普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

後ろ盾(クーラー)ありきの夏好き宣言

暑い。とにかく暑い。だがそれがよい。暑いのもそれなりに弱りはするのだけど、冬の寒さに比べれば生命の危機は感じない。そして何をするにも一呼吸おくことなく行動に移せる。冬の寒さの前ではあまりにも僕は無力だが、夏とは仲良しだ。ダチ公である。

ただしそれもクーラーありきの話であることは言うまでもない。35度という体温にも迫ろうかという狂気じみた気候とお付き合いするのにクーラーという後ろ盾なしの無防備な状態ではとてもとても。クーラーがなければ夏の暑さなど反社同然の悪鬼である。

聞くところによると梅雨も明けたらしく、いよいよ夏として本番というところで本日は在宅勤務であった。先述の通りクーラーなしで家で仕事など少しも考えられない話である。そのはずなのだけど、朝の早いうちから扇風機の風を浴びながら仕事していたら、なんだかんだでそのまま1日クーラーに頼ることなく仕事を終えてしまった。夏ともいよいよ付き合いが長くなってきたことだし、クーラー氏を介さずに腹割って付き合えるようになってきたということだろうか。それか僕が反社に寄ってしまったか。いずれにせよダチ公としての仲は深まりつつあるようだ。

とはいえ、まだ間には扇風機氏がいる。夏の酷暑を悪として考えたとき、後ろ盾となるクーラー氏は公安所属くらいに安全を担保してくれる存在であると考えられる。それを考えると扇風機氏は元ヤン、族上がりの刑事くらいには暑さ側の存在だ。気温を下げるということではなく風を起こすことによって体感的な涼しさを生み出そうという根性論っぽさ、暑さ解決への透明性の低さがうかがえる。まあ今日1日ずっとご一緒してたわけですが。

それでもクーラー氏にしろ扇風機氏にしろ警察関係者であることには違いないし、いてくれるのとそうでないのでは暑さ対策に雲泥の差がある。

そこで考えなければならないのがうちわ氏の立場である。暑さへ立ち向かう術は風。あまつさえ人力。そこに正義はあるのか。

答えは否。

自分であおいでいるうちに逆に暑くなってくるなどということだってあり得るだろう。暑さに抗おうとしているのに暑さに飲まれるのである。善人のふりをして近づいて来て、心を許そうものならそのときはもう手遅れ。汗だくである。あっついなー、あっついなーってうちわであおぎ続けて涼しくなったためしがない。

これはもうあれだ、「警察署の方から来ました」というタイプのひとだ。絶対に気を許してはいけない。うちわとかいっちばん悪いやつなんでみなさんも気をつけてくださいね。

夏が来た事が嬉しくてその喜びを綴ろうかと思っていたのになんだかいつの間にかうちわをディスりまくってしまった。いや、まあうちわもいいとこあるんですよ。電気なしのスタンドアローンでいけるし。あと携帯しやすい。ただ実力があまりにない。あんまり無理せずに打ち水あたりと仲良くやってればいいんじゃないかと思います。

今日は特にあげるような写真もないかなと思ったのだけど、1ヶ月前くらいに買って来てもうダメかもしらんねと諦めかけていたミニサボテン栽培セットから発芽してたのでせっかくなんで見てってやってくださいな。まあ暑さにちなんでそうといえばそんな感じもするので。

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遭遇 猫アニキ

出社しようと家を出て自転車を取り出そうとしたところ、猫がいた。

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この猫、近所の野良なんだか飼われているんだかわからない猫なのだけど、とにかく愛想がない。愛想振りまいてほしいとは思っていないのでそれはそれでよいのだけど、なんとも味わい深い表情をしているのだ。

この地域に住まうものとしてはおそらく僕ら夫妻よりも先輩であると思われる。無礼があってはならない。しかし朝の出社時だったので時間もないことだしとりあえず「おはようございます」と一声だけかけ会社へと向かった。

