今日は3月3日。桃の節句の日であるので行事食が発生する日だ。
今月もはりきって行事食を食した。
桃の節句で食べるものは以下。
・ちらし寿司
・はまぐりのお吸い物
・ひなあられ
・菱餅
・白酒
結果的にいうと菱餅が食べられなかった。探してはみたけれども、どうにも手に入らなかったのだ。どこに売ってるんだ、あれ。
ということなのでこのような感じに。
白酒はどうしたとなるかもしれない。それはウイスキーで代用だ。酒に貴賎なしである。貴賎とかじゃなく種類の話だけれども。
正直にいうと存在を忘れていた。厄祓いのために白酒を飲むということなので、飲酒で厄祓いということであればスコッチをがぶがぶ飲んだのでたぶん来世分くらいまで厄は祓われているであろう。
行事食を食べることそのものが目的なのであまり由来とか理由とかは気にせず食べてはいるのだけど、気にしていないなりに少しくらいは調べてみている。
菱餅、あられ、白酒はなんとなく昔からありそうだし、ひな壇にお供えしたものをありがたくいただくことなのかなと思えるが、ちらし寿司からはあとづけ感がただよっている。しかし主役としての華はあるし、本人もそのようなつもりでいるだろう。
仲良しグループに最後に加入したにもかかわらず中心人物としてふるまい「うちらヤバすぎwうちらの感性とか絶対他では理解されないわw」とか言い放つのだ。そして親友のことを「真友」とか言っちゃう系だ。いや、こっちはスタートアップ系のウェブサロンとかやってるひとか。顔晴るとかね。あれすごいよな、うん。
話を戻してちらし寿司だ。てっきり新参かとおもっていたら、実はそうでもないらしい。
平安時代に桃の節句にはなれずしが食べられており、それを華やかにしたものとしてちらし寿司となったという説があるとのこと。
新参かと思ったら古参だった。年下と思ってしゃべってたら結構年上ということがわかった瞬間に変な空気になるやつだ。
しかしいろいろ言いたいことが尽きない説である。
まず、なれずしって。なれずしったらあれよ?寿司界のくさやみたいなものよ?それを節目の日に食べるって。そりゃ納豆や生卵が日常的に食べられる国なだけはある。
ちなみになれずしを仕込んでから食べごろになるのが桃の節句の頃だからということらしい。理屈はわかるが節句でだすか?というチョイスだ。
そしてさらっと言っているが、「なれずしを華やかにしてちらし寿司」の部分。これもう同一人物として扱うのに無理がありすぎないか。
なれずし→ちらし寿司の間にいくつもの寿司を挟まないと到底辿り着けない変貌ぶりである。整形しすぎてもはや別人のような話だ。なれずしからちらし寿司に一回でチェンジするならもう転生するくらいしか方法はないだろう。
考えようによってはテセウスの船的な話でもあるので、ひなまつりの裏には哲学的思想がひそんでいるのかもしれない。しれなくないな。
ひなまつりといえばひな壇である。うちには姉がいるので子供の頃、ひなまつりの時期にはひな壇が出されていた。
あれは女子のために出しているけれども、ひな壇に飾られている道具類はよくできたミニチュアグッズでしかないので僕もひな壇に夢中になっていた記憶がある。特に刀とか男子垂涎グッズである。鞘から抜いたり刺したりを繰り返していた。かわいそうなお子。
そうした子供時代の記憶もあり、ひな壇の写真とかないかなと思ったら写真があった。
多いなー。とりあえず数を増やすとか大きくするというのは単純ながらインパクトが強い。人間こうでありたいものだ。
そして何か面倒ごとを押し付けられそうになった全力で3枚目の写真の人形のような表情で感情をあらわにしたい。
当然のことながら自宅の所有物ではないですよ。たまたま開催していた千人雛とかそんな感じのものだったと思う。なぜか正月に飾られていたけど。
桃の節句については個人的に上々な仕上がりとなったと思っている。ふれてはいなかったがはまぐりのお吸い物もすごくおいしかった。あいつ、出汁力はんぱない。
今月の行事食は17日〜23日のぼた餅まで特になく、ぼた餅で今月分はおしまいだ。
期間が曖昧だけど、要は彼岸のうちに食べればいいという認識でよいのだろう。期間中毎日食えとかだったら真顔のまんじゅうこわいである。
そんなことになったらぼた餅チャレンジで記事一本書きます。
今週のお題「雛祭り」