普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

鳩のトレンド、チャージメーターの優しい嘘

先日の記事で少し触れたように、今は在宅勤務をしていることが多い。それ自体は良いし、不便はほぼないのだけど、日常生活から得るインプットというのはただ過ごしているだけでは限られるように感じる。

もう少しいうとより能動的にインプットを求めないとただ時間だけが過ぎていき、過ごした時間を振り返ってみても自分を刺激する出来事、考えをより深く巡らせる出来事に出会っていることは稀だ。まあそれはそれで平和に過ごせているということで悪いことではないのだけども。

対して出勤などをしているとどれだけ受動的な態度でいても”世の中”というものに触れるため、些細な出来事きっかけで考察が生まれる。

例えば、昨日出社した際の会社最寄駅からの道すがら、鳩が昨晩仕込みの酔っ払いの身体から放出された元食べ物をついばんでいるのが目に入った。それを見て「吐瀉物を食う鳩って都会の存在だよなあ…」と思うなどした。田舎の鳩はそんな経験ないだろう。きちんと虫だの実だのを食べているはずだ。

昔の時代の田舎のばあちゃんが都会のハイカラなものを食べたことないのと同じかもしれない。そうなると都会のハイカラなものが酔っ払い仕込みの元食べ物ってことになってしまうので最低な喩えだな。でもまあ、都会では何が流行るかわからないし、熱狂が鎮れば流行っていた意味がまるでわからないものだって多々ある。都会の鳩も後年「我々はなんてことをしていたんだ…」と都会での熱狂にに飲まれた自分を恥じ、田舎に移り住んで虫だの実だのを食べる鳩生を送るかもしれない。

鳩のトレンドを考えるという人生でも上位に入るであろう無駄トレンド分析であるが、これも外界の刺激に触れてこそのことである。

そしてやはり昨日、帰りの電車で最寄駅に到着し、ICカードのチャージ額が心許ないことに気づいたためチャージをしたところでまたふと思う。

「チャージ進捗を示しているこのメーター、作業終了時間から逆算して同じスピードで蓄積されていかなければ意味ないのでは」

参考。ダウンロードとかインストールのときとかも現れる。

どういうことかというと、この手のメーターは最初だけ勢いがよくて最後のほうのあと少しでコンプリートというところでものすごくつんのめって一生メーター満タンにならないんじゃないかなってくらいに時間がかかることがあるじゃないですか。それ。最初だけめちゃくちゃ順調にメーター伸ばして「なんだすぐ終わるじゃん」って思ったのに結局けっこう時間かかっちゃうやつ。あれ。

いや、わかる。雰囲気というか、「やってる感」を出す役割なんだってことは。だったら優しい嘘をついてほしい。サクサク進む作業箇所とそうでない作業箇所があるからあの仕様になっているのかもしれないけど、そこは均等にメーターが溜まるという優しい嘘をついてくれるというのが真の誠実さってもんじゃないのかい?

どれほど精算機に絡むのかというところではあるが、実際のチャージは上記のような”詰まった”感じはあったものの秒で終わりました。すまんね、精算機氏。だる絡みしちゃった。

大げさに”インプット”などと言っては見たものの、結局この程度。鳩のトレンドとか精算機にだる絡みとかではあるのだけど、家の中で過ごしただけではやっぱり向こうから飛び込んでくるような情報ではないのでそこそこは外に出て”世の中”の刺激を受けるのって大事だと思った次第です。

て、そんなことみんな知ってるかとなんか恥ずかしくなってきたところで本日はこれにて🐦