普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

悪口で団結できるとか思ってほしくないなあ

職場に絵に描いたような性悪女性がいる。口を開けば他人の悪口を言っているのだ。悪口の対象は話しかけているそのひと以外。要は部署内全員である。よくもまあそれだけ気に入らないことをピックアップできるなというくらいにあれやこれやと悪口を繰り出している。

僕はそのひとからそんなに嫌われてはいないのだろうけど、たぶん僕も何かしら言われているのだろうなと思う。もうそうなってくると出来るだけその人物と関わらないというのが一番ではあるが、向こうから話かけてきてしまうので避けるのが難しい。

しかも僕の自席までわざわざきて悪口オンリーで話しかけてくるのだからたまったものではない。そのうえその悪口の対象は僕の斜め前に座っているひとの悪口だ。いや、それもう本人に言っているのとほぼ変わんないじゃん。聞こえてるって。巻き込み事故でしょう、これ。僕はその斜め前のひとのことは悪く思ってないし、なんなら多少友好的であると思う。そんな僕にわざわざ同意を求めるように悪口を言ってくるのだ。こないだなどあまりにもストレートかつデリカシーのない発言に渾身の苦笑いが出てしまった。マスクしていてよかった。

それでも前はそこまでのひとではなかったのにどうしてそうなってしまったのだろうか。コロナ以降そうなったような気がするのでこの2年くらいのコミュニケーションの取り方に変化が出たことで変わってしまったのだとしたら色々考えさせられるものがある。仕事以外の会話の8割超が他人の悪口なので病気という線もじゅうぶんあり得るけれども。ちなみに悪口を散々吐き出した後の性悪さんの決め台詞は「みんな言ってるよ?」である。たぶん言ってない。少なくとも僕は言ってない。自分だけが悪者になりたくないのか、話を補強するために無意識に言ってしまっているのかわからないがまあ必死さは伝わってくる。

こういうひとはわりと色々なところにちらほらと存在するのだろうけど、ひとの悪口ばかり言っている自分を客観視してみるということはないのだろうか。どう考えても自分の評価を落としているだけだと思うのだけれども。できていたらあんなに無差別にひとの悪口を言わないか。

そんな性悪さんであるが、社内の花形部署への憧憬の念が強い。元々花形部署から今の部署にやってきて未練があるのかわからないが、自分が今の部署にいることにあまり納得していない様子なのだ。では異動願いを出せば良いのでは、と思ったら実は僕が入社前にきっちり異動願いは出されており、希望が叶って花形部署に異動となったことがあるらしい。じゃあなんでここにおるん?とその先の話を聞いたところ、クーリングオフされたらしい。あっちゃー。きっちり扱いに困られちゃってるじゃないの。

そういった事情もあるので今後花形部署に異動というのはなさそうだ。あとは僕自身が防衛力をあげていくしかないということになってしまった。性悪さんとの絡みで唯一よかったかなというところとして、ひとの悪口言うのってよくないなと改めて気付かせてもらったことかな。

あんまりネガティブなことを書くものではないなと思いつつも、本当に辟易していたのでついつい愚痴ってしまった。そんな日もあるということでここはひとつ見逃してやっちゃあくれませんか、旦那。というかここでこんなふうに性悪さんのこと書いちゃった時点で僕もあんまり性悪さんと変わらないということだな。いっけね。

それでは特に関連性はないけど育ってきてちょっと嬉しいから見てほしいサボテンの写真でお別れです👋

脈絡のないサボテン