仕事のことはともかく、1ヶ月ぶりに家系ラーメンを食べたことに満足し午後の仕事も盛り上がったところで疲れたので帰ることとする。

家に近づき、さて自転車を停めるかと所定の場所に立ち入ると

いた



なに見とんのや

まだいたのかこの場所が気に入ったのかはわからないがとにかくいる。しかもめちゃくちゃ味わい深い表情で。

「こんにちは」

きちんと礼儀正しく挨拶をすると

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リラックスモードに戻ってまた眠り始めた。地域のものとして認めてもらえたのだろうか。今後もこの場所をお気に入りにしていついてくれたらよいなと思ったけれどもそこはお猫様、適当にこちらに気を持たせておいてそういうときはしっかりツンを発揮するのだろうな。そして忘れた頃にデレるのだ。

知ってます、知ってますとも。今まで散々振り回されてきたのだもの。でもそういうの嫌いじゃないんだぜ。ていうかむしろ好き。そしてただただ可愛いよりもこの猫くらいに味わい深い顔の猫の方が何かこう…振り向かせたいという気持ちになるものだ。

写真をご覧いただいてお分かりかとは思うが、味わい深い表情であるのは間違いのだけど、単純に猫相(人相的な)が悪い。カタギの表情をしていない気がする。やはり野良猫なのだろうか。家猫と野良猫って決定的に表情が違うと思うのだ。おそらくこの猫、人だったらひとを蹴り殺すタイプだな。

少し前にカルガモが喉元から出血し息絶えていたのだけど、もしかしてこいつがやったのではとまで思ってしまう。捕食するわけでもなく喉元食いちぎって絶命させるなんてよほどのだぞ。カモが息絶えていたのは家の前の川の川べりだったのだけど、なんだかこの川、消火器が投げ込まれていたり自転車が投げ込まれていたりとアグレッシブな出来事が多い。もしかしてすべてこの猫アニキの仕業か…?

などと見た目で判断しなさんなという話であるのでこの猫アニキにはもっとフラットに接するようにしよう。

そう思った一連の出来事が昨日。今日出社しようと自転車置き場に行ってみたらまんまと猫アニキはいなかった。そうだろうね、そうだろうと思ったよ。またのお越しをお待ちしておりますよ。

最後に知人宅に住まう、猫アニキとは住む世界が違いすぎる猫の写真をご進呈して本日はこれまで。

こういうリラックスモードだってある



 

 

 

なにごとにも「はずれ」はある

ウーバーイーツといえば利用する人間からすればもうほぼインフラと言って良いくらいには浸透しているサービスであると認識している。

しかしその評価はさまざまである。けっこう良くない風評というのも見聞きするのだけど、なんだかんだ言って大丈夫だろうと僕は特に抵抗なくウーバーイーツを利用していた。実際特に問題もなく食べたいものを多少割高であっても家まで届けてくれるそのサービスに満足していたのだ。

今日までは。

結論から言うと、初めていわゆる「はずれ」の配達員にあたってしまったのだ。もうはずれもはずれ。はずれ過ぎて逆に当たっちゃってるんじゃないかなというくらいにはずれの配達員であった。

まず、オーダーから食事が届くまでほぼ2時間かかった。こんなことある?というくらい大胆なまでに甚だしい配達遅延をかまされたのだ。伝票を見たところオーダー自体はこちらで頼んだ時間とずれていなかったのでおそらくお店は悪くない。

ウーバーイーツは配達員が配達物を受け取ると配達員が今どこにいるか地図上でわかるようになっている。ここが謎でしかないところなのだけど、今回の配達員は配達物を受け取った後、僕の住まいと真逆ともいえる場所に向かい、かなりの長時間滞在していることが確認できたのだ。

え、なに?もしかして一回家帰った?眠くなっちゃったの?謎は深まるばかりだが、配達員に動きはない。こちとらおなかぺっこぺこでお昼ご飯頼んだってのになんでスマホとにらめっこしなきゃならないんだ。もうこのときお腹が空き過ぎてちょっと変な汗をかいていた。

