普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

花粉症の目のかゆみに目薬で”ととのう”

まったく寒くない。それどころか暖かい。

春…到来…!!

春といえば生きとし生けるものすべてが芽吹く季節。うっかり命を落とす確率が格段に下がったことを身体いっぱいで表現したい所存。うかれにうかれまくった日常を邁進すること待ったなしの大確変チャンス到来!といきたいところだが、見て見ぬふりができない懸念事項が。

花粉症のあんちくしょうも春とともに訪れているのである。去年までは鼻がむずむずしようが目がかゆかろうが断固として自分は花粉症であることを認めなかった。というか認めたらいけないという気概すらあった。

takian2000.hatenablog.com

花粉に対するパンク精神をもって「なんか目、鼻がかゆくなる季節」で乗り切っていた(ちょっと認めちゃってた)が、とうとう今年屈してしまった。もうだめ。もう我慢できない。家を出てものの5分で目がばちくそにかゆくなるひとが花粉症でないわけがない。すんません、僕、花粉症でした!あなた(杉)の受粉先はこちらになりますので存分にどうぞ!と犬で言ったらお腹を見せて服従のポーズで花粉を受け入れることとした。

聞けばここ10年で最も花粉の飛散が多いらしい。これまで僕と同じように強がってた(言っちゃった)ひとも今年で陥落したケースは多いのではないだろうか。誰もが心の中で「自分にバイオテクノロジースキルがあれば杉の生殖メカニズムをめちゃくちゃにしてやりたい…!!」と思ったことだろう。過去、僕の友人はこの時期に杉林を通りかかった際「焼き払うか刻み倒してやりたいわ」と、これ以上ないくらいにラジカルなことを言っていたのでそれに比べるとバイオテクノロジーに頼るのは穏当である。

杉花粉に対して完全降伏した格好ではあるが、自分が花粉症であると認めてしまったからにはそれ相応の対策も用意する。簡単に言うと薬に頼るのである。これで僕も立派なカフンショニスト(花粉症患者)だ。普通に薬局に買いに行こうかなと思ったが、もしかしたら透析クリニックのお医者さんに相談したら処方箋でしか使用されないような薬が手に入るんじゃないかなと思って相談してみた。

カフンショニストのキーアイテム

そしたら普通にアレグラが処方された。そういうものなんだ。というかアレグラって薬局で処方されるような薬だったんだな。意外。CMをやっていたくらいなのでバファリンくらいのポジションかと思った。と、思ったらバファリンも処方されるか。いずれにせよお医者さんチョイスなので効果は期待できるだろう。

目薬ももらったし、これで花粉の季節を乗り切ろう。お医者さんが「めちゃくちゃ目がかゆいときに目薬するとすごい気持ち良いですよ!」となぜだか嬉しそうに言っていた。サウナでギリギリまで身体を蒸して水風呂に入る”ととのう”にちょっと似ているかもしれない。花粉症の目の痒みは目薬で”ととのう”。そういう考え方をすれば憎き花粉症も愛すべき存在になるだろうか。

いや、ならない。花粉、憎い。杉、焼き払って刻み倒したい。