普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

あがり

来月は以前に本腰いれて頑張っていたバンドの再結成ライブがある。

解散してからかれこれ10年と少し。あの頃は本当に音楽を、バンドを中心とした生活を送っていたものだなとつくづく思う。

そんな再結成。実は三回目の再結成となる。

最後にライブをやったのは二年前。昨日の日曜はそれ以来のリハだった。最後にライブをやってから一年半くらいは全くといっていいほどにギターを触っていなかったので、どうなることかと思いながらのスタジオではあったのだけど、思ったよりはマシだったかなといったところ。

あくまでも思ったよりはであって、出来ているかといったら微妙なところではあった。

しかし、やはり楽しいものだというのが正直な感想であった。

ただ…

本当に身体がついていかない。悲しいくらいに。基本的にアホみたいに速いテンポの曲が多いのだ。いやまあ自分の好みを詰め込んでいるわけだからそれはそうなるのだけど。

メンバー全員でしきりにこれはスポーツだねなどと言い合ってなんとか乗り切り、スタジオが終わったあとは疲れからメンバー全員言葉にならない、ため息にも似た声をあげるばかりであった。

本番までにあといちどスタジオに入れるかどうかというのはかなり不安だけど、ここまできたらやるしかない。楽しんだもの勝ちだ。

ドラムをヘルプで叩いてくれているひといわく、他のヘルプで叩いているバンドに比べると久しぶりにバンドで合わせたとは思えないくらいにハマった演奏だとのことだった。

元々うちのバンドのドラムに影響を受けたと言っていたから、プレイのスタイルがうちのバンドよりなのかもしれない。

彼は本当に頼りになる。その彼からあのような事を言ってもらえるのだから、これはいけると思おう。そう、思うしかない。

あと、久々に爆音で演奏したら耳がとんだ。これは新鮮だった。もうバンドマンではないのだなあと少し寂しく思いながら、なんだかんだと上手いことやって、美味しいお酒を飲む日にしようと誓うのであぅた。