変な汗も滴り切った頃にようやく配達員に動きがあった。多分1時間は同じ場所にいたんじゃないかな。なによりひとの食べ物持って1時間余計なことする根性ってどうなっているんだ。いや、まあいい。とにかく僕のお昼ご飯を可能な限り早く届けてくれ。話はそれからだ。

今か今かとスマホを睨みつけ、「あと1分ほどで到着します」とアプリからのアナウンスが入ったところで受け取るスタンバイのため玄関に向かった。普通そんなことしないのだけど、それくらいお腹が空いていたのだ。お腹空いているとかは関係ないけど、犬と猫が飼い主が帰ってくる前に玄関に向かうムーブするときってこのくらいのタイミングなのかもしれない。

さあ、受け取り準備は万端だ。いつでも来な!と、ドアに手をかける勢いで待ち構えていたのだが全然チャイムが鳴らない。

なんで?地図上でもすぐそこにいたし、どう考えても1分かからないで到着のはずだ。どこまでも謎すぎるんだよ、この配達員。到着直前に時空の渦にでも飲み込まれたか。

数分ドア前で待ち構えたところでやっとチャイムが鳴った。フライング気味にドアを開け注文の品を受け取ったは良いのだが、配達員からなんのフォローもないどころか一切の挨拶もなかった。他の配達員だと全然待ってなくても「お待たせしましたー」とか「またよろしくお願いしますー」とか愛想の良いこと言ってくれるひとがほとんどだと言うのに無言。無言ですよ。なんならちょっとふてくされてた。なんで君がふてくされとるのかね。お腹空かせて待ってたのはこっちよ?

そのふてくされ受け渡しムーブはとなりのトトロでカンタがおはぎを渡すときの無愛想さが感じられたのでもしかしたら慣れたらいいやつなのかもしれないな。あの配達員。いや、ないか。

この日は妻も在宅勤務だったのでようやく緊迫の食事待ちタイムから解き放たれゆるりと食事となった。お米の温度がそこそこ保たれていたのが不思議というか不安というか微妙な気持ちになったりしたが、そこはあのウーバーバッグがすごいのだと自分に言い聞かせ箸を進めた。

結局仕事などそっちのけでお昼ご飯調達に夢中になってしまった。食は大事なのだなと改めて気付かされた格好である。

ちなみに、配達員が把握しているかどうかはともかく、さすがにウーバーイーツからオーダーのうちの一部返金があった。たぶん1デリバリー分のギャラくらいなのではないかと思われる。

こんなことはあったけど多分今後もウーバーイーツは利用するんだろうな。次回はぜひきちんとしたひとに配達してほしい。

あ、ちなみにこれはクレーム的な感情でなく、あった出来事の感想ですのであしからず。

それでは待ち焦がれたお昼ご飯をどうぞ!

なんか写真が縦になってしまうんだけどまあいいや。



 

 

今ご飯で揚げパン出されたら泣いちゃう

久々にお題でもと確認をしてみたら「好きだった給食メニュー」の文字が。最後に給食を食べたのはもう30年以上前になるので記憶は曖昧ではあるが、思い出される献立はやはりある。

麻婆豆腐風の何か、みかんの入った酢の物、ミートソース風のもので食べるソフト麺、そして揚げパンだ。この中でも揚げパンに関しては明確に楽しみにしていたといえるだろう。その他の献立に関しては今食べたら「え?これってこの感じで合ってる?これで完成?」と問いただしてしまいそうな食べ物だったような気がする。なんだか料理人のセンスって感じの食べ物ではなかったな、今思えば。

独特すぎる献立の話は置いておいて「好きだった給食メニュー」の揚げパンだ。誰もが知っている食べ物だと思っていたのだけど、妻に聞いたら給食に出たことはないらしい。地域なのか、年代なのかはわからないが知らないひともいるかもしれないので一応説明しておくと、コッペパンを素揚げしたものに砂糖をまぶしたものだ。しかも暴力的な量の砂糖を。この年齢になってみると提供されたら卒倒してしまいそうな一品ではあるが、子どもはまあ好きだろうなというのは納得できる。

