普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

メンバー編成だったり音楽性だったり…時は経っているんですな

まずい。また食事量が減ってきてしまっている。これはもしかしてバテ気味なのかもしれない。昨日は出社だったので定年派遣おじさんに誘われてご飯を食べに行ったのだけど、ものすごく不本意ながらお残ししてしまった。きちんと少なめで、とお願いしたにも関わらず考えられないくらいにご飯の量が多かったのだ。

たぶんあれ、食欲が普段くらいあってもひーひー言いながら食べる量だったと思う。いつのまにかご飯少なめという概念の歪んだ世界に放り込まれてしまったのかもしれない。次はご飯「少なめ」という曖昧な表現ではなく「半分で」というようにきっちりと量を想像できる言い方にしよう。

ちなみにその少なめご飯というのがこちらになりんす。

たれカツ丼(ご飯少なめ)

考えてもみれば確かに「少なめ」という表現ではあまりにも個人の価値観に頼りすぎてしまっている。埼玉県は東京都に比べて人口が少なめだよね、といえばそれは確かにそうだが鳥取県からすれば段違いにひとは多い。僕は鳥取県のつもりでオーダーしたつもりだったのに、大将の中ではたれカツ丼といえば東京都、少なめだとすると埼玉県かと思ってしまうのも仕方のないことだったのかもしれない。

きちんと鳥取でお願いしますと言えばよかったのか。でもそうするとそれってグラム指定みたいなことになってしまうような気がするのでめちゃくちゃ鬱陶しい客にになってしまうな。まずはきちんと出されたものをきちんと食べられるように体調整えていこう。鳥取とか東京とか言ってる場合ではないな。

出社時のメインイベントに敗北し午後は置きにいった仕事ぶりを発揮。定年派遣おじさんと軽く飲んで帰宅した。

帰宅後攻殻機動隊の続きを見ようと思ったが、帰宅後も引き続き飲酒していたため、酔っ払っているときに見るには話が難解というか、きちんと咀嚼できないような気がしたので音楽を聴くことにした。

わりと好きなアーティストについてはCDを買いたい派であるのだけど、なんだかんだと言ってちょっと聞きたいくらいならSpotifyが実に便利である。昨日もさまざまなアーティストをつまみ食いしていた。そのうちお酒も進んできたところで「懐かしサウンドコーナー」が自分の中で開催されることとなった。ありませんか、酔っ払ってくると懐かしのあのメタル、このメタルを取っ替え引っ替え聴くということが。ないですか、そうですか。

いい具合に自分の中で盛り上がってきたところで自分の人生に深く食い込んでいるバンドのひとつHELLOWEENのおでましとなった。2000年くらいまでしか追えてないので今のHELLOWEENって全然しらないなあと思い、何気なくウィキペディアHELLOWEENを調べてみたところ、メンバーがなんだか多い。ほー、と思いながら名前を確認してみたところ「マイケル・キスク(ボーカル)」「カイ・ハンセン(ギター、ボーカル)とあるではないか。見た瞬間じゅんとした。なにこの胸アツメンバー。いつの間にこんなことになっていたのよ。

たぶん知らないひとからしてみたら全然ピンとこないと思うので軽く説明するとバンド初期の黄金期を築きあげたメンバーが脱退しそれぞれ活動し、長い年月を経てゲストではなくメンバーとして加入しているのだ。一説では不仲説もあったのでこんなことがあるのだなと非常に感慨深いものがある。しかも去年この2人を加えて編成でアルバムを作っているらしいこれもまたチェックしてみよう。

高校生のときの僕に伝えたら絶対に信じないだろうなという展開だ。なんならイタイおっさんくらいに思われるだろう。それくらいにけっこうありえないことが起きたということなのだ。まあ最近全然追えてなかったのでこの展開が至極納得のいく展開である可能性も否定できないが。

他にも2000年代前半に既に解散していたGardenianというメロデスバンドが2018年に再結成?し、アルバムを一枚出していたようで、それを聞いたら別バンドというかもう種族が違うくらいに全くの別物になっていた。ごりっごりのメロデスだったのにポストロックのさらにポストくらい音楽でボーカルもドラムも入っていなかった。別物すぎてなんだかもうびっくりできないくらいの変化だったのだけど、たぶんGardenanを知っている人数はHELLOWEENが東京だとしたら鳥取県境港市くらいだと思うのでこの話もうやめますね。

メンバー編成だったり音楽性だったり20年も経てばそのままであることのほうが不自然かもしれない。それはJUDAS PREASTからKKダウニングも脱退するはずである。音楽性はいつ聞いても「なんか聞いたことある」って感じだけど。いや、褒めてますよ。

いらん火種を置いて今日はここまでということに致しましましょうか!ご機嫌よう!