普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

中年の余裕というものはない

いつまで経っても自分はちょろい男なのだなと自覚させられた。それというのも最近FF7のリメイクをやり始めたのだ。

まだ全然序盤なので登場キャラも揃ってない段階だけど、ジェシーだのティファだのと女子たちとの触れ合いが結構ある。ま、クラウドがだけど。

でもクラウドを操作しているのは僕なわけで、便宜上僕がクラウドをといえないこともないでしょうに言わしておくれよ。そういう視点で楽しみたいじゃない。イケメンという神の視点で女子から接されてみたいじゃない。

そうしてプレイしているとティファとかめっちゃ優しいのよ。昔は会話もテキストを追っていって自己補完するしかなかったけど、ボイス付きで話しかけてくれるわけですな、本作は。

はー、これ高校生のときだったらイチコロだったんじゃないかなー、などと思ったりもしたけどすぐに自分で訂正した。今でもイチコロだ。すぐ落ちる。まったく勉強しないで臨んだ東大試験くらいの確率で落ちる。やはりちょろい男なのだ。

そしてジェシーもまた良い味だ。原作をプレイしたときってこんなに印象に残らなかったけど、たぶん肉付けされたのだろうな。それにしても原作が出た頃はまだポリゴンでの表現も黎明期だったころで、画像の精細さが売りであったスクウェアをもってしても図形を組み合わせたようなキャラであった。ジェシーなんて女子トイレのあのマークを立体化したような感じだったものな。それでも当時はすごいと思ったものだけど。

僕は概ねこのリメイク作品を楽しめているのだけど、やはり中には自分の中のティファのイメージはこうじゃなかった!みたいな話もちらほら出ているようで。それも仕方ない話だとは思う。プレイしたひとの数だけのティファ像があるのだ。

それはゲームだけに限ったことではなく、どんな出来事にも当てはまることで、分母が大きい話というのは最大公約数で対応するのがリスクを被る確率を下げられるのだろう。

ティファの件で言ったら酒焼でガッサガサの声でどこの鬼奴だと思うような声じゃちょっと没入感に欠けるだろう。や、奴姉さん自体はいいと思ってますよ。好きなひとがいるのも全然わかる。でも顔がティファで声が奴姉さんって打ちのめされるな、個人的には。

そんなことで可処分時間のほぼ全てをゲームに費やしている。ここのところずっとそんな調子だ。外出するなもなんのそのだ。GWも完全勝利の予感しかしない。

外に飲みにもいかない(行きたいけど)ので飲み過ぎもあまりないし、お財布にも優しい。

まあ悪いことばかりじゃないよな、と状況をいかに快適に過ごせるかを模索している。

あれができないでふてくされるよりこうしたら快適かも!みたいなほうが精神衛生上よさそうだ。少なくとも僕には。

一応念のため付け加えておくと無理矢理ポジティブ発言しようとかいうことではないということを強く主張しておく。湿りの権化の僕がわざわざそんなことをするはずもないことをご承知おきいただきたい。

 

FF7、どれほどの時間を費やすことになるのやら。

さんざんティファについて言及してきたけど、推しはユフィです。

よろしくお願いいたします。