ウィキペディア「揚げパン」の項目より転載

掲載した写真はまだ上品な方で、実際に給食に提供されていた揚げパンはワックス塗りたての床以上に見てわかるくらい油でテカっていた。恐ろしい。しかもこれを主食として何かしらのおかずを食べていたのだから食事としてどうなってんだという話である。

でも考えてみたら油と砂糖で摂取カロリーを底上げするということも考えての結果がこれだったのかもしれない。と、思いウィキペディアを読んでみたところ、休んだ児童にパンを届ける際、保存が効き、時間の経過したパンを食べやすくするために加工したと書いてあった。具合悪くて休んでるのにめちゃくちゃ油っこい暴力的な食べ物を渡されて果たしてその児童は素直に喜べていたのかが気になるところである。

書いていて思い出したのだけど、揚げパンには亜種が存在しており、調理方法等は一緒でありながら色が緑色の「うぐいす揚げパン」が提供されることもあった。要はまぶされるものが緑なのでうぐいすとしているわけだけれども、あの緑の、なんだったんだろう。今調べたらうぐいすきな粉だそうで。給食のとき口にしてそれ以来口にしていない食べ物ランキング1位にグイグイ躍り出てきたぞ、こいつは。素揚げしたパンに緑色のきな粉をまぶそうとしたその発想には脱帽だ。こうして30年以上経った今も脳裏にそのイメージは焼き付いているわけなので。ちなみにうぐいす色の元となっていると思われる鳥のうぐいすだが、実際は緑じゃないとのことだ。とんだ濡れ衣である。

揚げパン、すごく好きだったなという記憶は確かにあるのに、こうして思い返してみると今食事として提供されたら真顔になってしまう食べ物でしかない。「これを…食えと…?四十路に…?」めちゃくちゃナチュラルに口をついて出てしまいそうだ。怒っているとかではなく、単純にどういう気持ちでこの油に浸った炭水化物を提供してきたのかを聴取したくなると思うのだ。なんだかもう食べ物としての構成に恐怖を感じませんか。これもひとつの老いなのだな。

揚げパンについては思い出してみると「あれ?おかしいな…」という結果になってしまったが、もしかしたら逆に今食べたらありと思える献立も存在するかもしれない。冒頭で触れたように酢の物にみかん(缶詰)が入っているのとか全然意味がわからなかったけど、今ならそういったおかずに果物を入れるという行為も一定ラインで納得できるものがある。

ま、ご飯出してもらっておいてつべこべ言うなって話ですよねといえばもうそれは反論の余地はないわけでして。みなさまにおかれましてもよき給食思い出しタイムを過ごされますようお願いいたします。

それではまた次回🍚

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雰囲気アートってある

謎に上昇している炎症値の原因を突き止めるべく、消化器内科を受診してきた。前回くらいの記事にも書いたようにうっすら胃が痛いだけなわりには妙に炎症値が高い。僕は元々憩室炎という腸の炎症も起こしやすい体質なのでそこの線も疑っていた。まったくの無症状ではあるのだけど。

結果からいえば憩室炎の所見はなく、胃もまあ良くもないけどそんなに悪くもないんじゃない?程度の半端な状況だったようで、お医者さんから「で、何しにきたん?」感はただよっていた。その辺りはっきりさせるために来たわけなんですが。

懸案事項の胃カメラについてはどうしてもやらないといけないということもないけど、やりたいならやってく?といった「駅近いし歩けちゃうだろうけど、どう?車乗ってく?」くらいのテンションで話を持ちかけられた。しかしそこはすかさずこの夏会社の人間ドッグ胃カメラ実施の旨を伝えることでなんとかあの異物を喉奥にぶち込まれるのを回避した。こういうときの口八丁っぷり、我ながら大したもんだなと思う。夏に胃カメラやるには本当のことではあるけれども。

結果、CTスキャンのみ実施してお腹の中をぐるぐると輪切り撮影するだけにとどまった。あのあたりの痛みが伴わない大型の医療機器でする検査って結構好きだ。なぜだかいつもAKIRAを思い出しながら検査を受けている。自分の中の近未来感みたいなものを大型医療機器に見出しているのだろうか。

