっちゃうんじゃないかと勝手に心配になった次第である。

そういう面で言うと事前に「そういうひと」として雇ってもらうのが雇う側も雇われる側も幸せなんじゃないかと思う。とはいえ、こども相手じゃ説明しただけでわかってもらうというのは難しいか。こういうのってどう考えるのがいいんでしょうね。AV女優が良い悪いという話では当然なく、こどもを指導することとの相性の悪さだと思うんだよな。納豆食べたひとが酒蔵立ち入り禁止、みたいな。あれも納豆食べることが悪いわけじゃなく、杜氏であるからには納豆を食べちゃいけないという話だし。組み合わせ的にどうしても…なもののひとつであるのかなと思ったのでした。

Twitterにちなんで青い鳥