普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

ほぼ職場に行ってなかったけどそれは大した問題じゃないようだ

久しぶりに出社をして勤務をした。コロナを経ていたので10日以上ぶりである。出社をしてみての感想は「職場、さすが仕事をする場所だな」と、納得の働きやすさであった。在宅勤務も慣れたし、だいぶ家で完結することは増えたとはいえ、そこは古来より仕事をする場所として設けられた場所、働くことに特化した環境なので仕事をするべき場所だ。あそこに住めと言われても住めはしない。それを考えると住める上に働けてしまう自宅ってやっぱり最高なんじゃないかと思えてしまう。ジョブで言うと赤魔道士とか魔法剣士くらいフレキシブルかつすごい。職場は忍者くらいだ。FF3、5のジョブたとえしてみたけどたぶんこれ読んでるひとひとりもわからんのでしょうな。

なんでもそうなのだけど、強制されると反発したくなるもので、在宅勤務ができるのに出社をしろと言われれば頑なに在宅勤務を続けたくなる。逆もまた然りで在宅勤務ばかりしていると出社して働くのもよいなと思うものなのだ。学生の頃、校則で髪型をガチガチに縛られていた時の方が脱色だの校則をすりぬけるような奇抜な髪型に果敢にチャレンジしたものだが、誰からも何も咎められることない大人になったときには別におとなしい髪型で文句もなくなるというのと同じ状態だ。

今回コロナで10日以上も自宅で働いて、そうでなくても最近は在宅勤務の比重多めで働いていると、出社なんてもうほぼ息抜きだ。お昼ご飯を外に食べにいくついで仕事をしている感すらある。今改めて出勤日数を数えてみたら今月5日しか出社していない(働いてはいる)。正月休みなどがあったにしろ、それで仕事になっているのだから時代は変わったものだなと感慨に耽ってしまう。

そして、息抜きのための出社となるとお昼ご飯の選び方もまた変わってくる。せっかく家から出てきたんだからしっかりしたものを食べたいという思いもあるにはあるが、「逆に」の気持ちで資本系の家系ラーメンを食べたくなったりする。いわゆる赤い看板の”○○商店”みたいな家系ラーメンだ。

どこにいってもこれが出てくるすごさ

職場の近くに人気のこだわりラーメン屋はいくらでもあるのだけど、このセントラルキッチン生まれのジャンクな家系ラーメンがどうしても食べたくなるときもある。ハンバーガーでいうと専門店のハンバーガーのほうがどう考えてもおいしいけど、どうしてもマクドナルドじゃなきゃ日みたいなものだ。ないですか、身体がジャンクを求めてしまう日が。

いやしかしね、この資本系というのは本当にすごいなと思うのが、どこでも同じ味のものが出てくるところだ。本物志向の家系ファンからしてみれば邪道も邪道なんだろうけど、あの赤い看板のお店に入ればどこでもそこそこ「家系」のラーメンが食べられる。

これって家系が流行り始めた2000年代初頭頃から考えると画期的なことだ。あの頃はまだ家系ラーメン屋ってそこまでなくて、あれば小躍りして入店するくらいの希少性があった。それがいまや(たぶん)全国どこでも家系ラーメンが食べられる。

いちど、先輩とキャンプに行った帰りにその地元の人気家系ラーメン店に行こうとしたところ、激混みで諦めたものの家系ラーメンのおなかを覆すことがでかなかったとき、この資本系に入店したら旅情を打ち砕く程度にはいつもの味が提供された。それくらいの安定感があるのは風情はないがすごいことだ。

そういったある意味では台無し感のあるお昼ご飯を食べてこその出社ということである。である、とか言ったけどめちゃくちゃ適当言いましたよね、あきらかに。何が言いたいんだかわからなくなってきたところで今日はおひらき🔓