受診の結果自体は特に問題なく、安心できるラインの検査結果ではあったからよかったのだけど、待ち時間がまあ長かった。病院なんて待つものだということをよく理解しているタイプだとは思うが、そんな僕でも相当長く感じたのだからよほどだろう。なにせ4時間かかった。その4時間中たぶん3時間半は待ち時間だった。

昨日は午前半休を取得しており、その時間のうちにおさめるつもりだったのにまるっきりおさまらなかった。職場には時間休というシステムがあるのでそれも利用してなんとか全休は避けたが結果的に2時間しか働かなかったのだからこいつ何しに会社きてるんだと思われても押し黙ることしかできない。病院といい職場といい1日中「で、何しにきたん?」の1日だったな。

待ち時間の間スマホを見るなどしつつも周りを観察していたところ、額に入れられた何かが飾ってあるのに気づいた。病院だけではないけど、どういった意匠なのかいまいち掴めない雰囲気アートが飾られていることは多い。病院の壁に掲示されたそれもまた例外ではなかった。

これは…いいもの…なのか…?

正直、どう見てよいかわからない。良いのかそうでないかもわからない。そもそもこのタイルみたいなものを敷き詰めるという種類のアート作品って結構メジャーなものなんだろうか。アートに造詣があるわけでもないのでそこは推し量ることもできないが、来院するひとびとの目につきやすい位置に飾られることを許されたのだからそれなりにそれなりなのだろう。僕からするとチェコあたりの広場の床っぽさあるな、くらいにしか思えないわけだけれども。風情のないことで申し訳ねえです。

待ち時間のしばらくの間この作品を眺めて「ほ〜、なるほどねぇ」みたいな顔をして色々な角度から眺めてみたりしたが特に何の生産性もないことに気づき自然とフェイドアウトした。ちなみに隣とその隣の柱にも同じ種類の作品があり、そちらは扉っぽいものが描かれたものだったりとこれに比べるともう少しキャッチーだった。もしかしたらセット販売モノかもしれない。こういうのは職員が画廊で購入してくるのだろうか。謎だ。

こうしてアートに対する造詣も深まったところで検査結果が出て診察を受け、前述の通りのなんとも煮え切らない受診結果を持ち帰り病院を去った。

これだけ時間がかかってもはや職場に行く意味あるのかな、くらいに時間が押してしまった場合、ふだんなら開き直って仕事など休んでしまうのだけど、この日は先日送別会を開いたシニア派遣の方が最終出社日だったので是非ともお見送りをしたい。それもあって意味があるんだかないんだかわからない出社をしたのだった。

ついでに言うと仕事の後、送別会(最終出社日バージョン)が執り行われる予定もあったのでそれも休むわけにはいかない理由のひとつだった。というかほぼ理由それだな。

その会でまた新鮮な体験ができたのだけど、長くなりそうだしまた別記事で。

かいつまんで言うと銀座デビューしました。な、ええじゃろ!ではまた次回!

 

 

胃カメラ中の見た目って変態プレイっぽさがある

最近うっすらと胃が痛い。痛くてやってられないというほどの痛みではなく、「ん?なんか違和感が・・・ってこれ胃の痛みか!」というくらいの規模の痛みである。

ふだんであればこのくらいの症状あまり気にせずやり過ごしてしまうのだが、血液検査の結果でCRP(炎症反応)の値が異常値を叩き出していたため一応病院に行くことにした。今書いてて思ったけど、透析の病院は「病院に行く」にカウントしていないことに気づいた。がっつり病院だというのに慣れって怖いですね。

ちなみにその炎症反応の値なのだけど、0.3あたりまでが正常値のところ、6とかそれくらいまで上がっていた。わかりにくいかもしれないけれどもこれってまあまあの値なのだ。インフルエンザにかかって高熱を出してもそこまで上がらないものだと透析の病院のお医者さんは言っていた。

