普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

最後のカード

ロシア、なくなってしまうのではないかな。そういった荒唐無稽な思いが頭をよぎった。

それというのも今回のウクライナ侵攻、ロシアにとってどれほどメリットのある行動だったのだろうか。僕が得た情報からは戦争を仕掛けるだけの妥当性ははないように感じた。そうすると極論「気に入らねえからあいつを殴る!」と変わらないわけで、その結果相手をぶちのめしたところで「わあ素敵!」となるわけがないのである。なのになぜ?というところから色々憶測をしてみた。

今の世の中、戦争に勝ったところでガッチガチに納得させられるような妥当性、正当性がない限りは「戦争をした」というだけで非難の対象となりうることは火を見るより明らかであろう。むしろそれを織り込み済みでやっているのではと邪推してしまうくらいにロシアの行動は謎だ。非難が集中すれば当然各国からの制裁もあるわけで、ただでさえ戦争で不安定な状況が悪化の一途を辿る。そうしていくうちに国は貧しくなり、戦勝国であるにも関わらず国として維持出来なくなり消滅するしかないというバッドエンドに至るのではと思った次第である。国というのがそんなにペラペラなわけないだろうから与太話以下の発想であることは自覚しております。

与太話ついでにもうひとつ思ったこととして、プーチンが自分の死期を悟り、せっかく築き上げた独裁政権の集大成として「戦争を仕掛ける」という心の中にはあったけど絶対やっちゃいけないことランキング殿堂入りを発動させたというのも考えた。これもやはり最終的にロシア存続ルートは潰える。ザ・与太話。

世の中色々な主義主張があるとはいえ、戦争をして良いと思っているひとはほぼいないだろう。というかそうであってほしい。戦争も時には正義と強弁を張るものが現れたのだとしたら、それはその時代の世論が歪んできているということだと思う。

ロシアの一般の国民の方々だって本当に勘弁してほしいと思っているのでは。普通に暮らしているだけなのにいつの間にか自分の国が世界から非難される対象になっているのだ。そして生活も不便になったりもするだろう。良いことひとつもない。もちろん軽々しくロシア全般を否定してしまうという行為にも問題はあるとは感じるが、それが大衆というものではあるのだろう。

仮に、仮にですよ。ロシアが国としての体面を保てなくなるようなことがあったとしたら、それはそれで跡地の問題とか出てくるわけでそれがまた火種になってしまったりするのかななど。もうこれ、陰謀論のような話になってしまってますか。

いずれにせよ平和に健康で生きていられることが人生においてどれほど重要なことなのかを気づきなおせるきっかけにはなる。僕の場合なんて健康のほうは脱落してしまったのでせめて平和は維持していきたい。

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