普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

横たわる悠久

世間は10連休。そして僕も10連休。

こんなに長い休みはかなり久しぶりだ。学生のとき以来かもしれない。

と、思ってみたものの、僕はフリーターだった頃にちょくちょく無職の期間があったのでいうほどでもないかもしれない。

一番の違いはただの休みなのでお給料の心配をする必要がないということだ。

そういう懸念事項のない長期の休みと考えると学生のとき以来だな。

 

そういったわけで10連休の3日目。

予想はしていたことだけれど、何もしていない。酒を飲む以外の事をしていない。

そもそも予定すらたてていなかったのでこうなることはある程度見えていたことではある。

でもそれを少し望んでいた部分もあったのかもしれない。

 

金曜などは久々に夜更かししてしまった。連休の入り口ということもあり、解放感からか朝方まで飲んでしまった。

当然のように妻にしこたま怒られた。怒られたというより心配をかけてしまった。

 

朝方まで飲むのは楽しいのだけれど、当然寝る時間も遅くなり、そのうえ深酒しているわけだから、次の日の起床時間はいつもよりだいぶ遅くなる。

なんだかんだと準備をしているうちにほぼ夕方みたいな時間となり、軽い食事を済ませたらまた飲み屋の開く時間になるものだからまた飲みに行ってしまう。

 

これはいかんと思い、日曜はさすがに自粛して飲み屋には行かなかった。でもなんだか夜が更けていくにつれてなんとなくまた飲みたくなってしまったので家で少しだけ飲んだ。

しかも冷凍のピザまで買いに行ってしまった。これはスマートさとはかけ離れた行動であった。

しかし反省こそしたが後悔はしていない。

そのとき食べたいと思ったものがすぐ手にはいるというのは幸福なことだ。

 

そして本日、かなり適当に朝ごはんをすませ、平成最後の喫茶店へということで、妻お気に入りの高円寺の喫茶店へ。

ママはちゃきちゃきとしているひとで気持ちのよい人物だ。オープン直後に入店したのだけど、続々とひとがきていた。愛されているお店なのだなあとしみじみ感じ、サンドイッチを食べた。

 

今日は月曜日なので透析を受けなければならない。いつもより早く入室はできているからいくぶんかはましなのだけど、せっかくの連休も透析には行かなければならないのでわずらわしさを感じる。仕事の日に透析を受けるよりもそれは強く感じるかもしれない。

もともとマストの用事があって、その前に空き時間があるという状況が苦手だ。

なので、仕事前に早起きをして何かをするとか、午前休みをとってそのあと仕事に行くとかそういったことができない。

なんだろうか、時間の配分が下手だから落ち着かないのかもしれない。

 

でもせっかくの連休だ。透析終わりにはまた飲みに行く計画をたてている。

こないだ久々に行った店にtakenというかなり好きなハードコアバンドのツアーのポスターが貼ってあり、行けなかったのは残念すぎるけどこれはどういうことかとたずねたら、その店のバイトの子がサポートアクトとして一緒にツアーをまわっているという。

大好きなバンドと一緒にツアーをまわっているということは、もしかしたら結構同じ系統のバンドで好みなのではないかと調べてみたらどストライクだった。

そのバイトの子が今日は出勤しているというので音源を本人から直接購入しようという所存だ。

せっかくだからと当然のようにその店で飲むのだけれど。

 

こんな具合で休みが溶けていくのは寂しいようで少しの心地よさというものはあるかもされない。