そんなまあまあの数字だというのにそれらしい症状がほぼない。強いて言うなら冒頭に述べた胃の痛みくらいだ。でも多分これが原因じゃないような気がしている。それを確かめるためにもやはり病院に行くべきだと重い腰をあげたのだった。

珍しく真面目体調と向き合って週明けに近所の総合病院へと向かったのだけど、週明けの病院は混雑する。予約があったわけでもないのでかなりの待ち時間が予想された。病院で待たされることに関しては相当に訓練されているので問題なしだ。

小1時間が経過。事務のひとがやってきてこう言われた。

「今日は予約がいっぱいなのと、いい感じの先生がいないから改めて予約するのをお勧めします。」

ざっくりいうとこんな感じ。もちろんもう少し丁寧だったけれども。とにかく診察を受けることは難しいらしい。まあ、確固たる意志をもって受診しにきたわけでもないしいいかなとあっさりと引き下がって予約をとった。このことを透析の病院のお医者さんに言ったら「わざわざきたひとを返すってすごいですね。そんなことあるんだ・・・」とちょっと引いていた。お医者さん、変なひと多いからその辺りいろんな考え方がありそうだな。

結局明日(木曜)に予約を入れた。もう少し先の日付も提示されたのだけど、胃の痛みがなんだかだんだん治まりつつあるので先にするともう全然痛く無くなって病院からしてみたら「なにしにきたん?」みたいなことになりかねない。互いの時間を有効活用するためにもここはひとつ早めの受診をしておこう。鉄は熱いうちに打て的なところで言うと胃は痛いうちに診ろだ。ちょっと何言ってるかわかなんないですかね。

きちんと診てもらうということになったらCTスキャン胃カメラコースになるかもしれない。CTはまあよいのだけど、胃カメラ・・・!!胃カメラが本当にいやで仕方がない。どれほどいやかといえば、リスケの理由を友達の親戚の叔母の葬儀に出ますのでスケジュール的にちょっと無理ですねと言い放ってしまいそうなくらいにはいやだ。

だいたいにしてあれ、ほぼ変態プレイじゃないですか。強制的に口を開ける器具をつけて口から管を入れてめちゃくちゃえづかせてそれでもその手を止めることなく責め続ける。最終的にもうよだれまみれですからね。絶対にひとに見られたくない姿だ。あの瞬間だけ恥辱と凌辱の世界の住人となる。最近はスコープを鼻から通すという手法もあるらしいのだけど、僕は鼻が小さいのでそれが無理だった。なので毎回変態プレイギリギリの仕打ちを受けなければばらない。今度の胃カメラもおそらくそうなるのだろう。新たな地で恥辱の洗礼を受けるのだ。

まあ・・・考えようによっちゃご褒美みたいなもんですか。ってそんなことは絶対になく、辛いだけなのでなるべく胃カメラというワードを避けた診察を受けられるようにしよう。

ちなみに病院に行った日の昼食がこれだ。

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すた丼。

1ミリも胃に気を遣ってない食事をとっておきながら健康を気にしたっていいじゃない。それではみなさまもよき胃腸責め苦ライフをお過ごしください。

 

 

 

 

脂は脂だという事実に打ちのめされる

またブログ更新をスキップしてしまった。それというのも金曜に同じ島の人が退職するということで送別会をしていたのだ。この2年というもの、コロナのこともありとてもではないが送別会という空気でもなく、退職者がいてもお餞別を渡しあっさりめに見送ることとなっていたが、ここ最近はきちんと気を付けていれば個室かつ限定的な人数で送別会をするくらいはそう問題でもないであろうという空気になってきたように思う。それもあっての送別会開催だったのである。

結果から言うとものっすごく楽しんでしまった。あの感じ、久しぶりだったなあ。メンバーがふだん仲良く飲んでいる定年派遣おじさんや先輩、同じ島の親切で明るい女性職員さん等と思いきり楽しめるメンツであったというのも楽しさに拍車をかけたのであろう。

