Twitterで年収1,000万以上のひとはランチを食べないという主張を見かけた。いやー、そんなことはないでしょうと思ってそのリプ欄を見てみると「ふつうに食べてますけど」という内容のリプが複数ぶら下がっていた。その方たちは「自分は1,000万稼いでますが」とはさすがに言っていないけど、食べる、食べないに言及しているということは1,000万プレイヤーということなのだろう。
まあそりゃそうだよなと思う。元のツイ主の周りにはお昼ご飯を食べない1,000万プレイヤーばかりだということ自体は否定しないけど、ゼロヒャクで全員がお昼ご飯を食べないとは到底思えない。むしろ食べるひとのほうが多いんじゃないかなと思う。
あまりにも言っていることが極端なものだから1,000万プレイヤーたちはつい「いやそんなことあるかいな」と口を出してしまっている格好であると思うが、そこではたと思ったのだ。
これは1,000万プレイヤーを炙り出す罠なのでは…？と。
お昼ご飯たべますと意見しているひとはその時点で1,000万稼ぐ人間であるということを暗に示している。そのリプをしているひとだけを拾い上げれば簡単に”1,000万円以上稼ぐ者たちリスト”ができるのだ！
のだ！とか言ってみたけどだからなに？と言われればなんでしょうねとしか言えないところにお金を稼ぐ才能のなさをむんむんに匂い立たせてしまっているわけでして、1,000万稼げてないのはそういうとこだぞってことですかね。
それにしてもなぜ収入が潤沢になってくるとランチを食べないという話になってくるのかというロジックが僕には謎だ。稼ぐためには忙しくせねばならず、忙しすぎて食べる時間がないということだろうか。だとしたら単純に好ましい状況ではないので改善すべきだと思う。お昼ご飯は身体にも心にも安寧をもたらしてくれる。もたらされすぎて昼食後に激烈な眠気に襲われることはあるのでそれが嫌で昼食を避けるという意見もあるかもしれないけれども。
でも食べないで大丈夫ってもうそれは体質も関わってくる話だと思う。真剣に仕事をして心身ともにすり減らして働いて、エネルギー補給しないで夜までもつものだろうか。”ランチ”という意味でランチタイムにお昼ご飯を食べにいかず、自席でコンビニおにぎりを食べるとか、ランチタイム以外で何かしらの方法でなんらかの物を摂取するという意味で昼食を食べないということであればそういうひとは結構いるものかとは思う。ただその場合「お昼ご飯を食べない」には当てはまらないようにも思うけど。
ただね、ツイ主はお昼ご飯を挟むと集中力が途切れるのでそう言う点でお昼ご飯を食べることがあまり好きではないと言っていたことについては理解はできる。お昼の時間だから、という理由で集中できていた仕事を中断してリセットされてしまうのは確かに煩わしいときもあるだろう。とはいえ、時間がずれても一区切りついたところで休憩がてら食事したくなるかなと思うのでやっぱり「食べない」は考えにくい。
これが朝ごはんになってくるとまた印象も変わってくるのだろうな。朝ごはんを食べないひとはそこそこいるだろうし。というか僕も食べないし。ただ朝ごはんを食べないことと1,000万プレイヤーの相関性はやはり見出せないし、さっそく僕は1,000万円稼いでいない。
まあね、ネタ元がTwitterですから。Twitter流儀、「主語は大きく！言い切る！」に則ったと考えれば今回の件もレアケースという小さな穴をぐいぐいにこじ開けて青函トンネルくらいにしたものなのかもしれない。それはそれとしてその現象を楽しんでいくのもありよね。
