普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

日乃屋カレーで感慨にふける

昨日は今年度初の出社日。そうは言っても特に何か変わることもなくいつも通り電車に乗るため駅構内を歩く。

すると、時刻案内の電光掲示板で「闇バイトに注意!!」みたいな文字が流れているのを見かけた。昨今SNSなどを通して元々のツテなどがなくてもそういったイリーガルな行為に足を踏み入れられてしまう傾向があるため、注意喚起としては至極真っ当である。

しかし、駅のような公も公の場に”闇バイト”という単語が踊っているのは違和感を感じた。もともとアンダーグラウンドでひと知れず行われていたから”闇”なのであって、誰もが知るものとなっているのだとしたらそれは公然の違法行為なので”闇”ではないのではと思うのだ。まあ闇だろうが光だろうが表だろうが裏だろうが違法なもんは違法なのでやはり啓蒙していくのは大事なのかもしれないけれども。

朝一番から屁理屈的な生産性のない気づきを得て、電車に揺られて職場へ到着。今年度から同じシマに配属になったひとと挨拶を交わす。前評判によると切れ者の女傑らしい。女傑は配属先の名刺を自分で作ることに四苦八苦しており、名刺発注だけで午前中の業務を終えていた。パワータイプのひとかも知れない。攻撃力を上げて物理で殴るタイプのひとだったら僕は補助系のアイテムを駆使してサポートしていこうと思う。

女傑の名刺発注も見届けたところでお昼ご飯の時間だ。いつも通り散々迷ったが、日乃屋カレーとすることとした。日乃屋カレーは関東を中心としたカレーチェーン店である。「始まり甘く、後より辛い、余韻残りしカレールウ」をコピーとして掲げ操業しているらしい。

このカレー、そのコピー通り「けっこう甘い…いや、辛さもあるか、いや、どうなんだろ、これ…」と自分の中の評価を模索してるうちに食べ終わるカレーとなっている。そして食べ終わった後に「しばらくは日乃屋カレーはいいかな…」と思うのだ。決して満足していないわけではない。しかし何か違ったかもしれない、今日のお昼は他のお昼ご飯の可能性もあったのではと自分の中の葛藤が生まれてしまうのだ。自己を見つめ直し、惰性で選んでしまいがちなお昼ご飯の満足度をブラッシュアップすることができる哲学的なカレーということである。

難しい気持ちになるカレー

行くたびにしばらくはいいかな、と思うも必ず再訪しているのだから僕は日乃屋カレーにストレートではない思い入れを抱いているのだろう。たまに会うからいい、みたいなタイプのひと、いるじゃないですか。日乃屋カレーはそのタイプ。CoCo壱はすごく気が合うとも思ってはないのだけどなんだかんだで気付けばよく遊んでいるタイプである。

出社の目的(お昼ご飯)も果たしたし、あとは機嫌良く過ごせば良い。エアっぽかったりシャドウっぽかったりする仕事ぶりで就業時間を迎え帰路についた。

 

帰宅後はそら豆の1粒単価の高額っぷりに慄きながら晩酌などして過ごした。6房で600円、1房3粒入りなので1粒30円越え。そら豆ってこんな高級食材だったけ?

と、完全に蛇足情報を放り投げて本日は以上となります🫘

仙豆だってもっと単価安いよ。知らんけど。