普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

日常のアップデート

今日のコロナの感染者数は39人らしい。Twitterのトレンドであがっていたのでツイートを眺めていたら大半のひとがこの39という数字にポジティブな感情は抱いていないようだ。というよりももはや疑心暗鬼といってよいレベル。

今までの右往左往とした対策や報道を見ていたらそれも仕方のないことなのかもしれない。そういう僕も同じようなものではあるのだけれど。

考えようによってはみんな「まだ大丈夫なわけないだろう」と思っているということで、気は抜いていないということなのだからほいほいと自粛解除するような事態は避けられるのかもしれない。と、少なくともTwitter上で見かけるひとたちはそうなのだろう。

今回の話だけではないけれど、Twitter民もかなり意見に偏りがあるとは思うので、それが世間の意見と思ってしまわないように注意が必要だ。情報の取捨って本当に難しい。

ひとと会ってコミュニケーションをとるということが特別なことになる日がくるとは。といってもまだ2週間程度しかそんな時間を過ごしていないわけだけれど。それでも今月入ってからオンライン以外でひとと酒を飲んでないのだから僕からしてみたらなかなかのことではある。とはいえ、オンラインで飲めるだけまだよいという考え方もあるわけで、現状を楽しむ方法を見つけていきたい所存だ。

つい先週末もオンライン飲みを昔の友人としたのだけど、普段全然会わなくなってしまった友人のほうがかえってオンライン飲みというのはむいているのかもしれないとも感じた。距離や時間はあまり気にしなくてよいぶん誘うハードルが下がる。

結果、僕も友人もずぶずぶに酔って僕は翌日夜くらいまでひととして使い物にならず、友人はその日のうちに家財道具と相撲をとったそうだ。(よろけて倒したらしい)ある意味変わってない。また飲みたいと思える素晴らしい友人だ。僕らだらしない酔っ払い勢は帰路にやらかす(きちんと家に帰れない、ものを失くす)ことが常だったのでオンライン飲みはその点あまり心配しなくてよいというのは素晴らしい。

オンライン飲みといえば会社の先輩からしょっちゅうお誘いがきていたのだけど、最近なりを潜めている。あまりにも誘いすぎて先輩の家人から指導が入ったのか、それとも本人が気を使っているのかはわからないけれど、最近はそんなに誘われない。

その先輩、目に見えて荒んでいっているのだ。もともとどっしり構えているタイプのひとではないのはわかってはいたこととはいえ、よもやここまでとは。

互いに在宅勤務となっていて、たまにLINEが入ったりするのだけど、その内容が上長や同僚からメールが入ってうざい、そのせいで仕事をやる気がなくなったというような内容であったりする。いや、それ仕事でしょうがと思ったりはするのだけど、面倒なのでスルーしている。端的にいうとむずがっている。おむずがりおじさんなのである。

先輩だけでなく、こういったことになっているひとというのは少なくないのかもしれない。いわゆる自粛鬱というようなものにつながっていってしまうようなことで。

そこに追い討ちで母体である会社が立ち行かなくなって人員整理、へたしたら会社そのものがなくなり、職を失い路頭に迷い、最悪の事態に、なんてことが近い将来結構な確率で起こりそうだ。直接的にコロナが原因で命を落とすひとより圧倒的にそちらの方が数が多くなるかもしれない。

気にするなといっても無理だとは思うけれど、暮らしのアップデートが必要なタイミングであることは間違い無いのだろう。今まで通りではなく、この時勢に合わせた楽しみを見つけていくということだ。僕はそういうの結構好きなのでよい機会だなとおもっている。

 

とはいえ、可処分時間はゴリッゴリに、FF7に費やしてるけどな。そこに関しては僕にとってベストタイミングであったといえるとおもう。