普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

味の解像度がびがび

マクドナルドがまずいというひとのことがわからない。お前にわかって欲しいとも思ってないわ、という話である。うん、その通りです。

わからないだけで否定するつもりもなく、おいしいと思ってくれという話でもない。僕はむしろマクドナルドのことを好き派なので、まずいと思ってしまうひともいるものなのだなと好みの違いを思い知る次第だ。

そもそも、僕はあまり豊かな舌を持ち合わせていないのだろうと思う。あまり"まずい"という感覚がわからない。結構なにを食べてもおいしいと感じるのだ。好きでもないな、と思う食べ物もあるにはあるけれど、それをまずいと表現するのはなんだか不適切な気がしてそうならない。もしかしてあの感覚が世間でいう"まずい"なんだろうか。いずれにしてもなにを食べてもおいしいって思えるのはそれはそれで幸せなのかもしれない。

マクドナルドに限った話ではなく、ジャンクフード全般を好んで食べる。言ってしまえばハンバーガー単品でいうのならばモスバーガーよりマクドナルドのほうが好きだ。モスの方が品がよいのはわかる。マックのほうが圧倒的に品がない。肉とかなんならちょっと臭みがあると思う。でもそこがよいのだ。

デスメタルとゴアグラインドを比べているような話だけれど。あ、ちなみにこの場合ゴアがマックとなります。ゴアの汚すぎるかっこよさ、最高じゃないか。あれに比べれば一般的なデスメタルなど掃除したてのトイレくらいきれいだ。というかマックゴアってマックのメニューでありそうな響きだな。おぞましい品になること請けあい。マクドナルドの皆さん、チャンスですよ。

などとさんざんぱらマクドナルド好きをアピールをしてみたものの、きっちりバーガーキングとかウェンディーズのほうが好きだったりする。マックを含めた3店舗が並んで営業してたらたぶんマックには入らない。

男女サシ飲みで散々相手のことを褒めていたのに後参加の2人にごっそりもってかれるような状態で若干の申し訳なさはあるけれど、それそれ、これはこれなのだ。でも2人に戻ったらまた口説く。最低な関係だな、これ。

同じようなことを牛丼でも言えて、吉野家松屋すき家の中ではたぶん最も牛丼としての人気が低いであろう松屋が好みだ。そういうタイプなんですよね、もう。これはここまでそうだったのだから常にミラクルフルーツを摂取し続けるような状況が訪れない限り変わらないのだろうな。

そういった経緯からひとに作ってもらったものはなんでも嬉しくおいしくいただける自信はあるのだけれど、自分が作った料理をひとに提供するとなるといまいち自信をもてない。妻はおいしいといって食べてくれるので安心感がある。もともと味の好み自体は遠くないからというのもあるのだろう。妻はジャンクフードはほぼ食べないひとだけど。なんだか思わぬところに話が着地した。

 

ちなみにロッテリアファーストキッチン、フレッシュネスなどはふたつ隣くらいのクラスの転校生くらいの距離感だ。まず接点がない。なのでこれから先の関係は未だ持って不明だ。

ドムドムは昔仲が良かった近所の遊び仲間って感じかな。今会うともじもじしてしまう。でもお前も「こっち側」なんだからな、と心の中でいつも思ってしまう、そんな関係だ。

 

あー、家のとなりにバーガーキングできないかな。