普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

夏にファイトをしぼりだしてほしい

これからの10日間の天気を見てげんなりしてしまった。まったく晴れない。それどころか半分くらい雨だ。季節の変わり目には長雨がつきものなので、下手したらこのまま夏が終わってしまうのではないかという懸念すらある。

本当に終わってしまったら夏が短すぎる。というか去年もそうだったと思うのだけど、夏と言えるくらいに夏らしい期間というのが1ヶ月程度しかない。

おい夏よ、最近変わったねとか言われないかい?前に比べて距離をとりたがるというか。1年ぶりに会ったっていうのにすぐ帰ろうとするなんて薄情ってなものじゃないかね。なんなら僕はずっと一緒にいてもいいんだぞ。結婚すら考えてる。それくらいの思いを受け止めるだけのキャパは以前の君なら確実にあったさ。

現状、これ以上およよと夏に泣きついても事情は改善していきそうもないのでこうなると自分から動くしかない。帰ってしまうなら追えばいいのだ。例えば南国に移住などという形で。

しかし僕にはそれができない。なぜなら南国は虫が大きそう(偏見)だからだ。僕の虫嫌いは相当なもので、職場の女性従業員の会社の飲み会嫌いくらいには嫌いだ。そのうえ、噂に聞くところによると沖縄に出没するgkbrは子供の握り拳ほどの大きさはあると言う。そんなもの見てしまったら第三の目が開いて解脱する。一周まわって涅槃に辿り着いてしまう。それくらいに心の安寧を保つ自信がない。

夏がこのまま終わりそうという不安さえなければ南国の巨大家庭内害虫に対する不安な気持ちなど抱かなくてもよいのだ。がんばれ夏。こらえろ夏。

虫嫌いといっておいて虫の話を続けてしまうのたけど、このあいだふと羽蟻について思いを馳せた。

だって、蟻としての外見はそのままに翅だけが生えているのだ。それってあらゆる動物にいまの外見のまま翅だけが追加されるということになる。

もちろん必要があっての翅なのだろうけど、そうだとしても翅以外の部分を変更なくモデルチェンジを繰り出してくるというのはそうとうにレアケースなのではないだろうか。

さっきちょろっと調べたら特定の時期に女王アリとの新婚旅行のために翅がはえると書いてあった。ますます驚きである。あれは空き缶が結びつけられたオープンカーと同じような役割なのか。

そもそも、フォルムを変えずに翅だけ生えて、いきなり飛べているのもすごい。実は免許制だったりしないだろうか。いきなりの飛行、危険。

先ほどから翅といっているけど、どうせ生えるなら羽がよい。というか翅は嫌だ。いくら飛べても翅ならない方がよい。めちゃくちゃ容姿が好みのひとに翅が生えていたらどうだろうか。けっこう引いてしまうのではないか。

その点、羽ならファンタジー感もあるので安心だ。でもいきなり生えてもどう考えても食べる気はしない。イカロスは飛んでいたけど、たぶん彼、肩にちっちゃいジープ乗っけてんのか(ボディビル大会の掛け声)みたいな背筋しているんだろうな。

 

なんだか話がとっ散らかってしまったが、夏の終わりを憂いているのだ。夏が短くなるならなるで地球パイセンからオフィシャルなお知らせが欲しい。

いっそのこと覚悟を決めて羽をはやして南国にに飛び立てるよう日々鍛錬していくしかないな。

 

せめて夏空を祈念して清々しい写真貼っときます。

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