普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

へぎそばに見出すアヘ感

在宅勤務が多い中、出社時のメインイベントはお昼ご飯であると書いたことがあったが、仲の良い定年派遣おじさんも同じことを言っていた。

昨日は出社がかぶった日だったのでお昼ご飯を一緒に食べに行くこととなり、何にするか迷った結果、そばを食べに行くことなった。ひとりで食べに行くとしたらチョイスされない献立なので新鮮だ。

そのそば屋はへぎそばをウリとしているそば屋のようだったので素直にへぎそばを頼むことにする。でもそれだけでは寂しいからと天ざるへぎそばをオーダー。

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豪華だ。出社のメインイベントを張るだけの画力は確保できたと言えるだろう。食べる前から満足感を得つつ、へぎそばの「へぎ」ってなんだろうと思いながらもおじさんに聞けないまま食べ進めた。

実際のところは頭のなかで「へぎぃぃ…!へぎぃぃっ…!」と謎のアヘ感のある語感がぐるぐるとまわっており、ハラスメントな脳内であったことを告白しておく。

ちなみに食べ終わった頃に妻に「へぎぃぃっ…!」とLINEを送ってみたが無反応だった。露出しきっているのに相手にされない露出狂のようでつらい。変態性もリアクションあっての変態性であり、ひとりで完結することは困難であるのだなという知見を得た。

きちんとした情報も書いておくと、へぎそばは布海苔をつなぎに使ったそばであり、「へぎ」といわれる木の器にもられることからへぎそばといわれるとの由。当然のことながら「へぎ」に官能性はない。

布海苔がつなぎに使われることで小麦粉などをつなぎとするより喉ごしがよいということで、たしかにそうだったなとは感じたが、個人的にはもっとそばの香りが強いもののほうが好みだ。

喉ごしのよさもありするすると食べ進めたものの、おじさんは異常な速さで食事を食べ進めるので食べ終わる時間にかなりのラグが生まれてしまって気まずかった。しかもおじさんはそばとカツ丼を平らげているのだからご健啖である。

出社時のメインイベントも終え、午後の業務も何をしていたか覚えていない程度には問題なくこなし退社。

その帰路にちょっとお気に入りの台湾料理屋があるのだけど、コロナだのなんだのの影響でしばらく休業していたが、開き直ったのか最近営業を再開しているようだった。

お店の表にメニュー写真が貼り出されており、おいしそうだし持ち帰りもできるなら何か買って帰ろうかななどと眺めていたところ、ほのかな違和感が。

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ほー、和牛のにんにく炒めねー、おいしそうねー…

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てこれ、合ってる?ここに載せる写真として。他の料理はちゃんとした料理なのにこれ調理前っていうか素材じゃないの。しかも一緒ににんにくが写ってる様子もないので材料の一部。

これはむしろ気になる存在だ。昨日はうろたえてスルーしてしまったが機会をみはからって絶対に食べよう。直近の目標ができてよきことだ。

おいしいものはひとを元気にするとわりと本気で思っているのできちんとおいしいものであることを期待する。調理後のイメージがわからないけど。

あの写真のまま渡されるという展開もアツいといえばアツいのでそっちも期待しておこう。