普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

ラーメンを思いながらハンバーグに抱かれる

昨日、今日ともに出社をしてきた。最近社内の出社率の基本が変わり、8割出社らしい。なんだ、8割って。ようは週5勤務日があるのだから4日出社、1日在宅ということだ。もういい加減出社するか在宅勤務するかを選ばせて欲しい。

正直なところ最近コロナに関しては感染者数こそ日々わりといるものの、以前ほどのピリついた空気というものを感じない。

なので、感染対策を乗り越えたところで働き方の選択という意味で在宅勤務をもっと可能にして欲しいというわけなのである。勤め先の会社は働き方改革だのダイバーシティだの言っているわりにはこういうところからっきしだ。

方針は上層部が決めていて、その上層部は在宅勤務に否定的ということなのだろう。たぶん、よく言われていることなのだけど、出社して自席にいることがなんとなくの仕事してる感になってしまっているので在宅勤務で仕事などしているわけがないだろうと考えてしまっているのではないだろうか。たぶん上層部は家で本当にやることがないか何やっていいのかわからないんだと思う。

そりゃあんたはね、である。こちとら現場の兵隊はあれこれやることあるのよ。そしてそれが家でもできるってわかっちゃったの。在宅勤務しない理由がないでしょうに。

出社しなきゃならないひと、どうしてもしたいひとはすればよい。重ねてになるが要は選択権の話なのである。そういうのがまったく論じられてなさそうなのって旧態依然としているというか昭和から抜け出せていないというか。

けっこうきっちり愚痴ったしまったが、まあ注意されなければいいかと在宅勤務は週に何回かしているのであまり言える立場でもないのだけど。たはー。

そういった思いを胸に昨日、今日の出社での勤務。当然お昼ご飯を食べに行っている。それ以外のやることは家でもできるので。

悲しみに暮れた火曜日のラーメン屋空振り(前回参照)のリベンジをするかどうかを迷っていた。近所に行ったら6割くらい満足のラーメン屋がある。ラーメンを食べたいだけならそこでいいのではないかなと自分の中で妥協がはじまっていたが、そういう中途半端なのは一番良くない!と、心を奮い立たせふたたびちょっと遠い(10分ちょい)のラーメン屋への道のりを歩み始めた。

さすがに今日は大丈夫。でもやってなかったときのリカバリー全然できないぞと頭の中でぶつくさ言いながらまたも汗でしっとりした仕上がりで到着。

みなさん予想はしていたでしょうけども、やってないんですよー。もうやだー。もうこのラーメン屋、一生食べられない気がしてきた。こないだもそうなんだけど、中にひとはいると思うし、今日なんて「ラーメン」というのぼりが掲げられ、消毒用のスプレーも店前に出ていた。やっていそうな雰囲気がものすごくするのに全然やってないんすよ。なんだこれ、壁に貼られたテクスチャーか何かか。

火曜日は近所の油そばでお茶を濁したが、今日は何も考えていない。いや、考えられない。なによりここまでくるのにまあまあの時間をかけているのでよそを探して食事を済ませるという時間がない。

その場で踵を返し職場に戻るというということしか取れる手段がなかった。だって時間がないんだもの。

結局会社近くのコンビニでおにぎり一個買ってデスクで食べた。悲しい。

これは昨日の話で、食事をしに会社に行っている身としては完敗、惨敗としか言えない内容になってしまった。せめてやってるかどうか事前に調べられる手段があれば…

しかし負けてばかりもいられない。今日は定年派遣おじさんも出社だったので一緒にご飯だ。心の中では(あの店のラーメンが食べたいな…)などと未練がましい思いを住まわせながら「ハンバーグ行きましょう!」とはつらつと提案した。

その他のランチメイトと協議がなされ、ハンバーグに大決定。連れ立ってハンバーグ屋に向かい、景気良くオーダー。

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景気良くオーダーした割にハンバーグ全然見えねえでやんの。いやそんなことは瑣末なことだ。ぽんぽーんと舌鼓を打つお味でした。ラーメンのことを思いながらハンバーグに抱かれたような満足感を得た。

 

前回、今回と四十路が昼ごはんでむずがっている様子を晒してしまってお見苦しい限りではあるが、ご飯て大事じゃないの。おいしいもの食べられればわりと機嫌良く過ごせる身としては一食の重みを大事にしていきたいのです。

みなさまにおかれましてもよき出社具合と昼食事情を!