普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

勝手にパラレル体験

知人友人とお酒を飲んでいる時間というのは自分の中でも大切な時間で、お誘いがあれば余程のことがない限りそのお誘いを断ることはない。

この連休もお酒の縁に導かれ、ほいほいと出歩いてきた。内容としてはずぶずぶに飲んでいるだけなわけだけれど。金曜、土曜とそれぞれ別コミュニティのひとたちと飲んで思ったのが、結構対照的なメンツだったのかもしれないということ。

片やこれまでの人生サラリーマンのみで過ごしてきたひとびと。これは現在の勤め先のひとたちだ。片や音楽を生活の中心としフリーターだったりそうじゃなかったりしたひとたち。こちらはライブハウスで働いていた頃の同僚。やはりまるでキャラが違う。そして話題も当たり前のように違う。コントラストがすごい。これがテレビの画面だったらちかちかしすぎて意識がもうろうととするレベルだ。でもそれがまた楽しい。

しかし、両日で共通点もある。両日、2組とも午前中から飲んでいるのだ。そして両組とも日付が変わるくらいまで飲み続けていた。なんなの、このひとたち。いや楽しいのだけれども。

音楽組と飲んでいるときに、ライブハウス時代の仲間と会うとどれほど長い期間会っていなくてもすぐに昔のような空気感を共有できる、まるで親戚のようだという話になった。言い得て妙である。兄弟とかそういった近すぎるところでなく、たまにしか集まらないような親戚というのは納得の喩えだった。これに関しては直近で会ったのがライブハウス時代のオーナーの葬儀だったので、そのときの印象が強いのかもしれない。でもまあ、あのときの感じ、親戚の集まりっぽかったものな。なにをしているのかわからない親戚のおじさん率の高い親戚の集まり。今思えば、実家に帰ったりしたときは僕はその枠だったのだろうな。

一方リーマン組。こちらは土曜の話で、会社の先輩と定年派遣のおじさんといういつものメンツ。先輩はなぜか早い時間に集合したがるのだけど、前日の酒が確実に残っているであろうことを予想して行ける時間に行きますとだけ伝えておいた。それでもお昼すぎには現地に到着していたけど。僕がついた頃にはすでに先輩などべろべろで、絶妙に絡みづらい状態に仕上がっていた。先輩は酔うとスケベなおっさんとなり、おじさんは説教っぽさがでてくるようだ。それはそれで受け流しとけばよい。いずれにしても可愛がってもらっていることには違いない。それなりに酔っ払いの会話となっていたなか、おじさん所有のギターでおじさん指定の曲(ムード歌謡)を弾いたりしていたのだけど、酔いも絶好調のおじさんはフレーズ指導として「もっもエロく!もっといやらしくっ!」と村西とおるみたいなことになっていた。今日会った時に記憶がないという告白があったけれど、村西タイムもたぶん覚えてないのだろう。忘れた頃に投下しようと思う。しかもだいぶはやい段階から記憶がなかったとのこと。

どちらのメンツからも「君はいろいろなひとから愛されているよね。いつも周りにひとがいるし」と、なんの関係もない両メンツから同じような内容のことを言われたのは印象深かった。たしかにいろいろなひとからよくしてもらって今のは僕がいるのは間違いない。そういのって本当にありがたい。今回の週末もその恩恵にあずかっているということになるわけだし。

でもなんでそうなのかはわからない。わかってやってたらあざとすぎて逆にひとが遠ざかりそうだ。それかもうこれはあえてあざとく、美少女おじさんという謎の生命体として生まれ変わって世の中の男子諸君を手玉にとっていくしかないのだろうか。誕生の瞬間に銃殺されて圧縮ののち廃棄されそうだ。

 

ともあれ、2日間にわたって長丁場だったにもかかわらず、わりと飲酒量は抑えられたのでまずまずの結果ではあったとのではないだろうか。

その反動で日曜は酒は飲まず、1日ずっとゲームをやっていた。ここ最近、ここまでゲームに入れ込むことがなかっただけになんだかちょっと嬉しい。戦場のヴァルキュリア4おもろい。久々に最後までプレイできそうだ。