普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

食べたいが空回り

最近は会社が出社率を変更し、出社する日数がわずかながら増えた。とはいっても僕はその中でもかなり在宅勤務をしているほうなのだけど。

この数ヶ月で毎日出社をすることの意味のなさというものをよく理解したので、直接注意でもされない限り積極的に在宅勤務をしていこうと思う。会社の方針だなんだといってもよく意味のわからないものに素直に従えるほどサラリーマン魂は養えていない。

とはいえ、ここ数日のコロナ感染者数の推移からこの先また出社率を控えることになるのかもしれない。そもそもの話、感染者数の信憑性もどうかとは感じているのでやれることを最大限やることにする。

 

せっかく出社したのだからと周りのひとたちとのコミュニケーションもとるし、昼食は外食だ。

最近お酒を控えたおかげでごはんが格段に食べられるようになった。やっぱお酒飲み過ぎダメ、絶対。

そんなわけで外食での通常の一人前どんとこいという状態であるにも関わらず、昨日は何を食べるか決めかねていた。というよりも、おなかはすいているのに何が食べたいのかわからなかったのだ。

受け入れ態勢はバッチリなのに脳からのオーダーがこない。あるんだよなー、こういうの。ありません?と定年派遣おじさんに問うたら「ない」と二文字で切り捨てれた。おじさんは偏りこそあるものの食べたいものはいつもはっきりしている。

普段であればラーメンがカレーかハンバーグといった茶色い食べ物のどこかに落とし所を見出すのだけど、昨日はそういうきぶんでもないなとガラにもないことを考えていた。

そして散々悩んだ結果、会社近くの洋食屋に行くことにした。理由としてはまあなんか色々あるだろという場当たり的な考えだ。

そして頼んだメニューがこちら。

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ハンバーグ、ヒレカツ、エビフライのワンプレート盛り

 

結局茶色い。白米以外でいったら人生の食事のうち8割くらいは茶色いもん食べてるんじゃないと思う。

それにしてもこのワンプレート、小洒落たカフェなどのワンプレートとは違い、完全に効率重視の盛りである。ひと皿でもりもりと食べ、洗い物は最少。ちょっと家で贅沢をしたときのひと皿みたいな趣きすらあるのではないだろうか。

結局茶色を平げ、こういうときに思い切った新規開拓とかしないなという部分、冒険心がたらないなと思わされる。

 

午後は終業時間まであっという間に過ぎ、この日は定年派遣おじさんと飲みに行った。先輩も出社していてのでてっきりくるのかなと思ったら別におじさんは誘っていなかったらしい。

最近おじさんに先輩はべったりだというから少し疲れているのかもしれないな。べったりという表現も気持ちの良いものではないのでどうかと思うが状況を聞くにべったりとしか表現できないのでまあべったりだ。上京したばかり、付き合いたての大学生カップルくらいの感じとでもいうのか。

飲みの席ではおじさんの人生の一部を垣間見せてくれて素直に勉強になる。以前は結構な役職についていたようだったけれど、あまりそれにこだわっていないところもよい。

今の職場を年内でやめようと考えているらしく、その原因が前の僕の上司だった人物だというから止めるに止められない。嫌だろうからな、あのひと。

真面目な話も不真面目な話もそこそこに早めに解散し帰路についた。

 

自分で言うのもなんだが、僕はたぶん結構薄情な人間なのだと思う。それでも繋がっていたいというひとは多くはないながらもいる。

そういうひととこれからの人生なるべく多くの楽しい時間を過ごしていければよいなと心から思う。

いきなりなんだ、死んじゃうの?みたいなこと言い出したけど、まあそういうことも思ってたりするのよ、ということです。

 

あ、ちなみに今日のお昼ご飯は茶色くなかったです!

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