普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

2億センチと球と直線

マキシマムザホルモンの新曲のタイトルが「刃渡り2億センチ」らしい。たぶんこのブログを書いている時点では歌詞は解禁されていて、曲は発表されていないと思うのでどういう曲なのかは知らないのだけど、なにしろそのタイトルである。

刃渡り2億センチ。めちゃくちゃ長い。2億センチというと途方もない数字なのでもう少し生活に近づけた数字にすると2,000kmということになる。どの程度の長さとなるのか調べたら北海道の知床岬から種子島の宇宙センターくらいの長さとなるようだ。要は日本の北端から南端ほどの長さということである。そんな刃物存在したら一振りで日本を真っ二つにできる。

相当な業物であることは間違いないが、その長さを考えているうちに、そんな長いものを振り回したら宇宙からはどう見えるのだろうということが気になり始めた。日本を縦断するほどの長さのものを振りかぶったら「あ、なんかたこ焼きに爪楊枝刺してるみたくなった」となるのではないだろうか。日本列島を縦にしたくらいの長さだと少し長さが足りないかな。地球の直径は12,000kmくらいらしいので2,000kmだと6分の1か。やっぱり少し足りないな。

ではこの際たこ焼きに見えるか基準にあわせて刃渡り12,000km(12億センチ)とすれば振りかぶった際にたこ焼きに爪楊枝を刺した見えるということだろう。ではそれを振り下ろしたときはどうだろうか。振り下ろし切ったとき、球状のものに対して並行に棒状のものが添えられることになるので、イメージとしては孫の手のボールの部分にあの”孫の手”部分が貼り付けられたような状態になるのだろ思う。

このボールとの接合部ということです

そこでまた僕は思ったのだ。地面に対してずっと並行な道路を作り続けてもこうはならないよな、と。例えば日本からスペインあたりまで凹凸のない真っ直ぐな道路を造ったとしても前述のような状況にはならない。宇宙からみても地球に沿ってやんわりと湾曲しているようになるだけなのだ。真っ直ぐ並行にしているつもりなのに。地面に並行は直線であるはずなのに、実はそうではないということなのだなと。

真の”真っ直ぐな道路"を造ろうと思ったら地球からはみ出しちゃうよねということが言いたかっただけなんだけど、最終的に何言ってるんだかよくわからないことになってしまった。

もっとシンプルにいうと犬吠埼あたりからハワイに向かって如意棒(ドラゴンボールのやつ)を真っ直ぐに伸ばし続けたらハワイに着く前に地球から飛び出しちゃうんじゃないかなということだ。(この場合棒のしなりなどはないものとする)こっちの方がわかりにくいかもしれない。

誰も試すことはできないと思うので実際のところどうなるのかはわからないけれども、自分で言いながら主張の内容がフラットアーサーに帰結しそうな内容だなとは思う。僕は地球が平坦でも球状でもどちらでも良い派ではあるので刃渡り2億センチみたいな物騒なものがこの世に爆誕しないことだけ願っておこうかなと思います。