普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

ロックに出会って試験の点数下がるって昭和か

今週のお題「試験の思い出」とのこと。試験の思い出を語るほど人生において試験を経験していなかったかもしれない。というか基本的に試験をナメていた傾向はある。

まずは中学、高校などの定期試験。本当に試験勉強をしなかった。それでも追試をしなければならないほど悪い点数をとるということもなかったのである。日々の授業の内容がある程度頭に入っていたかと言えばそうでもない。

こまっしゃくれた学生だったので「はーん、どうせここテストに出るんでしょうなー」というヤマを張るのが得意だったのだ。どうしようもない話である。テスト前の休み時間の10分間、教科書を凝視しその内容を頭に叩き込んでテストに臨んだというわけだ。それで平均ちょい下くらいの点数を取っていたのだから御の字ではないか。ただし、僕が通っていた学校は偏差値で言うと下の中くらいのランクだったからそんなことで乗り切れていたのであって、きちんとした学校からだったらあんなことではダメだったのだろうな。

いま自分で書いていて思ったけれど、下の中の学力の学校で平均ちょい下って、全体で見たらめちゃくちゃ下だな。あんまり気にしてないけど。そしてその中でも下位にいたひとたちというのはレジェンドクラスの人物だったということだな。

思えばビーバップハイスクールみたいな先輩、いたものな。そしてある日保健室で寝ていたら(サボり)先輩たちが立て続けに入ってきて「こないださー、ひと刺しちゃったんだよね…」なんて話もしてたものな。そりゃ学力とかそういう話でもなくなってくる。その後大事になっていないところからおそらくしょぼいバタフライナイフみたいなものでの出来事だったのだろうけど。

先輩も含めて僕らの世代はあまりにも露骨なヤンキースタイルの違反制服はダサいという風潮だったのだけど、先輩は短ラン、ボンタン、ほっそいエナメルベルトという数え役満を叩き出していた。気高い。

試験全然関係ない話になってしまったので話を戻すと、中学校1年くらいまでは実は結構勉強の出来る子ではあった。小学校高学年くらいから友達が通っているから一緒に行きたいという理由だけで塾に通うようになり、勉強のコツみたいなものを掴んでいたのだと思われる。

テストで良い点を取ると母から褒めてもらえるのも嬉しいし、勉強することによって分からなかったことが分かることに上書きされていくのも「攻略している」感じがして楽しかったのだと思う。当時通っていた塾のなにかのテストで地元1番の進学校も合格可能の判定が出たこともあったのでわりといいセンいっていたんだろう。

それがなぜ冒頭のようにさっぱり勉強をしなくなったしまったのかといえば、ギターを弾き始めたことが大いに関わっている。というかそれしかない。勉強なんぞしてる時間があるならその時間分チョーキングしまくったるわという気概でギターにハマりまくった。ロックに出会って勉強しなくなるって昭和か。

それにしてもそこまで底辺の点数ではなかったとはいえ、そこそこ勉強できていた息子がまったく勉強しなくなったというのに母から勉強について何か言われた記憶がない。というか結果とか報告もしてなかったかもしれない。テストの結果を親に報告する文化が各家庭であるのかどうかというところもあるけれど。母も「そこじゃない」と思っていたのかもしれない。良き親。

高校卒業後は願書と金があれば入学できる某音楽学校に進学したので一気に試験との距離は広がった。いや、音楽学校でも試験あったけれども。音楽理論とかの。でもそれは興味の範疇なのでいわゆる「試験」というのとは少し違うかなと。

1番直近で受けたきちんとした試験といえば昨年末の自動車免許取得時の筆記試験だ。思えばそのときも日々の試験勉強ではなく一夜漬けで時間に臨んだな。全然変わってない。でも試験直前ではなく一晩前から準備し始めただけ進歩かも。と、思わせておいて長期記憶の能力がくったくたになっているだけだったりするのはご内密にな!

とくにあげる写真もないので試験を定期的に受けていたころハマっていたドリームシアターのライブビデオのライナーノーツという謎写真をあげておきましょう。

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