普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

かわいいもの好きおじさん参上

このツイート、ものっすごくよくわかる。僕は40歳を過ぎた中年男性であるし、性自認は混じりっ気なしの男性であるが、可愛くありたさというものは持っている自覚がある。なんなら世間で評判のイケメン俳優などよりもかわいらしい女性の方が憧れる。

この感情、たぶんここ数年で強くなっている気がする。自分が中年男性となることで可愛い存在との乖離が生まれ、それにより強い憧憬の念を抱くようになっているのだろうか。実際服や持ち物について目にした瞬間「可愛い!」と思ったものをチョイスしているように思う。でもそれは別に悪いことではないし、似合ってればいいじゃないかという話なので個人的にはひとに何を言われてもそんなに気にならない。

ただ、このツイートでもあるように、こういった考えの人間がいるということを1ミリも理解できない、しようとしない、ひどいひとだとこちらの考えが間違っているかのように非難してくるひとすらいる。

非難とまではいかないが、職場にもそういったひとがおり、僕の服装やらをイジってきたりする。僕は前述の通りあまり気にしていないのだけど、全然理解できないものなのだなあと逆に不思議に思っていたりするのだ。緑のコート、かわいいのに。単純にそのひとはファッションとか、おしゃれに興味がないだけなのかもしれないけれども。

そういえばそのひと、”男は男らしく”の考えがものすごく強いひとのようで会話の端々に男たるものという考えが見え隠れする。奥さんへの接し方などでもその考えは顕れているようだ。ただ、奥さんはその考えを受け入れているようなので結局はどうあるべきかというよりは相性の良いひとと折り合いつけて行ければそれで良いということになるのだろうな。僕ら夫婦も男らしさとか女らしさにこだわるよりもそのひとらしさ重視みたいなところがある。

一応フォローしておくとこの男気さんはその考えに基づき”女性は男性が守るもの”という行動理念があるようなので頼り強さを感じることができると思う。僕にはそういうの一切ないからな。やはりお相手との相性次第だろう。そういうの好きな女性だっているものだと思うので。もしかしたらそういう人の方が多いかもしれない。

男気さんは首都圏出身なのであるが、家父長制を尊んでいるようで、僕ら夫婦がお互い自由にやりすぎていることに対して少々面食らっていた。以前お正月に僕と妻がお互い実家に帰りたいけどスケジュール的にどちらも行くのは難しいよねという話になったときにそれぞれの実家にソロ帰省した話をしたときは「え、そんなのありなんですか?奥さん、嫁いできたんですよね?」とたいそう面食らっていた。嫁いでもらったという感覚ゼロだったのでそういう考え方もあるかと感心した。

話は少々ずれてしまったが、男性でもかわいいもの好きというのことはごく自然なことであると思うし、ただの好みでしかないと思うわけである。ただ、男女の脳の作りとかそういったことで好みが分かれるというのはあるのかもしれない。調べてないのでまったくあてにならないけど。

こういうふわっとした考え、こどもに伝えるのって難しいんだろうなぁ。世のお父さんお母さんってすごい。

さ、ややこしい話はここまでにしてなんか綺麗だったから写真撮ろうとしたけど全然上手く撮れなかった月の写真で本日はお別れでございます🌖