梅雨入りではないといえども天気がすっきりしない。そんな中でも土曜日は65点くらいの天気の良さだったので近所をふらふらしていた。
散歩というほどでもなく、どちらかといえば徘徊というのが当てはまるのではないかというゆるゆるなシチュエーションだったのだが、カラスが普段聞かないような鳴き声で喚き散らしていることに気づき、ほんの少し空気がピリッとした。
鳴き声の発信源に目をやるとこのような場面が。
ちょっとわかりにくいのだけど、左側、柵の上にはカラスが、右側、柵の向こうに猫がおり、互いに喧嘩上等な空気で威嚇し合っていたのだ。おう、野生の王国ってやつだな?やっちまいな!ルールは目潰しのみだ!
カラスが最大限に威嚇の鳴き声を猫に浴びせるのだが、なんだか途中で猫が飽きてきたっぽく、草むらのなかに潜ってしまった。でも、もしかしたら隙を見て草むらの中からカラスにアタックするのではと期待をして見守ってみるも、くつろぎだしたので紛うことなく飽きてたのだと思う。お猫様案件であった。
その後、カラスはなぜか歩きで現場を離れていった。カラスもちょっと追いかけてきて欲しかったんじゃないかな。
次の日近所の別の場所で猫の方を再目撃したので、普段からあんなもんなのかもしれない。罵り合ってるけどなんか仲良さそうなペアっているじゃないですか。あんな感じで。
今回目撃したものも、場合によってはアニマルストリートファイトに発展していたところだが、リアルに弱肉強食を目の当たりにしたひとの話をTwitterで見かけた。
カラスが飛んでいるスズメを捕獲し貪り食ったらしい。こんな都会でもそういった弱肉強食ってあるものなのだな。カラスってゴミ漁ってるイメージしかなかったけど、しっかり野生の動物なのね。やってることタカとかワシとかあたりと一緒じゃない。それであの見た目ってもうほぼ反社でしかない。こわ。今後カラスには一定の敬意を払い、ターゲットにされないように気をつけて行こうと思う。
ターゲットにされそうといえば近所で見かけるカルガモなどがそうであるが、こちらは猫などに狙われたりがあるのではないだろうか。まあ一応飛べるのでなんかあったときはそうするんだろうけど、寝込みを襲われたらひとたまりもないだろう。そればっかりはなあ…と、思い眺めた先の団地の屋上からカルガモの首がにょろんともたげていた。鳴き声だってする。なんならちょっと誇らしげですらあった。
おー、そうなりますか。まあ確かに安全は担保されやすくなるよな。少なくとも猫は上がって来なそうだ。それにしてもカルガモって木の上とかそういうところで夜は休んだいるのかと思ったら屋上生活なんだ。意外にシティ派だな。でも山岡士郎と一緒でもあるというところに思い切り羨ましがれないポイントはあると思う。
東京といえどもみなさん生きることに必死で、少しでも自分にとって快適、生存確率があがる方法を模索していってるんでしょうな。人間(というか僕)も負けちゃあいらんねえ。
でもこの勢力図に野犬が入ってきたら僕はもうすぐ屈しちゃうと思うので東京には野犬がいなくてほんとによかったなと思う次第です🐕