普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

雨の週末の所感

天気に恵まれない週末であった。こういうときは家から一歩も出ないに限る。時折強くなる雨音をBGMに先週帰省した際にお土産としてもらってきていた生落花生を茹でることとした。

茹で前写真しか撮ってない

この茹で落花生という食べ物、初めて知ったのは小学生くらいのときだったと思う。小学生のとき1回食べたきり、大人になるまで落花生を茹でるという食べ方に巡り合わなかったのだけど、もしかしてあまり一般的な食べ方ではないんだろうか。

まあ確かに味はともかく食感は好みが分かれそうな気はする。落花生と言えば殻を剥いて、そこから出てくるのはカリッと食感のピーナツであるが、茹で落花生は殻からしてじゅくっとしているし、中身もしおっとした感じはある。それが良いと思えるかどうかがターニングポイントだ。僕はけっこう好きですけれども。

茹で落花生による小さな幸せを得て、お次は郵便物の整理。投函されているチラシの類はだいたい捨ててはしまうのだけど、ひととおり目は通す。その中でもナポリの窯のデリバリーのチラシに目を引かれた。

タモリさんが…?

正直、このピザ自体はそこまで僕の好みではないのだけど、タモさんが食べたいと言っているというのはあまりにもパワーワードすぎるなと感じた次第である。よく知らない一流のピザ職人のお墨付きよりもタモさんのお墨付きのほうが「タモさんが言うなら…」と思ってしまう自分がいるのだ。自分にとってのタモさんへの信頼度を再構築した週末となった。いつどこで言っていたのか謎だし、そもそもタモさんこんながっつりをピザ食べたがるのかなと疑問に思わないでもないが、勝手に名前を使うわけもないので何かしらの形でタモさん公認なのだろう。

タモさんパワーでピザを食べるのかと思いきや、夜ご飯は串カツをウーバーイーツで頼んだ。雨が降っているけどどうしても外のものが食べたい衝動に駆られ、配達員の方には申し訳ないなと思いつつもつい頼んでしまった。

ただ、一説には雨の日はこの時の僕みたいな出不精が増え、稼ぎどきであるとも聞く。そういうことであるなら雨の日の配達依頼の罪悪感も薄れるのでどなたか真実をこっそり教えてください。

 

明けて日曜。やはり天気は良くない。平日になかなかできないゲームをやりためて過ごす。最近本当にゲームをやる時間がないので始めたゲームがいつまで経っても終わらない。ある意味コスパがよいかもしれない。ちなみに今やっているのはFF7リバースで、7月初旬から始めたと思うのでもう2ヶ月経過している。長旅だなあ。

ゲームもそこそこ楽しめたところで夕方。この日は飲みに出かけることについて事前承認をとっていた。閉店してしまったかつての行きつけの飲み屋の元店主が、新天地でかつてのお店風に切り盛りする1日と知らされていたのだ。

そのお店で出されていた看板メニューの数々が再現されていたので、その中のひとつであるハンバーグをオーダー。

鉄板焼きやのようでよき

何が素晴らしいかって、おいしいのはもちろんなのだけど、店主は僕の食が極細なのを知っているので量の調整を提案してくれることである。他のお店なら「食べたいけど量がなあ…」と諦めるところをフレキシブルに対応してくれるところが最&高。

僕はそれなりに早い時間に行っていたので元常連はまだこの時点はそこまで多くはなかったが、その後続々と駆けつける元常連だち。行きつけの閉店以来会ってないひとなんかもいたけど、あの場で独自のグルーヴを共有したひととは「おう、先週ぶり」くらいの感じで再び生産性のない話で盛り上がったのであった。

あまりに楽しすぎて予定していた帰宅時間から大幅に遅れてしまい、妻からのひと怒られが発生したものの、お土産作戦でそこはなんとか乗り切った。

はあ、やっぱりあのお店はかけがえのないものだったのだなとほんの少ししみじみ。次回があることを願って止まない。