普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

機能はポンコツでよいのでもうちょっと猫っぽさあってもいいんじゃないかな

今週の出社日2日とも雨に降られてしゅんとした。しゅんとしたと言えば「しゅんとしたオクレ」だ。凛として時雨がまだインディーシーンで活動していたころ、なにかのライブにシークレットバンド「しゅんとしたオクレ」で出演したのだ。韻の踏み方もさることながら、しゅんとしているオクレ師匠という誰もハッピーにならない情景を想起させる力技。さすがのワードセンスだなと思った記憶がある。

言っておいてなんだけど、まったくもって今から書こうとしていることに関係がない。しゅんとすると言えばオクレだよね、くらいに僕の心に刻み込まれたのは間違い無いのだが。

 

そういったことで雨の中の出社。通勤、退勤時以外は基本的に建物の中にいるのだから大した影響もないのだが、お昼ご飯には大いに影響がある。雨の中傘さして長距離歩く根性がない。そうなると手近で外さない食べ物へ落ち着いていくことは無理からぬ話であろう。

僕の場合そうなるともうカレー(ココイチ)ハンバーグ(ガスト)くらいしか選択肢に上がってこない。ただでさえ茶色い食べ物を食べがちなのにその中でもエリート級に茶色い食べ物だ。カレーの場合なんてカツまで足しちゃって、それならきつね色でギリ脱茶色なんじゃない?と思わせておいてカラフル界隈ではお前は充分茶色だかんなと烙印を押される始末。とにかく雨の日は茶色の純度が高まる一方だ。

雨の日の茶色を薄めてはいけない。そんな使命感にも似た気持ちをもって今日はガストでハンバーグを食べることとして。いつものガスト、いつものメニュー…かと思ったらテーブルに見慣れない印刷物が置かれていた。

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ネコちゃんロボットが配膳を行うこともあるらしい。ほほう、おもねっておるなと思いつつ、「こともある」程度だしまあ普通にひとがくるのだろう。実際先ほどとなりのひとのもとに店員さんが品物をサーブしていた。あとこの説明書きの写真、もうちょっと猫っぽく撮れなかったものだろうか。顔だと思われる部分のシェイプと表情、特に目のせいで忍者コスプレをしているミスターポポに見える。

とりあえずなんにでもいっかいケチをつけたがるタイプ(嫌なタイプだな)なので今日はとりあえずこんくらいにしといたろかいといったところで品物がきた。

こいつでな。

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なんか言ってるんだけど音量が小さくて全然聞き取れない。でも乗っているのは僕が頼んだものであるようだ。とりあえず間違っていることもないだろうが、どの程度まで配膳機能があるのかなと待ってみたら普通に自分で棚から取り出すスタイルだった。感覚としては松屋とか富士そばで商品を提供されたときに取りに行くような感じだった。席からほぼゼロ距離というのはあるけれど。

おっかなびっくり取り出したところ、わずかに移動してとなりの席のひとのところでも今やっていたのと同じことをやっていた。ロボットとしてはとても正しい行為だ。

これ、お役にたってます…?とガストの店員さんの方をちらちら見てみたけれど、店員さんは忙しそうだったので意外に戦力として期待されているのかもしれない。あとは猫として自分を磨いてほしい次第だ。

こういうポンコツ(言っちゃった)はわりと好きなので次回ガストに行くまで是非とも現役でいてほしい。