普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

幹事力の低さを露呈してしまった

やっとのことでコロナ的なものも落ち着いてきたということで、昨日は職場の歓送迎会が催された。

催された、とは言っているけど、幹事は僕だ。正直、こういうのって苦手ではあるのだけど、職場の近くは幸い店の数は星の数ほどある。よほどのことがなければはずさないだろうと高を括っていた。

 

が、見事にはずした。

 

考えられないくらいに部屋が狭かった。8人部屋ということだったのだけど、独居房かつ座敷牢みたいな作りの部屋だったのだ。あの部屋に8人詰め込むって、感覚で言ったら信玄餅詰め放題で限界まで詰め込んだときのパツパツぶりだ。ちなみに信玄餅詰め放題最多記録は37個だそうな。次元歪んでる。それをいうとまあ10個くらいかな。それでも詰め放題というイベント性がなければ「がさつだなあ…」と思う程度にはキャパオーバーを強いている。

歓送迎会というからには送り出すひとと迎え入れるひとがいる。どちらも同じシマの方々で、迎え入れるのは前回の記事にも登場した女傑、そして送り出すのは学級委員長のようなタイプのひとであった。

女傑は部屋に入った瞬間部屋チェンジを要求したらしい。さすがだ。僕はそういう交渉をするのが一番苦手といっても過言ではなく、「ま、我慢できなくもないしね…」と諦めてしまう。言いたいことをきちんと言えるひとって羨ましいなあ。憧れるかっていうとそうでもなかったりするのだけど。

部屋変えの訴えは結局遠らず、それどころ「今の時期はどこもこんなですよ」とけんもほろろの対応であったらしい。予約したお店、大通り沿いのお店だったからな、けっこう殿様感出して商売していた可能性はある。そういう意味でも成功には程遠いお店チョイスであったな。

その後も女傑はその豪快さを損なわず、えらい勢いで上司をいじり倒していた。すごいな、ほんとこのひとは。

一方委員長は異動先の部署はこれまでの部署とはなにもかも雰囲気が異なるとのことでまだ自分のペースが掴めていないようだった。話を聞いていると同じ社内なのに違う会社のようにまるで違った。聞くところによると新規事業の立ち上げを行う部署のようで、まだ立ち上げ2年目らしい。社内スタートアップ的なことで、その道すら自分で敷いていく段階のようだ。

そういうの、すごく良いなと思う。未整備の状況から自分たちで状況を作り上げていくのってとても好きなのだ。今の仕事もわりと最初はそのような雰囲気があったので、それもあってけっこう楽しくやれているのはあると思う。

完全に新規で会社を興すほどのリスクはなく、資金に関してはある程度は注ぎ込める。そしてある程度の冒険は許されるわけなのだからちょうど良いバランスかもしれない。

ただ、めちゃくそダイレクトに儲け重視で運営していく方針のようなので僕には絶対に向いていないだろうなと思った。僕は金を稼ぐという能力に対して壊滅的に才能がないので。

委員長は財布の紐は固いそうだけど、ごりごりの儲け話を突き通すとかそういう方面になると大丈夫なんかいな、という心配をしてしまう。まあやるしかないのでやるんでしょうけれども。

ちなみに、シマの長老と僕は早出をしていた関係で早く仕事が終わったので会の前に1杯やっちゃいますか的なことで会場近所のお店で飲んでいたのだけど、マンツーに思いの外緊張してしまい、不自然なくらいに喋りまくっってしまった。しかもわりと自分語りみたいなことになってしまってコミュ障ってこういうことだよなと忸怩に堪えない次第である。

メンツとしては楽しくやれた会ではあったので最終的な評価はB-くらいまでは持って行けたのではないかと思う。飲み物が出るのだけは本当に早くて作り置きしているんではないかと思うほどに秒で出てきたし。いやでも…時期なのか場所なのかけっこうきっちり2時間で追い出されたのでやっぱC +くらいかも。次回までに幹事力を研鑽しよう。

 

あとひとつだけ、実は予約の段階で「部屋…狭くない…?ま、いっか!」と面倒さに任せてエイヤと予約してしまったことを白状しておこうかと思います。

僕に任せちゃだめなんだって。

座敷牢をテーマにしたお店あったらそれはそれで行くかもしれんな