普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

たてつづけにジブる

今、ジブリの映画が映画館で見られるということで、ここ2週間ほどで3回も映画館へ通った。その前に映画館へ行ったのはいつだったかと思い出せないくらい前なので自分の中でも意外な行動だ。

妻が結構ジブリが好きなので映画館で見られるならぜひ、とのことで僕もそれならということで鑑賞してきた次第。

今回チョイスされていた作品は風の谷のナウシカもののけ姫千と千尋の神隠しゲド戦記の4タイトル。ゲド戦記って見たことないのだけど、この流れの中に入るような内容なん?と疑問をもったが見たいひとがいるのだろうからチョイスされたのだろうなと素直にスルーした。でもこの流れだと4つ目ってハウルの動く城だと思いません?

そしてゲド戦記以外の3タイトルを見てきたわけだけれど、宮崎駿久石譲の組み合わせってエグいなと改めて思うのであった。

合併前のスクエアの坂口博信植松伸夫もそんな感じだったな。そのふたりが開発陣のなかに入っているだけで発表の段階から中身なんぞしらなくても購入決定の意思は硬かった。ジブリにおいてもそのくらいのガッチガチの安定感かつ期待感のある組み合わせであることは間違いない。

観てきた作品どれもよかったのだけど、中でも一番すきなのが千と千尋の神隠しだ。

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話や設定という部分ももちろん好きなのだけど、なにより好きなのはあの油屋だ。端的にいうと建物がすごくよい。絢爛でありながらも風格があり、また雑多な雰囲気もある。健全にした九龍城のようだ。

あんなところに長逗留したい。連泊して朝風呂の後しばらく海でも眺めて館内散策とかしてみたいと思わせる魅力があの建物にはある。

そもそもの話なのだけど、僕は宮大工が建立しそうな建物というのは全般好きで、出来れば住みたいとすら思っている。しかし、根っからの根性なしかつ虫嫌いなので建物内外のスペックは文明の全てを詰め込み快適に過ごせる環境としたいわけだ。

細かくいえば見た目はどう見ても歴史的建築物のようだけど、屋内に入ればきっちり空調効いてるし、寒い日なら床暖房入ってるし、余計な隙間などつくらないので虫はシャットアウト、そして水回りは常に衛生的だ。

この際見た目にそれっぽく見えるなら木材を使ってもらうことにこだわりはない。なんなら寺型のタワマンとかあればいいなと思っている。かっこよくないですか、多層構造の寺。

話が逸れたが千と千尋に出てくる油屋がオール電化レベルの建物であればいいなーと見るたびに思うのであった。

あと久々に見て思ったのが千尋いろんなところから落ちて頭打ちすぎ。くも膜下出血とか心配。

それと湯婆婆のとこにいるあの3つセットの顔、あれ誰の趣味でなんのために存在してるのだろうと。時代的にだんご3兄弟へのアンチテーゼ?かわいくないし仕事できなそうだし、別に警備とかもできなそうなので謎だ。

 

ひとまずもうちょっと状況が落ち着いたら地方のスーパー銭湯に行くということで気持ちの整合性をとって行こうと思う。

本当は岐阜にある金具屋(油屋のモチーフの一部といわれる旅館)にいきたいけれど、ノリでいけるような金額でもないようなのでひとまずスーパー銭湯だ。

金具屋は詳細知りたい方は旅館のサイトでも見てみてくださいな。とってもよさそうだから。

http://www.kanaguya.com/

ま、そんなわけで人生の目標はハイスペック寺に住むにしておきます!