普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

訪れるラーメン屋総味集中カウンター化

昨日、昼食にラーメンを食べに行ったら、コロナ対策としてひと席ごとにパーテーションが設けられていた。

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これだけだとわかりづらいかもしれないけど、めっちゃ狭えんすよ、これ。

僕は成人男性としてはかなりミニマルな体躯の省スペース人間なのだけど、その僕をもってしてもかなりの圧迫感を感じた。たぶん普通くらいの体型のひとなら相当に窮屈だろうし、加圧トレーニングしすぎてるひとなら半身しか入らないと思う。

全然参考にならないと思うけどラーメンが来た後の写真も一応載せておこう。

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写真左側、パーテーションとラーメンの距離ね。とても近い。

ラーメンを食べながらうまいよりも狭いのほうが脳内を支配することってそうないことだろう。そういう意味では貴重な体験ができました。ザ・ポジティブシンキング。

ポジティブシンキングとは言ってみたけど京都のひとの嫌味っぽさがあるな(超偏見)。素直な感想ですのでまっすぐ受け止めていただきたい。

昨日のラーメン屋はコロナ対策でパーテーションが設けられているわけだけど、コロナ前からパーテーションを設けていたラーメン屋があるじゃないか。

みなさんご存知、天然とんこつでおなじみの一蘭、味集中カウンターだ。

文字通り味に集中するために周囲の情報をカットするためのもので、初めて入店したときは大層おどろいた。と、同時に畏怖の念を抱いた。こだわりとかってレベルでここまでやらないだろうと。考案者はめちゃくちゃこだわりの強いひとに違いない。僕みたいないい加減人間は会っただけで怒られそうだ。

ラーメンの提供も独房に食事を出すときみたいにキッチン側の壁の窓が開いて店員さんの手とラーメンだけが見える状態で提供される。

色々情報を遮断してラーメンのみに意識を向かわせたい一心なのだろう。孤独もまた調味料ということだ。ここまでくるとエンタメ感が出てくる。ちょっとディズニーのアトラクションっぽいもの。カントリーベアの隣くらいにあってもおかしくない。

いろいろ言っておいてあまり一蘭に行ったことがないというのも無責任なので明日職場近くの一蘭に行こうと思う。いい加減さが即バレして入店しただけで怒られたりしないだろうか。という発想がパラノイアだけど大丈夫だろうか。

エス!大丈夫!

はい、仕切り直したところでラーメン屋のパーテーションですよ。要は味集中カウンターじゃないかと。そう思えば狭いよりもうまいが俄然優勢となるだろう。そう思って次に昨日のラーメン屋に行ったときは味に集中しよう。

いろいろなラーメン屋のカウンターが味集中カウンター化していくのを一蘭はどう思っているのだろうかと調べたところ、どう思っているかはよくわからなかったけれども味集中カウンターの特許はとっていることがわかった。もうすごいな、ほんと。

え、じゃあさまざまなラーメン屋が特許を侵害しているのではと少しだけ調べたところ、仕切りをすることに対しての特許ではなく、あのスタイルそのものの特許とのことなので問題ないらしい。スタイルの特許ってかっこいいな。

でも僕はただの仕切りを味集中カウンターとしてとらえることにする。そうでないとうまいより狭いが勝ってしまうから。あとカントリーベアの隣にあってほしいから。

ラーメン屋の総味集中カウンター化が実現するのも近いかもしれない。