今回送別対象の方は定年派遣おじさんと同年代のいわゆるシニア派遣の方だった。今の職場に派遣される前は誰もが名を知るような有名どころで役職クラスの人だったと聞いている。しみったれた飲み会はできない。謙虚な方なのでどこをセッティングしたとしても喜んではくれるだろうがこちらとしても去るのが惜しいくらいの会をセッティングしたい。いつも飲みに行くような景色がセピア色みたいな飲み屋ではいけないのだ。

そのようなことからほぼ同様のポジションである仲良し定年派遣おじさんから高級焼肉店での会が開かれることとなった。しかし実のところおじさんが焼肉を食べたかっただけだという噂もある。まあ、僕も最近焼肉食べたいなと思っていたところだったしちょうど良いといえばちょうどよかった。

参加メンバーの中では僕は若手だったのと座った席的にオーダー係としてあれこれオーダーしていたのだけど、知ってはいたがあらゆるものがいちいち高い。お肉とかはまだわかるんだけど、ビールとかまで高いのってどういう理屈なんですかのう。この前日も飲みに行っていたのだけど、そのお店は逆にビールがめちゃくちゃ安かったお店でこの焼肉屋の4分の1くらいの価格だった。お肉とのバランスってことなんだろうか。商売ってのは難しいな。やはり僕は金勘定には向いていない。

つべこべ言っていても物の価値が変わるわけではないので速やかに肉をオーダー。

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これね、牛タンなんですけれども、けっこう本気で今までに食べたことがないレベルの牛タンだった。脂も高え肉食ってんだなと言う具合の脂で、溶けるとか甘いとか食レポで他に言うことないんかいと常々思っていたが本当にそれしか言えなくなるお味だった。伊達に牛タン1皿で居酒屋1回行けるお値段ではないということか。

この他にもロースが絶品だったのに写真を撮るのを忘れてしまったのが悔やまれる。ふだん行くリーズナブルな焼肉屋ではロースって頼まないし、他の誰かがロースを頼んだとしても「ああ、こういうのですよね」くらいにしか思っていなかったが、ロースってなあこんなにうめえもんなのかいと第三の目が開いた。でもまたいつもの焼肉屋に言ってロースを頼んだら「これは・・・ロース??」となって第三の目が閉じそうなのでロースは食べないようにして第三の目を開けたまま保つことにしよう。そう、これはもう思い出と言っても過言ではない。メモリアルな1枚に巡り合ったと言えるだろう。

散々高級焼肉礼賛をしたが、現実は夢のようなことばかりではない。高え脂だなと前述したが、脂はしっかり脂であり、しかもいわゆる霜降り的にふんだんに脂が含まれる。悲しいことだが現実を受け入れなければならない。中年は脂を摂取できる量が著しく少ない。ほんの少し食べただけで「もういいかな・・・」になってしまったのである。

参加者はさすがに僕よりは食べていたけど、やはりそんなに大量には食べられなかったようだ。でもおかげで当初の見立てよりも予算的には助かった部分はあるのでこれもやはりやはりバランスという事で結果オーライと考えることにしよう。

その後縁もたけなわとなり無事焼肉酒席は終了。当然のように2次会へとなだれ込んだ。これまた王道だけれどもカラオケと言う流れに。

カラオケも久しぶりだったな。職場のひとと言うことであるとコロナ以降は初だったと思う。そこでもひと通りザ・宴会のテンションで楽しんだりはしていたのだけど結局日付変わる直前くらいまで飲んでしまった。ちょっといきなりハメを外しすぎたかも知れないと反省はした。反省はしたけれども後悔はしていない。このスタイルもなかなか久しぶりだ。これからまた徐々にこのような機会を作っていきたい所存ですよ、まったくもう。ただ、この日は久々に最寄駅以外で遅くまで飲んだということもあってか、記憶がわりとしっかりしていたのが救いだった。やるじゃないか、おれ。

この先少し飲み会なども増えていくのかな。やっぱりそのくらいないと日々の生活って淡白すぎるかもしれない。日々の彩りは会話によって生み出されるのだなと改めて気づいた週末なのでした。

みなさまもよき高級焼肉ライフをお過ごしくださいますようお願い申し上げます。